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Ma Vlast : Neumann / Czech Philharmonic (1974 Tokyo)

Smetana (1824-1884)

User Review :4.0
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
TFMC0039
Number of Discs
:
1
Label
:
:
International
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

この公開録音に11万5千通の応募!
伝説中の伝説ライヴ『わが祖国』
チェコ・フィルによる日本での初演奏!


クラシックの公開録音の応募に11万通を超えるハガキと云う空前の反応のあった当公演は、当日も抽選にもれたファンが会場に押し掛け押し問答があったという、いわくつきの公演でもありました。ノイマンたっての希望でおこなわれたチェコ陣営での日本初演だけあり大変な迫力で、終演後には爆発的喝采が収録されています。チェコ人ならずとも熱いなにかがこみあげてくる、まさに大演奏で、この時代の熱気に打たれました。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・スメタナ:連作交響詩『わが祖国』全曲

 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)

 録音時期:1974年6月30日
 録音場所:東京文化会館
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

 ディスクは国内プレスとなります。

【わが祖国】
第1曲『高い城(ヴィシェフラド)』
プラハの南、モルダウ河のほとりの崖の上に建つヴィシェフラド城は、10世紀後半に建設された中世ボヘミア王国の城で、そこではかつて伝説の吟遊詩人ルミールが、英雄や愛について歌っていました。 曲頭のハープの動機は、この吟遊詩人ルミールのハープを表したもので、以後、『わが祖国』全体を通じて変形使用されることとなり、この連作交響詩が、あたかも吟遊詩人によって歌われたボヘミアの物語であるといった様相を呈しています。

第2曲『モルダウ(ヴルタヴァ)』
『わが祖国』を代表する人気作で、単独で演奏される機会の非常に多い作品でもあります。内容的には、チェコの中央部を流れる大河モルダウとその周辺の景観を描写したもので、変化に富む水の流れと、民族舞曲や月夜の水の精、聖ヨハネの急流などが描かれており、最後には循環動機でもある『高い城』の主題をモルダウの主題にかぶせて輝かしく終わります。

第3曲『シャールカ』
恋人の裏切りから、なぜか全男性への復しゅうを誓ってしまった女傑シャールカ率いる女性の軍隊と、男性の軍隊との戦いを描いた作品で、同じ題材のヤナーチェクのオペラも有名です。シャールカ討伐に向かったツティラートが、色香と酒によって簡単に負かされてしまうといったストーリーが、スメタナの音楽では最後の勇猛果敢な音楽に象徴されるようにきわめてシリアスなものとして描かれています。

第4曲『ボヘミアの牧場と森から』
きらきらと輝く陽光を受けた緑の平原、収穫祭を思わせる農民たちの楽しげな踊り、森にそよぐ風や小鳥たちのさえずりがあるときは陽気に、あるときは淋しげに描かれる『モルダウ』に次ぐ人気作。

第5曲『ターボル』
免罪符販売を非難したことによってローマ法王から破門され、やがて虐殺されることになるチェコの宗教改革運動家、ヤン・フスの衣鉢を継いだ急進的グループ「ターボル派」を中心に巻き起こったフス戦争を描いた作品。スメタナはフス教徒たちの信条を民族主義の旗印として捉え、主題に彼らの賛美歌(コラール)を用いることで、チェコの歴史上、最大の民族的盛り上がりを見せた出来事を叙事詩的壮大さをもってダイナミックに描き上げています。

第6曲『ブラニーク』
前曲からつながっているこの作品は、ボヘミアのブラニーク山に眠る救国の騎士たちの伝説を描いており、主要主題には第5曲のターボルの主題が用いられて、チェコの危機を救う英雄の存在を強く印象付けます。
 実際の戦争では、十字軍のたび重なる侵攻を撃破しながらも、結局は内部分裂によって敗戦を迎えることになる彼らの戦いぶりを考えると、スメタナの描写は少々理想主義的美化が過ぎるようにも思えてきますが、この曲集が、吟遊詩人ルミールによって語られるチェコについての幻想的な物語である点、『ターボル』と異なり、フス教徒ではなく伝説上の存在である騎士たちに戦いがシフトしている点を考慮すれば、スメタナの設定は当を得たものと言えるのではないでしょうか。(HMV)

Customer Reviews

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名演奏にもの申すのは失礼かも知れないが,...

投稿日:2018/06/19 (火)

名演奏にもの申すのは失礼かも知れないが,詰まった(伸びやかではない)録音で残念。会場のせいか。

Rosenzeit さん | 静岡県 | 不明

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凄い。つい最近ノイマン/わが祖国の新しいS...

投稿日:2012/08/11 (土)

凄い。つい最近ノイマン/わが祖国の新しいSACDを買って、これ以上何もいらなくて大丈夫だろうと思っていたが、まさかこの東京ライヴは更に上に行くとは・・・。ライブ一発録音で、演奏レベルでも録音レベルでも、あくまで「記録」のためのしかなら無いんだろうと思っていたが、いやはや。もし「わが祖国」で一枚しか残せないのなら、僕は東京ライヴを残します。まあ、あれこれ聴き比べできるのが幸せなんだけど(笑)。チェコフィルもほとんどミスもなく、録音状態も全く気にしないレベル(仮にあっても、これだけの演奏に引き込まれたら記憶がありません、(笑))。そして、これまた「ホントにライブ?」と思ってしまうぐらい、聴衆のノイズも聴こえません。3曲目・6曲目の後に大きな拍手が入って、やっと気が付くぐらい。皆さん、それだけ真剣に聴いていたのかもね。ノイマンも、指揮台に立ちながら、背中から聴衆の眼差し(耳差しか)をビシビシ感じたのか、本気モード全開の指揮になっています。だからライヴは面白い!      最後に、ちょっと苦情になってしまうかも知れませんが、シングルのSACD、なぜハイブリッドより更に高価になってるの?詳しくは分らないけど、制作上にはハイブリッドの方が二倍手間がかかりそうですが。シングルの方が、文字通りシンプルだと。ならば、価格も若干安くか、せめて同価格で十分だと思うんですが、なぜかシングルの方が1.5倍・・・。ぼろ儲けですわ、ホント。それに釣られている自分もあれですが・・・。確かに高音質は認めるけど、ね。     今回東京ライヴを聴いて、頑張って「最高の音質」を探している時間があるのなら、「最高の演奏」を探している方がいいなぁ、と思わせてくれるぐらい、素晴らしい演奏でした。人生、いつまで聴いていられるなんて、どこにも保証ないですしね。

電車 さん | 東京都 | 不明

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1974年 公開録音で(無料招待)11万...

投稿日:2012/06/14 (木)

1974年 公開録音で(無料招待)11万通の応募で会場には入りきれない人たちも大勢いたとのこと、しかも全曲は日本初演ということで、このようなCDは現在のチェコフィルの新譜よりずっとときめきを感じました。こういう時代があったのですね。当時私は幼年でしたので知るはずもありませんが懐かしい感じがします。(笑) 会場が東京文化会館ということで音はデットで、つやに欠けてしまうのは致し方ないですが、10数回の日本公演の最終日の1日前という、かなり演奏者はお疲れの中、(その前日はコシュラー指揮でわが祖国の3曲がプログラムに組まれている)1975年の名盤同様完成度高く、さらにライブならではの熱演を繰り広げてます。ヴィシェフラトではティンパニは熱く叩き、モルダウでのチェロの呻るようなウェーブ シャールカの後のあふれ出る会場の拍手、ターボル、ブラニークでの金管の炸裂 でも冷静なテンポで、ライブの流れにまかせないところがノイマンさんらしいですね。ブラボーです

アッキ さん | 茨城県 | 不明

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