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海賊とよばれた男 上 講談社文庫

Naoki Hyakuta

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062778299
ISBN 10 : 4062778297
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2014
Japan

Content Description

2013本屋大賞受賞作が文庫化!

忘却の堆積に埋もれていた驚愕の史実に当代一のストーリーテラーが命を吹き込んだ。
1945年8月15日、異端の石油会社『国岡商店』を率いる国岡鐵造は、海外資産はもちろんなにもかもを失い、残ったのは借金のみ。
そのうえ石油会社大手から排斥され売る油もない。しかし『国岡商店』は、社員ひとりたりと馘首せず、旧海軍の残油集めなどで糊口をしのぎながらも、たくましく再生していく。
20世紀の産業を興し、国を誤らせ、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは何者なのか−−実在の人物をモデルにした、百田尚樹作品初の本格ノンフィクションノベル!

【著者紹介】
百田尚樹 : 1956年、大阪生まれ。同志社大学中退。放送作家として人気番組「探偵!ナイトスクープ」など多数を構成。2006年、太田出版より刊行された『永遠の0』で作家デビュー。’13年『海賊とよばれた男(上下)』で第10回本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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出光興産がモデルの小説です。 傑物一代記...

投稿日:2021/06/22 (火)

出光興産がモデルの小説です。 傑物一代記、または昭和史、あるいは戦後復興譚ともいえる、多様な切り口をもつ力作です。 もちろんエンタメとしても無性に面白い。 唯一の欠点は主人公が完全無欠のスーパーマンのように描かれてることでしょうか。 百田さんの小説あるあるですが。

三浦大根 さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    構成としてはメインの戦後GHQとのやり取りを見せた後、如何に国岡商店が出来てきたのかを書かれていたが、そこまでの人物が昔はいたのだなと感動した。中でも永遠の0の主人公宮部との邂逅は、作品を超えて感動した。また作品中の登場人物がそれぞれ人を育てると言う意識が強いなと感じた。多くの社員を教育した国岡も日田氏や銀行頭取などの多くの人から支えられていて、隔世の感があった。

  • 徒花

    百田氏の作品は初めて読んだが、おもしろい。とにかくテンポがよく、用語もけっこう丁寧にわかりやすく説明してくれるから、当時(戦前〜戦後)の情勢についての知識があまりなくてもスラスラと読み進めていける。まだ上巻しか読んでいないからなんともいえないが、まず敗戦後の奮闘振りを描写したあと、2章では過去にさかのぼって主人公・鐡造の半生を振り返っていく構成はなかなかキャッチーだ。また、『永遠の0』の主人公をさりげなく登場させる演出もなかなか心憎い。分厚い本だが、驚くほどスピーディに読めた。

  • 再び読書

    最近読んだ本のキャラクターでは「隠蔽捜査シリーズ」の竜崎にかぶる。フィクションと実話の違いはあるが、原理原則に則り、強い信念を持って事にあたる。特にトップとしては心強く、自信を持って仕事が出来る。零戦のパイロットが宮部と言う遊びも気付くとおもしろい。しかし、いつの世も利権に群がる人間の醜さに嫌気がさす。当然それに打ち勝つカタルシスが、この本の面白さでもあるのですが。まだセブンシスターズではない頃の外資や、GHQも最近とんと聞かないので、逆に新鮮に感じます。今彼程滅私の心を持った政治家がどれだけいる?

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota)

    白人に隷属し、白人に資源を提供すべき国とみなされていた近代アジアにあって、気骨と誇り高い経営理念を持って世界に挑んだ経営者・出光佐三の物語を読み、眼に涙が溢れ、心には力が漲る思いであった。白人支配が強い世界の中にあって、決して強い者におもねることなく、卑屈にならず、日本人としての矜持を胸に敢然と世界に挑んだ経営者の生き様を私は深く胸に刻み込みました。私にとって『鼠』(城山三郎)、『お家さん』(玉岡かおる)に記された鈴木商店の大番頭・金子直吉と本書の出光佐三の二人は尊敬する経営者です。さて、下巻を読もう。

  • zero1

    経営者とは?企業とは何のために存在するのか? 石油を扱う国岡は、彼らしくその答えを示してくれる。 タンクから汲み出しの苦闘。 召集された社員にも給料を払い続ける選択。 「社員は家族」だから経営が苦しくても解雇なし。 出勤簿や定年もなし。 商売とは何か? 社長と呼ばれる人たちは、本書を机に置いたらいい。 ピンチに陥ったらこの本を読むのだ。 百田は発言こそ支持できないが、作品は読みやすく面白い! 本屋大賞に選ばれたのは妥当な選択。

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