CD Import

A Rhapsody in Blue -The Extraordinary Life of Oscar Levant (8CD)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
88985471862
Number of Discs
:
8
Format
:
CD
Other
:
Limited,Import

Product Description


伝説のピアニスト、オスカー・レヴァントの
ソニー・クラシカルへの全録音集。世界初CD化音源多数!


20世紀中盤のアメリカで人気の高さにおいて最高のコンサート・アーティストだったオスカー・レヴァント[1906-1972]。ホロヴィッツ、ルービンシュタインとともに、クラシック・ピアニストとして、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームにも刻まれています。トスカニーニ、ビーチャム、ミトロプーロス、ライナー、オーマンディが共演を乞い、ガーシュウィン作品の伝道師でもありました。1945年録音のオーマンディとの『ラプソディ・イン・ブルー』はビルボード・チャート入りし、コロンビア・レコードのベストセラー・アルバムとして数十年にわたりその記録を維持しました。また、テレビやラジオで自分の番組を持つトーク・ショーのパーソナリティであり、ガーシュウィンの伝記映画「アメリカ交響楽」(本人役として)、「ブロードウェイのバークレイ夫妻」、「パリのアメリカ人」、「バンド・ワゴン」など、ハリウッド映画にも多数出演、ピアニスト役でその腕前を披露することもありました。
 CD8枚組のこのセットに収録された音源は、1942年から1958年にかけてコロンビア・レコードに録音されたレヴァントのピアニストとしての全ての録音を初めて集成したものです。レヴァントの録音はガーシュウィン作品の一部を除いて過去にほとんどCD化されてこなかったので、今回のセットはその多くが世界初CD化となります。
 オーケストラとの共演になる協奏的作品では、コステラネッツ&ニューヨーク・フィル、オーマンディ&フィラデルフィア管などと共演したお得意のガーシュウィンのほか、チャイコフスキー第1番(オーマンディ&フィラデルフィア)、グリーグ(クルツ&ニューヨーク・フィル)は当然として、オネゲル(ライナー&ピッツバーグ響)、ハチャトゥリアンとA.ルビンシテイン(ミトロプーロス&ニューヨーク・フィル)という当時としては大胆な選曲と、当時コロンビアが擁した2大メジャー・オケと指揮者陣という豪華な共演ぶりが光っています。
 ソロでは、バッハ(唯一のバッハ録音であるパルティータ第1番)、ベートーヴェン(月光ソナタほか)、ショパン、リスト、ブラームス、ドビュッシー、ラヴェル、ラフマニノフ、コープランド(ルーカス・フォス編による『ビリー・ザ・キッド』抜粋)、さらにはジャズ風の自作『ブルー・プレイト・スペシャル』(世界初発売)までが含まれています。1946年の映画「ユーモレスク」(クラシック音楽を中心とした数少なかった当時の映画の一つ)のために録音されたワーグナー『トリスタンとイゾルデ』の『愛の死』をワックスマンがヴァイオリン、ピアノとオーケストラのためにアレンジした音楽では、何とアイザック・スターンと共演しています。
 LPサイズの見開き仕様のパッケージは、アメリカの名グラフィック・デザイナーであったアレックス・スタインワイス氏(SP〜LP初期にコロンビア・レコードのために多数のジャケットデザインを手がけた)によるデザインを使用。100ページのオールカラー・ブックレットは、アメリカの歌手でガーシュウィンとレヴァントについての研究家でもあるマイケル・ファインスタインによるエッセイ(欧文)、レアな写真やファクシミリなど多数を掲載予定。(輸入元情報)

【オスカー・レヴァント プロフィール】
1906年にピッツバーグでロシア系ユダヤ系移民の両親に生まれる。15歳で高校を卒業し、パデレフスキの弟子であるジグムント・ストヨフスキにピアノを学び、ダンスバンド、酒場、ナイトクラブなどで演奏。1928年、リハーサルなしの15分間のセッションで『ラプソディ・イン・ブルー』を録音し、そのアルバムはベストセラーに。1930年、ガーシュウィンとその兄アイラの知己を得て、1932年にニューヨークの17,000人の聴衆を集めたルイゾーン・スタジアムで、ガーシュウィンの希望で『ピアノ協奏曲ヘ調』を弾いてソロ・ピアニストとしてのデビューを飾った。さらにレヴァントとガーシュウィンは、トスカニーニのために『第2ラプソディ』の2台ピアノ用の編曲版を作成、1937年のガーシュウィンの死に際しては、ハリウッド・ボウルの追悼コンサートで『協奏曲ヘ調』を演奏している。
 1945年、ワーナー・ブラザーズのガーシュウィンの伝記映画「アメリカ交響楽」に出演。1951年のオスカー賞を受賞した映画「巴里のアメリカ人」で、ジーン・ケリーの海外出身の友人アダム役で出演し、演奏でも参加。この映画に出演する際、レヴァントは「B級映画であれば、私はピアノを弾く。A級映画ならば、ピアノを動かす」と冗談を言ったという。
 作曲者としては、シェーンベルクに3年間学び、その弦楽四重奏曲は、1937年にコーリッシュ四重奏団によって演奏された。レヴァントの作品で最もよく知られているのは、ビング・クロスビー、ローズマリー・クルーニー、ナット・キング・コール、フランク・シナトラ、サミー・デイヴィスJr、アンドレ・プレヴィンらによって様々に演奏された1934年のヒット曲『Blame It On My Youth(若さゆえ)』で 、近年でもキース・ジャレット、ブラッド・メルドー、アーロン・ネヴィル、バリー・マニロウ、ジェイミー・カラムらによって取り上げられている。
 1949年になってようやく、ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィルとの共演で、ガーシュウィンなどを弾いてカーネギー・ホールへのデビューを果たした。「彼の演奏は華やかで美しい・・・彼はピアノの巨人となる」とは、ニューヨーク・タイムズの音楽評論家オリン・ダウンズの評。1958年、フランツ・ワックスマン指揮によるロサンゼルス・ミュージック・フェスティヴァルで、ガーシュウィンを演奏するために病をおして出演したのが最後のコンサートとなった。1972年、ビヴァリー・ヒルズの自宅で心臓発作で65歳の若さで死去した。(輸入元情報)

【収録情報】

Disc1
● ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調


 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 アンドレ・コステラネッツ指揮、ニューヨーク・フィル
 録音:1942年5月4日、ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

● ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー

 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
 録音:1945年5月20日、6月2日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

● ガーシュウィン:第2ラプソディ
● ガーシュウィン:『アイ・ガット・リズム』による変奏曲

 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 モートン・グールド指揮、モートン・グールド・オーケストラ
 録音:1949年7月6日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

Disc2
● ガーシュウィン:3つのプレリュード
● ドビュッシー:アナカプリの丘
● ドビュッシー:雨の庭
● ジェロビンスキー:6つの短い練習曲〜第1番、第2番
● ショスタコーヴィチ:24の前奏曲〜イ短調 Op.34-2
● ショスタコーヴィチ:『黄金時代』 Op.22a 〜ポルカ
● ラヴェル:ソナチネ〜メヌエットの動きで
● レヴァント:ソナチネ〜コン・リトゥモ
● ファリャ:火祭りの踊り
● レクオーナ:マラゲーニャ
● プーランク:パストゥレル
● ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
● ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
● ドビュッシー:月の光
● プーランク:3つの無窮動
● ファリャ:『三角帽子』〜粉屋の踊り
● アルベニス:スペイン〜タンゴ
● J.S.バッハ/ハロルド・サミュエル編:パルティータ第1番変ロ長調 BWV.825


 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 録音:1941〜1945年

Disc3
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2〜第2楽章
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13『悲愴』〜第2楽章
● ワーグナー/ワックスマン編:トリスタンとイゾルデ
● ブラームス:ワルツ第15番変イ長調 Op.39
● シューマン:トロイメライ
● ブラームス:間奏曲 イ長調 Op.118-2
● ラフマニノフ:前奏曲 ニ短調 Op.23-3
● ラフマニノフ:前奏曲 変ホ長調 Op23-6
● ラフマニノフ:前奏曲 ト長調 Op.32-5
● ハチャトゥリアン:『ガイーヌ』〜剣の舞
● ハチャトゥリアン:『ガイーヌ』〜子守歌
● コープランド/ルーカス・フォス編:『ビリー・ザ・キッド』抜粋


 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 録音:1947〜1949年

● レヴァント:Blue Plate Special

 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 アイザック・スターン(ヴァイオリン)
 フランツ・ワックスマン指揮、交響楽団
 録音:1947年11月12日、ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

Disc4
● ショパン:練習曲集 Op.10〜第5番、第12番、第3番
● ショパン:夜想曲 第2番、第5番
● ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
● ショパン:ポロネーズ第3番イ長調 Op.40-1『軍隊』
● ショパン:ワルツ第11番変ト長調 Op.70-1
● ショパン:練習曲 第4番嬰ハ短調 Op.10-4
● ショパン:ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2
● ドビュッシー:水に映る影
● ドビュッシー:版画〜グラナダの夕べ
● ドビュッシー:奇人ラヴィーヌ将軍
● ドビュッシー:ミンストレル
● ドビュッシー:沈める寺
● ドビュッシー:人形へのセレナード
● ドビュッシー:小さな羊飼い
● ドビュッシー:レントより遅く
● ドビュッシー:2つのアラベスク


 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 録音:1946〜1947年

Disc5
● チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.32


 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
 録音:1947年12月12日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

● グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16

 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 エフレム・クルツ指揮、ニューヨーク・フィル
 録音:1942年5月4日、ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

● オネゲル:ピアノ小協奏曲 H.55

 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 フリッツ・ライナー指揮、コロンビア交響楽団
 録音:1949年7月6日、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

Disc6
● ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲変ニ長調 Op.38
● アントン・ルビンシテイン:ピアノ協奏曲第4番 Op.70


 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 ディミトリ・ミトロプーロス指揮、ニューヨーク・フィル
 録音:1950年1月3日、1952年、ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

Disc7
● リスト:ペトラルカのソネット第104番
● リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
● リスト:忘れられたワルツ 第1番
● リスト:ハンガリー狂詩曲第10番、第4番、第13番


 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 録音:1955年4-6月、ハリウッド

● ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
● ラヴェル:クープランの墓〜フォルラーヌ/メヌエット
● モンポウ:子供の情景


 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 録音:1958年6月10日、ハリウッド、American Legion Hall

Disc8
● ショパン:ワルツ 嬰ハ短調Op.64-2
● ショパン:マズルカ イ短調Op.17-4
● ショパン:マズルカ 変ロ短調Op.24-4
● ショパン:マズルカ 嬰ハ短調Op.63-3
● ショパン:マズルカ イ短調Op.67-4
● ショパン:練習曲 ハ短調Op.10-12「革命」
● ドビュッシー:ミンストレル
● ドビュッシー:奇人ラヴィーヌ将軍
● ドビュッシー:雨の庭
● ドビュッシー:人形へのセレナード
● ラヴェル:ソナチネ M.40
● ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲〜第18変奏
● ショスタコーヴィチ:『黄金時代』 Op.22a 〜ポルカ
● シリル・スコット:蓮の国(ロータス・ランド)
● プロコフィエフ:束の間の幻影 Op.22〜第1,3,6,10,11,16曲


 オスカー・レヴァント(ピアノ)
 録音:1958年6月5,10,19日、ハリウッド、American Legion Hall


 モノラル録音(セッション)

【ボックス仕様】
100 pages fully illustrated hard cover bound book
Panel on inner covers holds 2 x 4 CDs
Size: L 2.2 cm x W 30 cm x H 30 cm

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Recommend Items