Stefano Battaglia

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  • ECMレーベル、ソロピアノと聞けば、Keith Jarrettの名...

    Posted Date:2017/10/05

    ECMレーベル、ソロピアノと聞けば、Keith Jarrettの名が頭に浮かぶ方は多いと思います。 確かに「Solo Concerts:Bremen and Lausanne (1973年)」、「The Koln Concert(1975年)」など、Keithのソロは、ECMを代表する作品として、今なお語り継がれています。 Stefano Battagliaは、Keithのこれまでの偉業をひとつの目標にして、この「Pelagos」の制作に取り組んだような気がします。 Battagliaは、1965年、ミラノ生まれのピアニスト。主にイタリアのレーベルから数多くのアルバムをリリースしてきましたが、2005年の「Raccolto」を皮切りに、ジャズの範疇にとらわれない斬新な作品をECMから発表し続けています。 「Pelagos」でも、グランドピアノのみならず、プリペアードピアノを用いた打楽器的奏法に挑戦しており、単なるエピゴーネンでないことを主張しているかのよう。 CD1は、落ち着いた、そしてちょっとダークな雰囲気の「Destino」からスタート。Battaglia独自の色合いが冒頭から滲み出ています。 美しい朝焼けが目に浮かぶような2曲目「Pelagos」。録音技術の素晴らしさも特筆すべき点。 3曲目「Migralia」では、ピアノの響きに、清冽な渓流のイメージが重なります。 メロディアスで、しっとりとした雰囲気の4曲目「Lamma Bada Yatathanna」。 5曲目「Processional」では、通常の奏法に加えて、ピアノの弦を叩く奏法が独特の雰囲気を醸し出しています。 一転してリズミカルに演奏される6曲目「Halap」は、どことなくエキゾチック。 5曲目同様、ピアノの弦を叩く7曲目「Dogon」には、暗いムードが漂います。 淡々と奏でられる8曲目「Life」。Battagliaは、タイトル通り、これまでの人生を振り返っているのでしょうか?美しい余韻が、心に染みこんできます。 CD2の1曲目「Lampedusa」では、繊細なフレーズがひっそりと奏でられます。音数は少ないながら、緊張感が漂うのは、Battagliaの集中力によるものか? 2曲目「Hora Mundi」の前半は、火花が四方八方に飛び散るような、煌びやかなイメージ。中盤からBattagliaはプリペアードピアノに向かい、思うがままに指を滑らせ、自由度の高い演奏を披露。 3曲目「Lamma Bada Yatathanna (var.) 」は、CD1、4曲目の別ヴァージョン。Battagliaは、明快なメロディを説得力あるプレイで更に美しく飾り付けています。 思索的な演奏に、ふとKeithのイメージが重なる4曲目「Exilium」。但し、後半、ピアノの弦をリズミカルに叩く音が聴こえてくると、ここがBattagliaの世界であることに気付かされます。 5曲目「Migration Mantra」は、場面が一転し、晴れやかなイメージが湧き上がってきます。この曲にも異国情緒が漂っており、それはBattagliaの特徴であると共に、ひとつの武器であるような気もします。美しい旋律が11分を超え、奏でられており、アルバムのベストトラックと言えそう。 前曲の緊張感から解放され、ほっと一息つく6曲目「Horgos e Roszke」。 7曲目「Ufratu」も、穏やかで美しいメロディに満たされています。 「陰と陽」がこのアルバムのテーマなのでしょうか?プリペアードピアノの低音部が強調された8曲目「Heron」には、Battagliaが描く、もうひとつの色彩が感じられます。 キラキラとしたピアノの音色が心に忍び寄る9曲目「Brenner Toccata」。特に高音部が美しく、Battagliaの抒情性が存分に発揮されています。アルバムの掉尾を飾るにふさわしい曲。 CD1が全8曲、約61分。CD2が全9曲、約72分。アラブのトラディショナル「Lamma Bada Yatathanna」以外は、全てBattagliaのオリジナル。 録音は、2016年5月、イタリアにて。プロデューサーはもちろん、Manfred Eicherです。 美しさと翳りが絶妙にちりばめられた、ソロピアノの傑作。

    hiro .

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