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La Traviata : Carlos Kleiber / Maggio Musicale Fiorentino, Gasdia, P.Dvorsky, Zancanaro, etc (1984 Stereo)(2CD)

Verdi (1813-1901)

User Review :4.5
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
MAGGIO004
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ヴェルディ:『椿姫』全曲
クライバー&フィレンツェ五月祭、ガスディア、ドヴォルスキー、ザンカナロ
1984年ステレオ録音という驚きの完全初出音源が登場!


フィレンツェ五月音楽祭の新レーベル「MAGGIO LIVE」、ジュリーニの『展覧会の絵』などに続いて第2弾に凄いものを出してきました! カルロス・クライバーのヴェルディ『トラヴィアータ』です!
 1984年12月、カルロス・クライバーはフィレンツェ市立劇場でのフランコ・ゼッフィレッリ演出のヴェルディ『トラヴィアータ』を指揮、記録によると公演は12月5、9、12、16、18、20、23日と行われたようです。これまで12月9日の日付のある海賊盤が出回ったことがありますが、音の状態は芳しいものではありませんでした。
 今回「MAGGIO LIVE」がお届けする録音は公演終盤の12月20日のもの、目立つ咳の有無で別日の演奏だとはっきり分かります。これはこれまで出回った形跡のまったくない完全初出音源です。
 クライバーの指揮については多くを語る必要はないでしょう、ここに聴けるのはまさしくライヴのクライバーの『トラヴィアータ』です! フィレンツェの歌劇場ということもあり、クライバーの情熱とイタリアの歌劇場オーケストラの熟達がとても良い方向に作用しています。
 歌手も非常に優れています。ヴィオレッタのチェチーリア・ガスディアは当時まだ24歳という若さ。この2年前にスカラ座でのドニゼッティ『アンナ・ボレーナ』のタイトルロールをモンセラート・カバリエの代役で急遽引き受けて大成功に導き、イタリアのプリマドンナの新星となって人気急上昇の頃でした。これが彼女にとって初ヴィオレッタだったそうです。ガスディアはヴェルディの録音そのものが少ないので、このヴィオレッタのライヴ録音は超貴重。アルフレードのペテル・ドヴォルスキーは日本でも人気を博したスロヴァキアのテノール。この時は33歳、既にスター・テノールとして国際的に活躍していました。ドヴォルスキーはクライバーのお気に入りのテノールで、1981年、1988年とスカラ座来日公演でのプッチーニ『ボエーム』でロドルフォを歌ったのもドヴォルスキーと、絶大な信頼を置かれていました。ジェルモンのジョルジョ・ザンカナーロはスカラ座時代のリッカルド・ムーティに重用されたバリトン。当時45歳でしたが、遅咲きの人だったのでちょうど国際的な人気が高まる頃でした。
 音の状態は放送局の収録のようなバランスの整ったものではありませんが、ステレオで、劇場内の盛り上がりがとても生々しく伝わってきます。未発表録音の発掘がほとんど進まないカルロス・クライバー・ファンにとっては待望の音源、30年前の劇場の興奮をこのCDで分かち合いましょう!(キングインターナショナル)

【収録情報】
ヴェルディ:歌劇『椿姫』全曲

 チェチーリア・ガスディア(S ヴィオレッタ)
 ペテル・ドヴォルスキー(T アルフレード)
 ジョルジョ・ザンカナーロ(Br ジョルジョ・ジェルモン)
 エディト・マルテッリ(S フローラ)
 マウリツィオ・バルバチーニ(T ガストン)
 ジュリアーナ・マッテイーニ(Ms アンニーナ)
 グイード・マッツィーニ(Br ドゥフォル男爵)
 ジョルジョ・ジョルジェッティ(Bs ドビニー侯爵)
 レオナルド・モンレアーレ(Bs 医師グランヴィル)
 オッターヴィオ・タッデーイ(Br ジュゼッペ)
 マリオ・フロジーニ(Bs フローラの召使い)
 アウグスト・フラーティ(Bs 手紙を取り次ぐ男)
 フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団
 カルロス・クライバー(指揮)

 録音時期:1984年12月20日
 録音場所:フィレンツェ、テアトロ・コムナーレ
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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主役3人もクライバーも好調で熱い演奏だ。...

投稿日:2021/03/18 (木)

主役3人もクライバーも好調で熱い演奏だ。ガスディアは意外とピークが短かかったので新しい音源は嬉しい。次第に調子を上げていき、第3幕二重唱はドヴォルスキー共々の入魂の出来。ドヴォルスキーは初めから声も気力も充実している。若々しい情熱がある。ザンカナーロの引き締まったジェルジョ・ジェルモンも格調高い。クライバーはやはり惹きつけるものがある。情熱的であったり、神妙であったり、痛烈であったり、表現の幅が大きく、またそれがことごとく決まっている。 録音は舞台前方の吊りマイクで収録したのだろうか、空間の広がりがあることと、聴衆ノイズもかなり拾っていて、良く言えば臨場感がある。音質は特別な瑕疵はないが、音が浅くてクライバーの魅力である音色を捉え切れていない。それでも大変な名演だ。

Cherubino_492 さん | 東京都 | 不明

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オテロ(数種、ステレオ盤も) ボエーム...

投稿日:2015/01/28 (水)

オテロ(数種、ステレオ盤も) ボエーム(来日公演、辛うじてステレオ) トリスタン(75年?ステレオ、まずまず) ヴォツェック(冒頭数小節欠落 ある意味生々しいステレオ) 薔薇の騎士(数種、最後の来日公演もあり、知っている限りステレオ) 結構出てますよ♪

でんすけ さん | 山形県 | 不明

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DG盤の椿姫の凄さは認めつつ、どうもコトル...

投稿日:2015/01/04 (日)

DG盤の椿姫の凄さは認めつつ、どうもコトルバス(とドミンゴも)の歌唱に馴染めなかった私には待ちに待った一枚(収録日違いのものが海賊盤であるようですが)です。 第一幕はオケ、独唱陣ともにクライバーのテンポに今一つ乗り切れていない感じですが第二幕の後半からは文句無く素晴らしい舞台の記録と言えるでしょう。 音質は特に優秀ということはないですが鑑賞には問題ありません(恐らく客席最前列と思われる咳がかなり大きめに収録されていますが)。 今後オテロやボエーム(あとバイロイトのトリスタンとか…)などのライブが正規に発売されることを祈ります。

G.v.Eisenstein さん | 栃木県 | 不明

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