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Monique de La Bruchollerie : 100th Anniversary Edition (9CD)(+DVD)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
MC1034
Number of Discs
:
9
Label
:
Format
:
CD
Other
:
+DVD,Import

Product Description


モニク・ド・ラ・ブルショルリ生誕100周年記念エディション(9CD+DVD)
事故に巻き込まれるほんの数時間前の演奏も収録


フランスの名ピアニスト、モニク・ド・ラ・ブルショルリ[1915-1972]の生誕100周年を記念して、「meloclassic」が素晴らしい録音集をリリース。ブルショルリはパリに生まれ、幼くして目覚しい楽才を発揮し、1930年代後半から精力的に活躍、大変な人気を誇りました。しかし1966年12月18日、ルーマニアでの楽旅の移動中に交通事故に遭い51歳で引退。残された商業録音が少なかったことから幻の名ピアニストとして生前から伝説的存在でした。近年、再評価が進んでいます。
 今回「meloclassic」が発売する計650分もの録音集には、いくつかの商業録音(未刊行録音を含む)や放送局の録音に加え、ブルショルリの家族が保管していた秘蔵音源も多数含まれており、初出音源が非常に多くなっています。その中には彼女が事故に巻き込まれるほんの数時間前の演奏も含まれています。もちろん演奏そのものもたいへんに素晴らしく、活気に満ちていながら気品も高いというブルショルリの稀有な特徴が幅広い曲で発揮されているのを実感できるものばかり。さらにチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番というお宝映像や、インタビュー、ケンプとヨッフムの回想も貴重。ブルショルリの娘、ディアヌ・ド・ラ・ブルショルリの解説(仏語およびその英語訳)も、家族だからこその情報が含まれています。ブルショルリに興味がある人はもちろん、広くピアノを愛する人に聞いてほしい内容です。(TOBU)

【収録情報】
Disc1(69:43)
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58(サン=サーンスによるカデンツァを使用)
 アンドレ・クリュイタンス指揮、パリ音楽院管弦楽団
 1943年5月14日、パリ(VOXによるスタジオ録音)(未刊行)

● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』
 レオポルト・ルートヴィヒ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1948年6月20日、ベルリン(ベルリン放送によるライヴ録音)

Disc2(67:48)
● チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
 ヨゼフ・デュンヴァルト指揮、ヴュルテンベルク国立管弦楽団
 1946年5月7日、シュトゥットガルト(南ドイツ放送による放送用スタジオ録音)

● ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
 エルネスト・アンセルメ指揮、ボストン交響楽団
 1951年12月14日、ボストン(ライヴ録音)

Disc3(72:54)
● ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
 イオネル・ペルレア指揮、コロンヌ管弦楽団
 1955年10月4日、パリ(VOXによるスタジオ録音)(未刊行)

● サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番ヘ長調 Op.103『エジプト風』
 イオシフ・コンタ指揮、ルーマニア国立放送管弦楽団
 1966年12月16日、ブカレスト(ルーマニア放送によるライヴ録音)

● フランク:交響的変奏曲 嬰ヘ短調
 エミル・シモン指揮、クルジュ・フィルハーモニー交響楽団(現トランシルヴァニア国立フィルハーモニー管弦楽団)
 1966年12月18日、クルジュ(ルーマニア放送によるライヴ録音)

Disc4(76:28)
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
 ジャン・フルネ指揮、フランス国立放送管弦楽団
 1956年12月17日、パリ(RTFによるライヴ録音)

● モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
 アルパド・ゲレツ指揮、ローザンヌ室内管弦楽団
 1963年3月7日、ローザンヌ(スイス・ロマンド放送による放送用スタジオ録音)

● モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545
 1952年12月14日、ミュンヘン(バイエルン放送による放送用スタジオ録音)

● D.スカルラッティ(タウジヒ/フィリップ編):ソナタ ニ短調 K.9/ソナタ ホ長調 K.20
 1950年10月、パリ(NIXAによるスタジオ録音)

● ハイドン:ピアノ・ソナタ ホ短調 Hob.XVI:34
 1947年10月22日、ロンドン(HMVによるスタジオ録音)

Disc5(61:31)
● J.S.バッハ:ピアノ協奏曲ニ短調 BWV.1052
 ヨゼフ・デュンヴァルト指揮、ヴュルテンベルク国立管弦楽団
 1948年5月16日、シュトゥットガルト(南ドイツ放送による放送用スタジオ録音)

● J.S.バッハ:オルガン協奏曲ニ短調 BWV.596(ピアノ演奏)
 1946年6月24日、ベルリン(ベルリン放送による放送用スタジオ録音)

● フィリップ:バッハのコラール『イエスよ、あなたの四肢となった人たちを』(カンタータ『神の子が現れた』 BWV.40、第8曲)に基づくピアノ編曲
 1965年11月19日、ハム(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

● バルバストル:ロマンス ハ長調
● ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI:35
 1961年5月19日、ミュンヘン(家族所蔵の音源 スタジオ録音)

● クレメンティ:ピアノ・ソナタ ニ長調 Op.26-3
 1965年2月2日、ヘーヒスト(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

Disc6(73:17)
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13『悲愴』
 1961年5月19日、ミュンヘン(家族所蔵の音源 スタジオ録音)

● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
 1965年11月22日、カールスルーエ(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
 1965年2月2日、ヘーヒスト(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

● ベートーヴェン:エコセーズ 変ホ長調 WoO.83
 1965年11月19日、ハム(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

● シューベルト/フィリップ編:36の独創的な舞曲 Op.9, D.365より第19番、第20番
 1947年5月22日、ロンドン(HMVによるスタジオ録音)

● シューベルト:感傷的なワルツ D.779, Op.50および高雅なワルツ集 D.969,Op.77からの自由な抜粋
 1965年11月19日、ハム(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

● メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14
 1954年11月21日、リューベック(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

● メンデルスゾーン:無言歌 イ長調 Op.62-6『春の歌』
 1965年11月22日、カールスルーエ(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

● メンデルスゾーン:無言歌 ハ長調 Op.67-4『紡ぎ歌』
 1959年、ドイツ(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

● ブラームス:ワルツ第2番ホ長調 Op.39-2
● ブラームス:ワルツ第6番嬰ハ長調 Op.39-6
 1950年11月14日、ミュンヘン(バイエルン放送による放送用スタジオ録音)

Disc7(79:03)
● ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
 1965年2月2日、ヘーヒスト(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

● ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
 1952年12月14日、ミュンヘン(バイエルン放送による放送用スタジオ録音)

● ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49
 1955年10月4日、パリ(VOXによるスタジオ録音)(未刊行)

● ショパン:バラード ヘ短調 Op.52
 1965年11月22日、カールスルーエ(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

● ショパン:ワルツ集
 ワルツ イ短調 Op.34-2
 ワルツ 変ニ長調 Op.64-1『小犬のワルツ』
 ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2
 ワルツ ロ短調 Op.69-2
 ワルツ 変ト長調 Op.70-1
 ワルツ 変ニ長調 Op.70-3
 ワルツ ホ短調
 1956年4月28日、ハンブルク(北ドイツ放送による放送用スタジオ録音)

● ショパン:ワルツ 変イ長調 Op.42
 1954年11月21日、リューベック(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

● ショパン:マズルカ ヘ短調 Op.7-3
● ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3
 1962年2月6日、ミュンヘン(家族所蔵の音源 スタジオ録音)

Disc8(71:40)
● シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18
 1965年11月22日、カールスルーエ(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

● シューマン:ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調 Op.11
 1966年12月8日、ブカレスト(ルーマニア放送によるライヴ録音)

● シューマン:謝肉祭 Op.9(スフィンクスを除く20曲)
 1965年1月13日、パリ(RTFによる放送用スタジオ録音)

● プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調 Op.28
● プロコフィエフ:トッカータ ハ長調 Op.11
● ファリャ:火祭りの踊り
 1965年11月19日、ハム(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

Disc9(77:35)
● イベール:小さな白いロバ
 1948年6月16日、ベルリン(ベルリン放送による放送用スタジオ録音)

● ダカン:かっこう
 1948年6月24日、ベルリン(ベルリン放送による放送用スタジオ録音)

● ヴィラ=ロボス:道化人形
 1948年6月16日、ベルリン(ベルリン放送による放送用スタジオ録音)

● サン=サーンス:トッカータ Op.111-6
 1951年11月17日、ミュンヘン(バイエルン放送による放送用スタジオ録音)

● シマノフスキ:変奏曲 Op.3
 1952年12月14日、ミュンヘン(バイエルン放送による放送用スタジオ録音)

● バルトーク:民謡による3つのロンド Sz.84〜第1番
 1954年11月21日、リューベック(家族所蔵の音源 ライヴ録音)

● ショスタコーヴィチ:『黄金時代』からのポルカ Op.22b-3
 1961年5月19日、ミュンヘン(家族所蔵の音源 スタジオ録音)

● ドビュッシー:雨の庭/亜麻色の髪の乙女/レントより遅く
 1966年12月8日、ブカレスト(ルーマニア放送によるライヴ録音)

● ドビュッシー:沈める寺
● ヴァリアー:トッカータ
 1966年12月18日、クルジュ(ルーマニア放送によるライヴ録音)
 ※ブルショルリの最後の演奏会のライヴ録音

● デュティユー:ピアノ・ソナタ
 1950年頃、パリ(家族所蔵の音源 スタジオ録音)

● アンドレ・ペイレーニュによるブルショルリへのインタビュー
 1972年11月2日、パリ(家族所蔵の音源 放送用スタジオ録音)

● ヴィルヘルム・ケンプによるブルショルリの思い出
● オイゲン・ヨッフムによるブルショルリの思い出
 1973年5月19日、ミュンヘン(バイエルン放送による放送用スタジオ録音)

DVD(32:25、モノクロ、4:3、LPCM MONO、NTSC、Region All)
● チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
 アンドレ・ヴァンデルノート指揮、RTFフィルハーモニー管弦楽団
 1963年2月16日、パリ(RTFによる放送用スタジオ収録)

 モニク・ド・ラ・ブルショルリ(ピアノ)

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Bruchollerie の音源は、このBOXが発売され...

投稿日:2016/10/10 (月)

Bruchollerie の音源は、このBOXが発売される前は、DENONからの数曲の協奏曲や、仏INAから出てたLive Recital盤くらいしかなかったので、このBOXでのBruchollerieの魅力がかなり解明されたのも嬉しい限りです。 Dutilleux:Sonata などはDutilleux本人が発表して3年経過して演奏してる点、早くから新作などを演奏してる点も興味深いです。※この録音は遺族の保管品からの。音質的に難はなりますが。 Szymanowski:Theme Varieなどは、男勝りな演奏と言われただけあって大胆な演奏が聴けます。 Debussy:La cathedrale engloutieなども大胆な響きと解釈が印象的です。 Virtuosoな演奏が満載ですが、一つ難を言えば、戦後から1966までの録音Liveが多いので、かなり音質的に厳しい部分もありますが、演奏は、当時の一発録り演奏が盛り沢山なので、スリルな部分が沢山あったりと、魅力な部分は伝わってくるBOX CDです。 ChopinやSchumann、Beethovenなど、非常に大胆、力強さ、勢いなど、女性を感じさせない演奏は、聴いてて圧倒されます。 本当は評価は高く評価してもいいのですが、音質がやはり、現代のデジタルな音質からすると、かなり程遠いので、1つ下げた4つにしてます。 解釈的には、今の若手の日本人には参考すべき内容が盛り沢山だと思います。 ピアニストの在り方を、考えさせてくれる演奏だとも思います。

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