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Der Ring Des Nibelungen: Janowski / Skd T.adam Nimsgern Schreier Minton

Wagner (1813-1883)

User Review :4.5

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
88691915482
Number of Discs
:
4
Format
:
CD
Other
:
Limited,Import

Product Description

ワーグナー:『ニーベルングの指環』全曲(14CD)
ヤノフスキ&シュターツカペレ・ドレスデン


ドレスデンのルカ教会におけるセッション・レコーディング。上質な音響条件を反映して、オーケストラ・パートを隅々まで聴くことができるスコアに忠実なリファレンス的録音としても有名な存在。しかもそのオケ・パートを演奏するのは東ドイツ時代のシュターツカペレ・ドレスデンということで、ニュアンス豊かなサウンドが改めてワーグナーの書法の繊細な魅力を示してくれるかのようです。
 指揮のヤノフスキ(ヤノウスキー)はドイツの指揮者。1939年2月18日にワルシャワで生まれますが、ほどなく第二次世界大戦が勃発したため、すぐに母親の両親の住むドイツのヴッパータールに移住し、ドイツで暮らすこととなります。最初数学を専攻したヤノフスキですが、やがて音楽の道に進むことを決意、ケルン音楽大学に進んで指揮を学び、さらにウィーンやシエナでも研鑽を積みます。
 そうした事情もあってか、ヤノフスキのCDには独墺系レパートリーが多いようですが、レパートリーそのものは、オペラとコンサートの両面で近現代音楽やフランス物までカバーしていてかなり広く、ヤノフスキの多彩な才能が十分に窺えるものとなっています。
 その緻密な仕上げと隙の無い解釈は、地元ドイツでもファンの心を着実に掴んでおり、激戦区ベルリンにあって、手兵ベルリン放送響の聴衆動員率アップに大いに貢献し、2011年まで契約が延長されるという栄誉にも浴しています。
 ヤノフスキはドイツの歌劇場叩き上げタイプのオペラ統率ができる人物でもあり、シュターツカペレ・ドレスデンを指揮したこの『指環』では、歌手それぞれの持ち味と美しいオーケストラ・サウンドを堪能させつつ、引き締まったドラマ展開を創出しています。
 なお、このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。(HMV)

【収録情報】
Disc1〜2
・ワーグナー:『ラインの黄金』全曲
 ヴォータン:テオ・アダム
 フリッカ:イヴォンヌ・ミントン
 フライア:マリタ・ナピアー
 フロー:エバーハルト・ビュヒナー
 ドンナー:カール・ハインツ・シュトリュツェク
 ローゲ:ペーター・シュライヤー
 ミーメ:クリスティアン・フォーゲル
 エルダ:オルトルン・ヴェンケル
 アルベリヒ:ジークムント・ニムスゲルン
 ファゾルト:ローラント・ブラハト
 ファフナー:マッティ・サルミネン
 ヴォークリンデ:ルチア・ポップ
 ヴェルグンデ:ウタ・プリエフ
 フロースヒルデ:ハンナ・シュヴァルツ

Disc3〜6
・ワーグナー:『ワルキューレ』全曲
 ジークリンデ:ジェシー・ノーマン
 ジークムント:ジークフリート・イェルザレム
 フンディング:クルト・モル
 ヴォータン:テオ・アダム
 ブリュンヒルデ:ジャニーヌ・アルトマイヤー
 フリッカ:イヴォンヌ・ミントン
 ヴァルトラウテ:オルトルン・ヴェンケル
 ヘルムヴィーゲ:ルース・ファルコン
 オルトリンデ:シェリル・スチューダー
 ゲルヒルデ:エーファ・マリア・ブントシュー
 シュヴェルトライテ:アンネ・イェヴァン
 ジークルーネ:クリステル・ボルヒャース
 ロスヴァイゼ:ウタ・プリエフ
 グリムゲルデ:キャスリーン・クールマン


Disc7〜10
・ワーグナー:『ジークフリート』全曲
 ジークフリート:ルネ・コロ
 ブリュンヒルデ:ジャニーヌ・アルトマイヤー
 さすらい人:テオ・アダム
 ミーメ:ペーター・シュライヤー
 アルベリッヒ:ジークムント・ニムスゲルン
 ファフナー:マッティ・サルミネン
 エルダ:オルトルン・ヴェンケル
 森の小鳥:ノーマ・シャープ

Disc11〜14
・ワーグナー:『神々の黄昏』全曲
 ジークフリート:ルネ・コロ
 ブリュンヒルデ:ジャニーヌ・アルトマイヤー
 ハーゲン:マッティ・サルミネン
 アルベリッヒ:ジークムント・ニムスゲルン
 グートルーネ:ノーマ・シャープ
 グンター:ハンス・ギュンター・ネッカー
 ヴァルトラウテ:オルトルン・ヴェンケル
 ヴォークリンデ:ルチア・ポップ
 ヴェルグンテ:ウタ・プリエフ
 フロースヒルデ:ハンナ・シュヴァルツ
 第1のノルン:アンネ・イェヴァン
 第2のノルン:ダフネ・エヴァンゲラトス
 第3のノルン:ルース・ファルコン

 ライプツィッヒ放送合唱団
 ドレスデン国立歌劇場合唱団
 シュターツカペレ・ドレスデン
 マレク・ヤノフスキ(指揮)

 録音時期:1980〜83年
 録音場所:ドレスデン、ルカ教会
 録音方式:デジタル(セッション)
 プロデューサー:オスカー・ヴァルデック
 ディレクター:ヘルムート・ハーヌシュ
 エンジニア:マンフレート・メルヒオール

Track List   

Disc   1

  • 01. Das Rheingold - Oper in Vier Szenen

Disc   2

  • 01. Die Walk・e - Oper in Drei Aufz・en

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Comprehensive Evaluation

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「ワルキューレ」の冒頭で顕著なように、全...

投稿日:2014/01/14 (火)

「ワルキューレ」の冒頭で顕著なように、全体的に粘り気の薄いテンポが特徴的だとは思いますが、それを理解したうえで聴けば、何よりもCDとしての音質の素晴らしさに圧倒されます。濃厚で古風な油絵のような印象ではなく、大画面HDハイビジョンの美しい映像を観る印象です。現代のステレオ再生環境で聴ける音質としては、最高レベルではないでしょうか。DGに良く聴かれるような、狭いレンジに押し込められたような窮屈な音の印象とは、真逆の印象です。SKDの迫力と繊細さを兼ね備えた素晴らしい演奏を、あますところなく聴かせてくれます。この時期のルカ教会での録音もの特有の豊かな音場感と、立体感があり芯のあるサウンド、一音一音の粒立ち、各楽器の細部の表現まで、実にクリアで見通しの良い音づくりに脱帽です。当時のSKDとしても、カラヤンとの「マイスタージンガー」、クライバーとの「トリスタンとイゾルデ」に続く、西側資本との共作というビッグビジネスの大型プロジェクトだったことは間違いないはず。しかしながら、当時としては、手堅いとは言え、(失礼ながら)それらに比すと名劣りのするヤノフスキー指揮となったのには、何らかの事情があったのではないか、と推察せざるをえない。これで巨匠級の指揮者だったとしたら、今ごろまったく違った「売れ方」をしていたに違いない。そんな事に関係なく、いまこの価格で、この高音質な録音の全曲盤「指環」を聴けるのは、ありがたい。唯一難点は、ディスク交換のため演奏の途中で、ずいぶん無神経に突然曲が切れてしまうこと。

oni-bikkuri-syakkuri さん | 山梨県 | 不明

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「指環」全曲は多くを聴いたわけではありま...

投稿日:2013/03/22 (金)

「指環」全曲は多くを聴いたわけではありませんがスマートな仕上がりで聴きやすいディスクと感じました。ドレスデンシュターツカペレの響きは派手ではないですが大変ノーブルで落ち着いた雰囲気があります。カラヤンが同じくドレスデンを振った「マイスタージンガー」も気品のあるものでした。ドレスデンの伝統は素晴らしいです。

コーキロマンハ さん | 兵庫県 | 不明

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アダム、コロ、シュライヤーという不世出の...

投稿日:2013/02/12 (火)

アダム、コロ、シュライヤーという不世出の名歌手の円熟の声が聞けるだけでもこのディスクの価値は不滅です。この録音にやたら難癖をつけている評論家気取りの人もいるようですが、自分が作曲者にでもなったつもりなんでしょうかねえ。

Franzi さん | 不明 | 不明

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