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Piano Sonata, Time, Light and Shadow : Meiko Miyazawa(P)

Nakada, Yoshinao (1923-2000)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
KKC4063
Number of Discs
:
1
:
International
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


中田喜直、畢生の力作ピアノ・ソナタ。
世界初録音にして唯一の録音が
キングに宮沢明子の演奏で遺されていた!


宮沢明子は、桐朋学園大学・エール大学・ジュリアード音楽院出身、1963年ジュネーヴ国際音楽コンクールで1位なしの2位受賞、1964年ヴィオッティ国際音楽コンクール金賞第1席受賞のキャリアをもつ名ピアニスト。彼女が、1960年代に中田喜直のピアノ曲、それも主要3作品を録音していました!
 『夏の思い出』や『雪の降る街を』など歌曲・童謡に名作の多い中田喜直ですが、東京音楽学校(現・東京芸術大学)ピアノ科を卒業後、ピアニストを志し、豊増 昇に師事していただけに、ピアノ作品は重要なレパートリー。とりわけ『ピアノ・ソナタ』は1959年に日本音楽コンクール2位を受賞しながら、満足できずその後20年をかけて書き直し、1969年に完成をみた特別な思い入れのある作品です。3曲とも中田は録音に宮沢明子を指名。期待にこたえた宮沢明子の弾きっぷりに中田は感嘆と称賛の言葉をライナーに寄せています。カップリング曲が決まらずLP未発売に終わっていた『ピアノ・ソナタ』音源は今回、世界で唯一の音盤として登場です。
 1967年発売LP(SKR-1001)の初CD化。未発売音源(ピアノ・ソナタ)の初発売を含みます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
中田喜直:
1. 組曲『時間』
2. 組曲『光と影』
3. ピアノ・ソナタ (1969)

 宮沢明子(ピアノ)

 録音時期:1967年4月15日(1,2)、1969年1月18日(3)
 録音場所:東京、キング音羽スタジオ
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 エンジニア:菊田俊雄(1,2)、山崎聖次(3)

 未発売音源:3

【全点初CD化。キングレコード秘蔵音源シリーズ2】
好評にお応えして、キングレコード秘蔵音源シリーズ第2弾の登場となりました。いずれも初CD化。それどころか、宮沢明子による中田喜直の『ピアノ・ソナタ』は初めて日の目をみることになります。いずれもステレオ・セッションで、キングレコード60年代の正統派録音の醍醐味を味わえます。(キングインターナショナル)

Track List   

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組曲《時間》と組曲《光と影》は1967年4月1...

投稿日:2021/08/24 (火)

組曲《時間》と組曲《光と影》は1967年4月15日にスタジオ収録され、LP盤でリリースされているが、ピアノソナタはLP化もされず、このCDが初リリースになる。ソナタのほうは1969年1月18日のスタジオ収録。中田喜直のピアノ曲は初めて聴いた。組曲に関しては、1曲毎にタイトルは付いているものの、特にタイトルに固執することなく、純粋に音楽を作り上げる喜びに満ちたものである。宮沢明子の演奏は、中田喜直が依頼したとのことだが、作曲家のイメージを具現化することにおいて、打って付けであったことは明らかである。ソナタは1949年の音楽コンクールの出品作で2位を受賞したものの、第2・第3楽章が気に入らず、書き直しをして出版に至るまで20年を要した労作である。このあたりはライナーに中田喜直本人の文章が載っていて興味深い。演奏については、組曲と比較して、作曲家の真剣な想いがひしひしと伝わって来るようで感慨深い。宮沢明子でなければなし得なかったであろう演奏である。音質は、録音年次を考慮に入れなくても良好である。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

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