Orchestral Works, Salome : Zubin Mehta / Bselin Philharmonic, +Don Juan : LAPO, Zarathustra: NYP (8CD)

ズービン・メータ・コンダクツ・リヒャルト・シュトラウス(8CD)

メータがSONYとRCAにレコーディングしたリヒャルト・シュトラウス作品からのコレクション。リマスタリングはベルリンのb-sharpスタジオで実施。
　Disc1、『ツァラトゥストラはかく語りき』はメータ2度目の録音。ニューヨーク・フィルとの演奏は旧録音より1分ほど速くなった熱演。優秀録音でも話題となりました。ロサンジェルル・フィルとの『ドン・ファン』 は、メータ最初期の録音で、ロサンゼルス・ミュージック・センター初のレコーディングとして華々しく発売されたアルバムに収められていたもの。
　Disc2、『アルプス交響曲』もメータ2度目の録音。こちらはカラヤン時代末期のベルリン・フィルとの演奏で、起伏の明解さはロサンジェルル・フィル盤と同じながらも目の詰んだヴィルトゥオジティを聴かせます。組み合わせのホルン協奏曲第1番はザイフェルトがソロを担当。
　Disc3、『英雄の生涯』はメータ3度目の録音。開始間もないアバド時代のベルリン・フィルに客演した際のライヴ録音で、豪快かつスケールの大きな演奏は巨匠の風格。組み合わせのホルン協奏曲第2番はハウプトマンのソロ。
　Disc4、『家庭交響曲』はメータ2度目の録音。カラヤン時代のベルリン・フィルとのセッション録音で、同じ時期にベルリン・フィルはカラヤンとR.シュトラウスの4つの最後の歌と『カプリッチョ』からの曲などを録音していました。組み合わせはバレンボイムのピアノでブルレスケというもの。
　Disc5、オペラからのオーケストラ・アルバム。『ばらの騎士』のワルツに、クレメンス・クラウス編纂による『ダナエの愛』の交響的断章、『インテルメッツォ』の交響的間奏曲、そして『影のない女』の交響的幻想曲を収録。シュトラウスの手の込んだオーケストラ・スコアをベルリン・フィルが高密度に再現しています。
　Disc6〜7、『サロメ』は、エヴァ・マルトンのドラマティックなサロメ役とベルリン・フィルの迫力サウンドが素晴らしいイエス・キリスト教会でのセッション録音。
　Disc8、イーグレンのアリア集はもともとはモーツァルトとの組み合わせでした。
　なお、このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。初回生産限定盤。
　参考までにかつてのジャケット画像を表示しておきます。(HMV)

【収録情報】

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Disc1
リヒャルト・シュトラウス:
● 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』 Op.30

　グレン・ディクテロウ（Vn）
　ニューヨーク・フィルハーモニック
　ズービン・メータ(指揮)

　録音時期:1980年(デジタル)
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

● 交響詩『ドン・ファン』 Op.20

　ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
　ズービン・メータ(指揮)

　録音時期:1965年(ステレオ)
　録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

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Disc2
● アルプス交響曲 Op.64

　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

　録音時期:1989年(デジタル)
　録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

● ホルン協奏曲第1番変ホ長調 Op.11

　ゲルト・ザイフェルト(ホルン)
　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　ズービン・メータ(指揮)

　録音時期:1989年
　録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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Disc3
● 交響詩『英雄の生涯』 Op.40

　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　ズービン・メータ(指揮)

　録音時期:1992年
　録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

● ホルン協奏曲第2番変ホ長調 Op.132

　ノルベルト・ハウプトマン(ホルン)
　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　ズービン・メータ(指揮)

　録音時期:1994年
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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Disc4
● 家庭交響曲 Op.53

　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　ズービン・メータ(指揮)

　録音時期:1985年
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

● ピアノと管弦楽のためのブルレスケ ニ短調 AV.85
　ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　ズービン・メータ(指揮)

　録音時期:1985年
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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Disc5
● 『ばらの騎士』よりワルツ
● 『ダナエの愛』より交響的断章
● 『インテルメッツォ』より交響的間奏曲
　　出発前の騒動とワルツの情景
　　暖炉の前の夢
　　カードゲームのテーブルで
　　さらに元気な決断

● 『影のない女』より交響的幻想曲

　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　ズービン・メータ(指揮)

　録音時期:1990年
　録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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Disc6-7
● 『サロメ』 Op.54　全曲

　エヴァ・マルトン(ソプラノ)
　ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)
　ハインツ・ツェドニク(テノール)
　ベルント・ヴァイクル(バリトン)
　ガブリエレ・シュレッケンバッハ(アルト)
　キース・ルイス(テノール)、他
　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　ズービン・メータ(指揮)

　録音時期:1990年
　録音場所：ベルリン、イエス・キリスト教会
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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Disc8
● 『サロメ』よりフィナーレ
● 『グントラム』より「私にはわかっているのかしら」
● 『ナクソス島のアリアドネ』より「すべてが清らかな国がある」
● 『アラベラ』より「私のエレメール」
● 『エジプトのヘレナ』より「第2の花嫁の夜！」

　ジェーン・イーグレン(ソプラノ)
　イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
　ズービン・メータ(指揮)

　録音時期:1997年
　録音場所:テルアヴィヴ、マン・オーディトリアム
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)