CD

Backhaus Last Salzburg Recital 1968

User Review :4.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
KICC857
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

ヴィルヘルム・バックハウス没後40周年企画
バックハウスの遺産/最後のザルツブルク・リサイタル1968年


ヴィルヘルム・バックハウス[1884-1969]はドイツ音楽にかけて最高の境地を築きあげた20世紀最高のピアニスト。ライプツィヒに生まれ、戦前・戦後を通じ、「鍵盤の獅子王」として君臨してきました。強靭なタッチ、スケールの大きな造型、深い精神的境地をみせるバックハウスがDECCA=LONDONに録音したベートーヴェン、ブラームスなどの演奏は、どれも皆余人の追従を許さないもので、人類の貴重な遺産とまで絶賛されています。
 今回、没後40周年を記念して、バックハウスがザルツブルク音楽祭やカーネギー・ホールで演奏した伝説のライヴCDを一挙、国内盤で発売。すべて正規音源! 会場をゆるがす嵐の拍手も収録された感動と興奮のドキュメント。バックハウスの正規ライヴ盤としてはこれまで「最後のリサイタル(1969.6.29クラッツェンフェルト)」と「カーネギーホール・リサイタル(1954.3.30)」の2種が名盤として知られていますが、あらたに国内盤として登場する今回の4タイトルが「歴史的名盤」の殿堂入りすることは間違いありません。
 バックハウスがはじめてザルツブルクに登場したのは1953年、比較的晩年のこと。このときが『月光』『熱情』『告別』『作品111』というオール・ベートーヴェンのプログラムでした。以来、最後の出演となる68年まで10回に及ぶコンサートのほとんどをベートーヴェンに集中させたバックハウス。「20世紀最高のベートーヴェン弾き」バックハウスが死の前年、最後の境地を示したCD。(キングレコード)

【収録情報】
ベートーヴェン:
・ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26
・ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2『月光』
・ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2『テンペスト』
・ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a『告別』
 ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)

 録音時期:1968年8月
 録音場所:ザルツブルク
 録音方式:モノラル(ライヴ)

 原盤:Orfeo

Track List   

  • 01. Sonate As-dur Op.26 1 Andante Con Variazioni
  • 02. Sonate As-dur Op.26 2 Scherzo.allegro Molto
  • 03. Sonate As-dur Op.26 3 Marcia Funebre Sulla Morte D`un Eroe
  • 04. Sonate As-dur Op.26 4 Allegro
  • 05. Sonate Quasi Una Fantasia Cis-moll Op.27.2 `mondscheinsonate` 1 Adagio Sostenuto
  • 06. Sonate Quasi Una Fantasia Cis-moll Op.27.2 `mondscheinsonate` 2 Allegretto
  • 07. Sonate Quasi Una Fantasia Cis-moll Op.27.2 `mondscheinsonate` 3 Presto Agitato
  • 08. Sonate D-moll Op.31.2 `der Sturm` 1 Largo-allegro
  • 09. Sonate D-moll Op.31.2 `der Sturm` 2 Adagio
  • 10. Sonate D-moll Op.31.2 `der Sturm` 3 Allegretto
  • 11. Sonate Es-dur Op.81a `les Adieux` 1 Les Adieux.adagio-allegro
  • 12. Sonate Es-dur Op.81a `les Adieux` 2 L`absence.andante Espressivo
  • 13. Sonate Es-dur Op.81a `les Adieux` 3 Le Retour.vivacissimamente

Customer Reviews

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記録芸術は、ステージだけでアーティストと...

投稿日:2015/07/03 (金)

記録芸術は、ステージだけでアーティストと接するのとは異なる種類の体験を許容します。つまり68年の、最後のザルツブルグ出演のこのバックハウスのベートーヴェンと、それ以前、たとえば二種類の全集や50年代中頃のカーネギーホールでのそれとを比べてしまうというような。ただこの巨匠をステージだけで聞き続けてきた人には、過去の栄光の上にここでの演奏を感慨深く聞くことが可能でしょう。まだ充分にダイアミックに(たとえば「月光」のフィナーレ)弾いているし、バックハウス独特の底光りする音も聞くことが出来るからです。けれども、過去の演奏と直接比べてしまうというレコード鑑賞家の「悪癖」を出してしまうと、やはりこの演奏は、66年のライブと比べても、何処か運指に滑らかさを欠いたり、張りに乏しかったりという不自由を感じさせてしまいます。とくにステレオ全集でも12、17、26番は演奏も録音もとくに素晴らしい曲目なので(14番は、演奏はいいけれども、最も初期なので音質の点でバックハウスのピアニズムを味わいきれない)。そういう聞き方は不幸なんだろうと思いつつ、やはり☆は三つまでに留めておきます(三つ半くらいでいいかも)。

mari夫 さん | 東京都 | 不明

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バックハウス氏のザルツブルク音楽祭での最...

投稿日:2013/11/24 (日)

バックハウス氏のザルツブルク音楽祭での最期のリサイタルです。 自らの死期を悟ってか「告別」ソナタで締めくくっています。 この演奏会をウィーンに駐在していた祖父が実際に聴いており感涙にむせいだと語っておりました。 しかし、祖父はこのディスクを聴くことなく鬼籍に入り孫の小生が祖父の感動を追体験することになりました。 正にベートーヴェンとはかく弾きたいと言える素晴らしい演奏だと思います。 同時代のケンプ氏と双璧をなしたバックハウス氏のザルツブルクでの白鳥の歌であります。

Wilhelm.F さん | 東京都 | 不明

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