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S.Richter Live Recordings Vol.1 -Mussorgsky, J.S.Bach, Kreisler, Prokofiev (2CD)

User Review :4.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
CDVE04382
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

リヒテルの芸術〜ライヴ録音集1(初期録音 ピアノと指揮)

【プロコフィエフ:チェロ協奏曲第2番にまつわるエピソード】
些細な事で指を痛めたリヒテルは、当局が曲の発表に反対し誰も演奏を行わなかったプロコフィエフのチェロ協奏曲第2番の指揮を、指揮者コンドラシンの10日間の指導のもと、この曲の演奏に熱心だったロストロポーヴィチと共に、人生最初で最後の指揮を1952年2月18日に行います。
 尚、演奏はうまく行われ、リヒテルはこの曲を愛しましたが、ロストロポーヴィチの要請によりこの曲は書き換えられ、リヒテル曰く「音楽の価値が損なわれた」との話が伝えられています。
 現在、演奏され知られている音楽は、ロストロポーヴィチ版と呼ばれるものです。つきましては初稿によるこの初演演奏はとても貴重です。大変な熱演です。
 音質は良くありません。所々に歪みや傷が聴かれます。初心者向けではありませんが、歴史的遺産として鑑賞に堪えられる音です。
 リヒテル指揮によるプロコフィエフを除き、録音年代的にはとても良好な音質です。若き日のリヒテルによる力強く強烈で巨大な演奏が魅力的な初出を含むアルバムです。音源はすべてモノラルです。
 マスターに起因する音の揺れや傷が聴かれます事、ご了承下さい。
 偉大なピアニスト、リヒテルの演奏記録を補う貴重な演奏です。
 表記の録音年代は演奏記録とマスター上の記載を精査の上、記されています。(arbre)

【収録情報】
CD1
・ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』(1949年12月8日、モスクワでのライヴ)
 (舞台において曲の案内をする関係者の声が冒頭に入ります)
・J.S.バッハ:ソナタ ニ長調 BWV.963(1948年2月27日、モスクワでのライヴ)
・クライスラー/ラフマニノフ編曲:愛の喜び(1947年、モスクワでのライヴ)

 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)

CD2
・プロコフィエフ:ヘブライの主題による組曲 op.34
 (1951年12月16日、モスクワ音楽院小ホールでのライヴ)
 (舞台において演奏者紹介をする関係者の声が冒頭に入ります)

 イワン・モズゴヴェンコ(クラリネット)
 ロスティスラフ・ドゥビンスキー(ヴァイオリン)
 ニーナ・バルシャイ(ヴァイオリン)
 ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ)
 ヴァレンティン・ベルリンスキー(チェロ)
 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)

・プロコフィエフ:チェロ協奏曲第2番(交響的協奏曲)ホ短調 op.125
 (1952年2月18日、初演時のライヴ 放送用録音)

 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
 モスクワ・ユース管弦楽団
 スヴィヤトスラフ・リヒテル(指揮)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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プロコフィエフの「チェロ協奏曲第2番」を...

投稿日:2011/09/11 (日)

プロコフィエフの「チェロ協奏曲第2番」を目当てに買いました。協奏曲第1番から改定されて現行の協奏的交響曲になるまでの過程として興味深い録音です。1楽章はソロパートに若干の違いがあるものの大体は同じですが、2楽章はカデンツァ周辺、3楽章にいたっては現行のものと大分違います。どちらかというと協奏曲第1番の名残が多いように感じました。ロストロポーヴィチの演奏はとても素晴らしく,録音が悪いにもかかわらず鳥肌が立つような無双ぶりでした。この録音だけのために買っても損はないでしょう。「展覧会の絵」は有名なソフィアライブと比べると淡々と弾いている感じですが私はこういう演奏も好きです。

でぃ さん | 茨城県 | 不明

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『展覧会の絵』の演奏は少し乱暴に感じた。...

投稿日:2011/08/26 (金)

『展覧会の絵』の演奏は少し乱暴に感じた。 プロコフィエフの『ヘブライの主題による序曲』もピアノはそれほど目立つパートではないが、リヒテルのピアノが曲全体を引き締めている。 リヒテル指揮、ロストロポーヴィチ独奏の演奏も話には聞いていたが今回初めて聴いてとても興味深かった。 冒頭部分など、リズムのアクセントのつけかたがピアニストらしいというかどこか律儀に感じた。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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