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Overtures : Pappano / St Cecilia Academic Orchestra

Rossini (1792-1868)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
2564624344
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ロッシーニ:オペラ序曲集
アントニオ・パッパーノ
聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団


アントニオ・パッパーノは最近はオペラ指揮者としての仕事が忙し過ぎてか、器楽系の録音が少なかったので、今回のロッシーニ序曲集の登場は歓迎されます。
 パッパーノとローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団の組み合わせによる録音では、これまでに、ローマ三部作、チャイコフスキー後期3大交響曲、マーラー交響曲第6番、ラフマニノフ交響曲第2番といったアルバムが注目を集め高い評価も得ていました。
 今回はパッパーノ得意のロッシーニということで、軽快で勢いの良い演奏を期待したいところです。なお、ウィリアム・テルのみ全曲盤からの音源を使用しているということですが、同じ会場での演奏会形式上演の録音だったので、サウンド面での統一感は保たれているのではないかと思われます。

【凝った選曲】
曲目を見て驚くのは、管楽四重奏のための「アンダンテ、主題と変奏」が収録されていることです。オーケストラ・アルバムなのに意外な選択ですが、おそらくこの作品が、オペラの序曲と同じように、派手な導入とオペラ名場面集のような接続曲的な構成を持っているからだと思われます。
 演奏はローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団の首席奏者がおこなっていますが、ホルンのアレグリーニとクラリネットのカルボナーレはソロ奏者としても知られる名手でもあり、この作品の高水準な演奏としても期待できそうです。
 楽譜に対するこだわりもみせるパッパーノらしい幅広い視野からの選曲がおもしろいアルバムの登場です。(HMV)

【収録情報】
ロッシーニ:
● 歌劇『絹のはしご』序曲
● 歌劇『ブルスキーノ氏』序曲
● 歌劇『セヴィリャの理髪師』序曲
● 歌劇『チェネレントラ(シンデレラ)』序曲
● 歌劇『セミラーミデ』序曲
● 歌劇『コリントの包囲』序曲
● 歌劇『ウィリアム・テル』序曲

 ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
 アントニオ・パッパーノ(指揮)

● アンダンテ、主題と変奏

 カルロ・タンポーニ(フルート)
 アレッサンドロ・カルボナーレ(クラリネット)
 フランチェスコ・バッソーネ(ファゴット)
 アレッシオ・アレグリーニ(ホルン)

 録音場所:ローマ、サラ・サンタ・チェチーリア・アウディトリウム・パルコ・デッラ・ムジカ
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

【プロフィール】
2005年のシーズンからローマ・サンタ・チェチリア音楽院管弦楽団の音楽監督を務めるアントニオ・パッパーノは、1959年12月、イタリア人の両親のもとロンドンに誕生しています。米国で、ピアノをノーマ・ヴェリッリに、作曲をアーノルド・フランケッティに、指揮をグスタフ・マイヤーに師事。キャリアの初めからオペラや劇作品に特別の愛着を示し、コレペティやアシスタント・コンダクターを務めながら、ニューヨーク・シティ・オペラ、バルセロナ・リセウ劇場、フランクフルト歌劇場、シカゴ・リリック・オペラ等の世界中の歌劇場との関係を瞬く間に築きます。バイロイト音楽祭では『トリスタンとイゾルデ』『パルシファル』『ニーベルングの指環』の上演でダニエル・バレンボイムのアシスタントを務めました。
 1987年、パッパーノはオスロ国立歌劇場で『ラ・ボエーム』で正式に指揮者デビューし、1990年に音楽監督に任命。この間、コヴェント・ガーデン歌劇場(1990年6月『ラ・ボエーム』)、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、サンフランシスコ・オペラ、シカゴ・リリック・オペラ、パリ・シャトレ座、ベルリン国立歌劇場でデビューを果たしています。
 パッパーノは32歳でベルギー・王立モネ劇場の音楽監督に任命されました。任期中に『サロメ』『仮面舞踏会』『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『カルメン』『オテロ』『ヴェルディ』『ピーター・グライムズ』『椿姫』『トリスタンとイゾルデ』『フィガロの結婚』『バラの騎士』『三部作』『期待/浄夜』『ペレアスとメリザンド』『ドン・カルロ』『アイーダ』等数多くのオペラを制作。またピアニストとしての活動も継続し、同劇場のリサイタル・シリーズで多くの国際的歌手の伴奏を務めてもいます。
 1993年には、ウィーン国立歌劇場で、クリストフ・フォン・ドホナーニの代役としてワーグナー『ジークフリート』の新演出を振り注目すべきデビューを果たし、絶賛されました。1997年にはニューヨークのメトロポリタン歌劇場で『エフゲニー・オネーギン』の新演出でデビュー。同年、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任。1999年には『ローエングリン』の新演出を指揮してバイロイト音楽祭デビューを果たしています。
 パッパーノはオーケストラ・コンサートにも熱心で、これまでに、ベルリン・フィル、コンセルトヘボウ管、シカゴ響、ボストン響、クリーヴランド管、ロサンジェルス・フィル、ロンドン響、フィルハーモニア管、パリ管、オスロ・フィル、ベルリン・ドイツ響、フランクフルト放送響、スカラ座管、フランス放送フィル、リヨン管など様々なオーケストラを指揮しています。
 アントニオ・パッパーノは、指揮者としてEMIクラシックス専属でレコーディングを行っています。これまで収録されたオペラ作品には、『トリスタンとイゾルデ』『ラ・ボエーム』『ドン・カルロ』『つばめ』『トスカ』『ウェルテル』『マノン』『イル・トロヴァトーレ』『三部作』等があり、中でも『つばめ』は英国のグラモフォン誌の最優秀オペラ録音賞と年間最優秀レコード賞、フランスのル・モンド・ド・ラ・ミュジーク誌のショック賞と2つのディアパゾン・ドール賞、ベルギーのセシリア賞、ドイツのシャルプラッテン批評家賞、イタリアのムジカ・エ・ディスキ誌賞、米国の批評家賞等を受賞するなど多くの批評家から高い評価を受けていました。
 その他では、プッチーニの『ミサ・ディ・グローリア』や、オペラ・アリア集といった歌物のほか、ヴェンゲーロフとのスペイン交響曲、ハンナ・チャンとのプロコフィエフ『協奏交響曲』、ショスタコーヴィチ、アンスネスとのラフマニノフなどコンサート物も評価が高く、また、ピアニストとしても、得意の歌曲伴奏に加え、室内楽の分野でもその豊かな天分を大いに発揮しています。

Track List   

  • 01. La Scala Di Seta: Overture
  • 02. Il Signor Bruschino: Overture
  • 03. Il Barbiere Di Siviglia: Overture
  • 04. La Cenerentola: Overture
  • 05. Semiramide: Overture
  • 06. Le Siege de Corinthe: Overture
  • 07. Guillaume Tell: Overture
  • 08. Andante E Tema Con Variazioni in E-Flat Major

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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さすがイタリアのオケと思わせる良い演奏で...

投稿日:2015/06/25 (木)

さすがイタリアのオケと思わせる良い演奏でした。欲をいえば弦楽器の人数が少なく迫力にやや欠けた点と序曲集というタイトルなので管楽四重奏よりは「どろぼうかささぎ序曲」を収録して欲しかった以上2点が残念だった。

clajaztaro さん | 岡山県 | 不明

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