SACD Import

Kamus Quartet : Sibelius String Quartet, Kaipainen Quartet No.7, Tiensuu Rack (Hybrid)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ABCD383
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
SACD
Other
:
Hybrid Disc,Import

Product Description

シベリウス、カイパイネン、ティエンスーの「異なる声」

カムス弦楽四重奏団は、2002年、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーの学生が結成したアンサンブルです。クオピオ出身のテルヒ・パルダニウスとユッカ・ウンタマラのカップルに、サヴォンリンナ出身のユッシ・トゥフカネンとラハティ出身のペトヤ・カイヌライネンが加わり、発足しました。アカデミーを卒業後、イギリス、オールドバラのブリテン=ピアーズ・プログラムとヨーロッパ室内楽アカデミーで学び、プロ活動に入りました。
 本アルバムでは、シベリウス、カイパイネン、ティエンスーの「異なる声」をもった作品を取り上げました。シベリウスのニ短調は、作曲者が作品番号をつけた唯一の弦楽四重奏曲です。5楽章から構成され、シベリウスの持っていたポケット・スコアの第3楽章の第21小節と第22小節のところに「Voces In-timae(内なる声)〜内面の奥深いところから聞こえてくる低い声」の書き込みが見つかったことから、この副題がつけられました。喉に腫瘍が見つかり、シベリウスが「限りある命」を意識したという時期、音詩『夜の騎行と日の出』の後、交響曲第4番に先立って作曲された作品です。
 フィンランド音楽の第二次世界大戦後の世代を代表するひとり、ヨウニ・カイパイネン[1956-]の第7番の四重奏曲は、フィンランドの作家ヴォルテル・キルピが生まれたクスタヴィで行われたフェスティヴァルの委嘱により作曲されました。「旧約聖書」のダビデ王とバトシェバの物語を題材とするキルピの処女作「バトシェバ」に基づく「B flat - A - D - (b) - E flat - E - B flat - A (B-A-D-(h)-Es-E-B-A)」の音列を主題とした作品。ユッカ・ティエンスー[1948-]は、チェンバロ奏者、ピアニストとしても活動する多才な作曲家。器楽のための作品が多く、微分音調律のチェンバロのための『毒薬と老嬢』に代表される、独特の楽器の扱いで知られます。『ラック』はアルディッティ四重奏団のために作曲され、2008年、オスロのウルティマ・フェスティヴァルで初演されました。曲名の『ラック(rack)』は「檻や棚、歯医者の治療台、中世の拷問台、あるいは、馬の軽掛けと、どのようにも理解できる」(カイパイネン)。緻密に構成された「稠密な音の彫刻」ともみなされる作品です。(キングインターナショナル)

【収録情報】
● シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調 Op.56『内なる声(親愛なる声)』
● カイパイネン:弦楽四重奏曲第7番 Op.98『バトシェバ』
● ティエンスー:ラック


 カムス弦楽四重奏団
  テルヒ・パルダニウス(ヴァイオリン)、ユッカ・ウンタマラ(ヴァイオリン)
  ユッシ・トゥフカネン(ヴィオラ)、ペトヤ・カイヌライネン(チェロ)

 録音時期:2014年6月5-7日
 録音場所:フィンランド、ピエタルサーリ、シャウマン・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND

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