SACD Import

Complete Works for Violin & Piano Vol.2 : J.Fischer, Helmchen

Schubert (1797-1828)

User Review :3.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
PTC5186348
Number of Discs
:
1
Format
:
SACD
Other
:
Hybrid Disc,Import

Product Description

最高の音質で捉えられたグァダニーニとスタインウェイで聴くシューベルトの名旋律!
ヴァイオリンとピアノのための作品全集Vol.2
ユリア・フィッシャー&マーティン・ヘルムヘン


ヴァイオリン・ソナタ D.574とヴァイオリンとピアノのための幻想曲 D.934、そして4手ピアノのための幻想曲 D.940の3曲を収録。
 シューベルト20歳のときの作品である「ヴァイオリン・ソナタ D.574」は、ソナティネをソナタとする考え方から第4番とも呼ばれています。前年に教師を辞め、友人たちに支えられて作曲活動に専念し始めたシューベルトが、自分たちの集まりである「シューベルティアーデ」のために書いたこの作品は、副題に「DUO」とあることが示すように、ヴァイオリンとピアノの関係が対等なものになっているのが特徴。若きシューベルトの書いた美しいメロディを満喫できる佳曲です。
 「ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 D.934」は、シューベルトが30歳のときの作品で、深く暗い情念から華麗な名技まで堪能できる充実した名曲。この曲もヴァイオリンとピアノの関係が対等なものになっており、歌曲の旋律を用いた中間部の変奏曲では特にピアノが大活躍します。
 「ピアノ連弾のための幻想曲 D.940」は、前曲と同じくシューベルトが30歳のときの作品。哀愁に満ちたメロディと、ピアノ連弾ならではのダイナミックな音楽が印象的で、名指揮者オッテルローがオーケストラ用に編曲したことでも知られる傑作です。
 ユリア・フィッシャーとマーティン・ヘルムヘンの演奏は、第1集と同様、細部まで緻密に仕上げた入念な演奏で、作品の性格をよくあらわしています。
 特筆すべきはピアノ連弾のための幻想曲で聴けるユリア・フィッシャーのピアノ演奏。3歳からピアノを学んでいたというユリア・フィッシャーの演奏はきわめて本格的なもので、クララ・ハスキル・コンクール覇者で吉田秀和氏も絶賛するヘルムヘンとぴたりと息の合った見事な演奏を聴かせています。

【ユリア・フィッシャー】
若くしてすでに「21世紀を代表するヴァイオリニストの一人!」と称されていたユリア・フィッシャーは、スロヴァキア出身のピアニストの母、旧東ドイツ出身の数学者の父のもと、1983年にミュンヘンで生まれました。3歳で母からピアノを習い始め、まもなくヴァイオリンに転向。アウグスブルクのモーツァルト音楽院でヴァイオリンを学び始めるや、彼女の人生にとってヴァイオリンはかけがえの無い大切なものとなります。
 その後ミュンヘン音楽大学で名教師アナ・チュマチェンコに師事(今ではこの母校で彼女自身が教鞭をとっており、ドイツの最も若いヴァイオリン教授として名を馳せています)。1995年、11歳の時にユーディ・メニューイン国際コンクールで優勝したほか、数々のコンクールでの優勝を重ね、その後は世界各地のオーケストラ、指揮者たちと共演しています。
 2004年にペンタトーンと専属契約を結び、8枚のアルバムをリリース。ペンタトーンでのデビュー盤となったハチャトリアン、プロコフィエフ、グラズノフの協奏曲集はドイツでのクラシック・チャート5位にチャートイン、グラモフォン・マガジンのエディターズ・チョイスでも取り上げられました。デビュー盤に続いてリリースされたバッハ:無伴奏、モーツァルト:協奏曲、チャイコフスキー:協奏曲、ブラームス:協奏曲の録音も同様に高い評価を獲得。
 2008年12月にはデッカからバッハのヴァイオリン協奏曲集をリリースして、同曲集のアルバムで最高の売上を記録するなど話題になりました。

【マーティン・ヘルムヘン】
1982年ベルリン生まれ。6歳からピアノを習い始め、ハンス・アイスラー音楽大学のガリーナ・イワンゾーヴァに師事し、その後ハノーファー音楽・演劇大学でヴァルディの教えを受けます。
 2001年、クララ・ハスキル・コンクールでグランプリを獲得し、2004年、ヤング・アーティスト・オヴ・ザ・イヤー賞、2006年、『エコークラシック賞』の新進演奏家賞をそれぞれ受賞。
 ソリストとしての活動に加え、室内楽の活動にも熱心で、石坂団十郎、マリー=エリザベート・ヘッカー、ユリア・フィッシャー等20代の仲間と共演している。またギドン・クレーメル、クリスティアン・テツラフ、タベア・ツィンマーマン、ラルス・フォークトらとも共演を重ねています。
 CDは、ソニー、ベルリン・クラシックス、クラーヴェスからリリースされ、最近はペンタトーンでの制作が主体となっています。

【収録情報】
シューベルト:
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調 D.574 Op.162 [22:15]
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934 Op.159 [25:11]
 ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン/グァダニーニ1742)
 マーティン・ヘルムヘン(ピアノ/スタインウェイ)

ピアノ連弾のための幻想曲 ヘ短調 D.940 Op.103 [19:03]
 ユリア・フィッシャーマーティン・ヘルムヘン(ピアノ、スタインウェイ)


 録音時期:2009年1月3-5日、7月3-5日
 録音場所:オランダ、ファルテルモント
 録音:DSDレコーディング(セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
☆
☆

3.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
クラシックを聴きはじめた頃は、新譜の批評...

投稿日:2010/12/25 (土)

クラシックを聴きはじめた頃は、新譜の批評記事が良く過去の名演奏と対比して書かれているのを読んで違和感を感じたものでが、今になってその筆者の心情が判るようになってきました。フィッシャー嬢は技巧的には水準以上(ハーンや全盛期のMIDORI程では無いかと・・・)ですが、曲に対するシンパシーというかサムシングが希薄に感じられます。伴奏のヘルムヘンも同様で「幻想曲」は通して聴くのがつらく感じられました。シューベルトでは、ただマルツィやオークレールが懐かしくなるばかりです。

だまてら さん | 千葉県 | 不明

2

Recommend Items