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高田渡と父・豊の「生活の柄」 増補改訂版

Takehiko Honma

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784784519163
ISBN 10 : 4784519165
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan

Content Description

高田渡の詩精神と、反骨の原点に父がいた。生涯にたった一冊の詩集を残した詩人である父親と、フォークの吟遊詩人・高田渡の物語。盟友・中川五郎の「ライナーノーツ」を付す。

目次 : 明治の男、祖父高田馬吉の話から/ 燃えながら燻っている炎みたいな青春/ この道の端れに明日はあるのかい/ 三代にわたる戦争嫌いの血筋/ 国敗れて山河あり、郷里北方での再出発/ 引越し貧乏一家の東京巡礼/ 深川ニコヨン・ブルース/ 「東京の穴」に墜ちた、父と息子たち/ 高田豊の死と四人の息子たちの巣立ち/ 父と仲が良かった佐賀の叔母さん/ 自転車に乗って駆け抜けた肥前鹿島の日々/ フォークソング吟遊詩人の旅立ち/ 骨壷と花瓶―アディオス、渡!/ 疾風怒涛の京都フォークリポート/ 夕暮れに仰ぎ見る“私の青空”

【著者紹介】
本間健彦 : 1940年、中国東北部(旧満州)生まれ。エディターズ・スタジオ街から舎主宰・ライター。『話の特集』編集者を経て、1969〜72年までタウン誌『新宿プレイマップ』編集長。85年、株式会社街から舎を創立、編集・出版業務を始める。92年10月、インディペンデント・マガジン『街から』(隔月刊)を創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 山田太郎

    なんか最近フォーク関係よく読んでるなと。おやじは単に生活破綻者という気もするけど、そうでもなければかわった息子にもなんないよなと思ったけど、変わり者は末っ子だけでなんでそういうこともないのかな。だいたい聞いたことないけど、なんで読んだんだろう俺。

  • 無識者

    映画館でつい買ってしまった。高田渡の父親、豊の事を通して渡のルーツを探る。高田渡のダメ人間への許容に私は強く共感する。そのダメ人間というのは渡自身意図的かもしれないがそうだし、父豊もそうである。「漣」という詩にそっていうなら「みえるもの」を人のものと素直に認めてしまうのは「バカ」なのだが、渡にしろ豊にしろ「みえないもの」を求めて生きた。しかし最後の「腹減った」が肝で、それだけでは食っていけないという悲しい現実を突きつけられる。その詩の原作が高木護によるものらしいが絶版である。

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