世界のYOSHIMATSUが、プログレ至高の名曲のフルオーケストラ化に挑んだ、21世紀のネオクラシック
TARKUS (タルカス)〜クラシック meets ロック
藤岡幸夫指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
1970年ワイト島フェスティヴァルでの衝撃的なデビューから今年で40周年を迎えるエマーソン、レイク&パーマー(ELP)。今年7月25日にはイギリスの『HIGH VOLTAGE FESTIVAL』にて一夜限りの奇跡の再結成!そんな記念の年に、EL&Pの代表作のひとつである「タルカス」が、フルオーケストラに生まれ変わりました!
「タルカス」は、EL&Pが、1971年に発表したセカンド・アルバム「タルカス」のメインナンバー。全7曲からなる20分ほどの組曲で、原曲の編成はキイボード、ベース(&ヴォーカル)、ドラムス。
プログレッシヴ・ロックを代表する名曲として知られ、当アルバムは全英1位、全米9位を記録した名盤。今回は、この作品の全曲を、プログレファンでもある作曲家・吉松隆が、ほぼ原曲に忠実にオーケストラ化したものです。プログレファンは、クラシックファンとも重なっており、この作品が初演された3月14日のコンサートは、大きな話題を呼びました。
カップリングに、同じくクラシックとロックを融合した「アトム・ハーツ・クラブ組曲」、ドヴォルザークの「アメリカ」をピアノ協奏曲に編曲したもの、そして、現代音楽の名曲「舞楽」を収録。新時代のクラシックとして、オーケストラの新しい可能性を感じさせてくれるアルバムです。(コロムビアミュージックエンタテインメント)
東京フィルの演奏には圧倒されて涙がこぼれた
ラフ・レコーディングの状態で聴いたんだけど、それにもかかわらずあまりに圧倒されてしまい涙がこぼれてきたよ。エネルギー、ミュージシャンシップ、作品に捧げてくれた想い、それら全てがこの作品にこめられていてとても優れていた。各プレイヤーからオーケストラ全体に至るまで、こんな演奏を実現させるかとがいかに困難であるか僕もよくわかっているんだ。実に恐れ多い気持ちでいっぱいさ。是非これを直に聴く機会があればと願っているし、東京フィルハーモニーのようなオーケストラと一緒に演奏してみたいと思う。
― キース・エマーソン (「THE DIG presents プログレッシヴ・ロック」 でのインタビューより)
「現代音楽」と「ロック」を繋ぐ重要な作品
「タルカス」の方は、とにかく、この作品をクラシック音楽界に知らしめたいという熱い思いですね。なにしろビートはロックそのものなのに、変拍子や構成は完全に「春の祭典」系のクラシックの現代音楽でしょう。この曲は、20世紀初頭の「現代音楽」と20世紀後半の「ロック」とを繋ぐ〈ミッシング・リンク〉に当たる重要な作品だと思うんですよ。
― 吉松隆 (ライナーノーツより)
【収録情報】
・キース・エマーソン&グレッグ・レイク(吉松隆:編曲):タルカス《オーケストラ版》
噴火
ストーンズ・オブ・イヤーズ
アイコノクラスト
ミサ聖祭
マンティコア
戦場
アクアタルカス
・黛敏郎:BUGAKU
第1部 Lento
第2部 Moderato
・ドヴォルザーク(吉松隆:編曲):アメリカRemix−弦楽四重奏曲第12番『アメリカ』によるピアノとオーケストラのための−
第1楽章 Allegro ma non troppo
第2楽章 Lento
第3楽章 Molto vivace
第4楽章 Vivace
・吉松隆:アトム・ハーツ・クラブ組曲第1番 op.70b
第1楽章 Allegro molto
第2楽章 Andante
第3楽章 Scherzo : Allegro scherzando
第4楽章 Finale : Allegro molto
東京フィルハーモニー交響楽団
藤岡幸夫(指揮)
中野翔太(ピアノ)
録音時期:2010年 3月14日
録音場所:東京オペラシティ コンサートホール(初台)
録音方式:デジタル(ライヴ)