Karl Bohm The Collection Vol.3 1955-1956 -Mozart Cosi Fan Tutte, Die Zauberflote, Figaro, Don Giovanni : Vienna Philharmonic, Vienna SO, etc (10CD)

カール・ベーム・コレクション３（１０ＣＤ）
モーツァルト：オペラ録音集１９５５〜５６
魔笛、コジ・ファン・トゥッテ、フィガロの結婚、ドン・ジョヴァンニ

カール・ベームが1955年と1956年に録音したモーツァルトのオペラ音源を集めたボックスが、ヒストリカル系のレーベル「VENIAS（ヴェニアス）」から登場。先にリリースされて好評の第1弾、第2弾に続き、まだまだ元気だったベームの指揮の魅力を満喫できる定評ある名演のコレクションです。
　デッカでステレオでセッション録音した『魔笛』と『コジ・ファン・トゥッテ』、フィリップスでセッション録音した『フィガロの結婚』、そして『フィデリオ』などと共に、再建なったウィーン国立歌劇場を豪華に彩った緊迫感あるドイツ語版『ドン・ジョヴァンニ』のライヴ録音という構成です。

【フィガロの結婚】
フィリップス・レーベルが1956年のモーツァルト・イヤーにセッション録音で制作した名盤。当時ベームがよく指揮していたウィーン交響楽団とムジークフェラインの小ホールであるブラームスザールで収録された音質は、モノラルながらたいへん聴きやすい水準にあります。また、ウィーン国立歌劇場などで活躍していた名歌手たちが揃ったキャストも実に豪華。シェフラーの伯爵役、ユリナッチの伯爵夫人役、シュトライヒのスザンナ役、マラウニクのマルチェリーナ役など往年の大物歌手に加え、当時はまだ新進だったベリ−とルートヴィヒがそれぞれフィガロ役とケルビーノ役で歌う陣容は実に魅力的です。

【VENIAS／ヴェニアス・レーベル】
このレーベルのポリシーは、往年の個性的な演奏を手軽に楽しめるように低価格でボックス化するというもので、音についても、過剰なノイズカットや高域強調をおこなわずに、なるべく本来のサウンドを楽しめるようにするということです。

【収録情報】
Disc1-2
● モーツァルト：歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』 K.588　全曲

　フィオルディリージ：リーザ・デラ・カーザ（ソプラノ）
　ドラベルラ：クリスタ・ルートヴィヒ（メゾ・ソプラノ）
　フェルランド：アントン・デルモータ（テノール）
　グリエルモ：エーリッヒ・クンツ（バリトン）
　デスピーナ：エミー・ローゼ（ソプラノ）
　ドン・アルフォンソ：パウル・シェフラー（バリトン）
　ウィーン国立歌劇場合唱団
　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
　カール・ベーム（指揮）

　録音時期：1955年5月
　録音場所：ウィーン、ホーフブルク、レドゥーテンザール
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）
　原盤：DECCA

Disc3-4
● モーツァルト: 歌劇『魔笛』 K.620　全曲

　ザラストロ：クルト・ベーメ（バス）
　タミーノ：レオポルド・シモノー（テノール）
　弁者：パウル・シェフラー（バリトン）
　夜の女王：ヴィルマ・リップ（ソプラノ）
　パミーナ：ヒルデ・ギューデン（ソプラノ）
　侍女1：ユディト・ヘルヴィヒ（ソプラノ）
　侍女2：クリスタ・ルートヴィヒ（メゾ・ソプラノ）
　侍女3：ヒルデ・レッスル・マイダン（アルト）
　パパゲーノ：ヴァルター・ベリー（バリトン）
　パパゲーナ：エミー・ローゼ（ソプラノ）
　モノスタトス：アウグスト・ヤレッシュ（テノール）
　ウィーン国立歌劇場合唱団
　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
　カール・ベーム（指揮）

　録音時期：1955年5月
　録音場所：ウィーン、ホーフブルク、レドゥーテンザール
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）
　原盤：DECCA

Disc5-7
● モーツァルト：歌劇『フィガロの結婚』 K.492　全曲

　アルマヴィーヴァ伯爵：パウル・シェフラー（バリトン）
　伯爵夫人：セーナ・ユリナッチ（ソプラノ）
　スザンナ：リタ・シュトライヒ（ソプラノ）
　フィガロ：ヴァルター・ベリー（バリトン）
　ケルビーノ：クリスタ・ルートヴィヒ（メゾ・ソプラノ）
　マルチェリーナ：イラ・マラニウク（メゾ・ソプラノ）
　バルトロ：オスカー・チェルヴェンカ（バス）
　バジーリオ：エーリッヒ・マイクート（テノール）
　バルバリーナ：ロスル・シュヴァイガー（ソプラノ）、他
　ウィーン国立歌劇場合唱団
　カール・ピルス（チェンバロ）
　ウィーン交響楽団
　カール・ベーム（指揮）

　録音時期：1956年4月
　録音方式：モノラル（セッション）
　原盤：PHILIPS

Disc8-10
● モーツァルト：歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 K.527　全曲

　ドン・ジョヴァンニ：ジョージ・ロンドン（バリトン）
　ドンナ・アンナ：リーザ・デラ・カーザ（ソプラノ）
　ドン・オッターヴィオ：アントン・デルモータ（テノール）
　ドンナ・エルヴィラ：セーナ・ユリナッチ（ソプラノ）
　レポレロ：エーリッヒ・クンツ（バス）
　マゼット：ヴァルター・ベリー（バス）
　ツェルリーナ：イルムガルト・ゼーフリート（ソプラノ）
　騎士長：ルートヴィヒ・ウェーバー（バス）
　ウィーン国立歌劇場合唱団
　ウィーン国立歌劇場管弦楽団
　カール・ベーム（指揮）

　録音時期：1955年11月6日
　録音場所：ウィーン、国立歌劇場
　録音方式：モノラル（ライヴ）
　原盤：RCA (ORF)

　クラムシェル・ボックス仕様