The Wicker Man (1973)

異端宗教の島を舞台にしたカルト・ホラーのクラシック、初Blu-ray化！

●本国公開から25年後に日本公開されたカルトの古典、初のBlu-ray化！
少女失踪、孤島、異端宗教、性的儀式、ミュージカル要素、興行的失敗、そしてクリストファー・リー…。『ウィッカーマン』は、カルト映画のカルト映画たるべき要素を全て備えたカルトの古典である。その人気は、2006年にニコラス・ケイジが自身のプロデュースと主演で再映画化したことでもうかがえる。『ウィッカーマン』のディレクターズ・カットは99分だが、劇場公開は88分（日本での劇場公開も88分版）で、この初Blu-ray化も88分版。

●クリストファー・リーのお気に入り作品！
『ウィッカーマン』は、『吸血鬼ドラキュラ』等でハマー・フィルムのホラー映画スターとしてのイメージを確立したクリストファー・リーが、新境地開拓のため自らも企画に加わって出演した作品である。『探偵〈スルース〉』『フレンジー』等、ミステリーに定評のある脚本家アンソニー・シェイファーのオリジナル脚本にもかかわらず、興行的には不遇に終わった本作品だが、リー自身は、自分のお気に入りの作品のひとつとしている。

●そもそも「ウィッカーマン」とは何か？
紀元前の古代ガリアの宗教、ドルイド教で行われた人身御供の儀式を指す英語。「Wicker」は「編み細工」、「Man」は「人」。巨大な人の形の檻の中に、犠牲となる家畜や人間を閉じ込めたまま、焼き殺して神に捧げる。映画『ウィッカーマン』では当然この儀式が重要な意味を持つ。

分数：本編88分
ディスクタイプ：1層ブルーレイ
色：カラー
製作国／製作年：イギリス映画／1973年
音声：1.英語（リニアPCM　96KHZ/24bit）　モノラル2.0ch
字幕：日本語
画面：1080p　High Definition（1.66:1 ビスタサイズ）

【封入特典】
ブックレット（16ページ予定）

【映像特典】
オリジナル予告編

＜ストーリー＞
スコットランド警察に勤める中年の巡査部長ニールは、ヘブリディーズ諸島の孤島、サマーアイル島で行方不明になった少女を探してほしいという匿名の手紙を受け取る。捜査のため島にやってきたニールは、島民がキリスト教普及以前のケルト的宗教生活を送っていることを知る。厳格なキリスト教徒のニールは島民の特異な風習に嫌悪感を抱きながらも捜査を続けた結果、少女は島の宗教儀式の生贄として殺されたのではないかと疑い始める…。

＜スタッフ＞
製作：ピーター・スネル
監督：ロビン・ハーディ
脚本：アンソニー・シェイファー
撮影：ハリー・ワックスマン
音楽：ポール・ジョヴァンニ

＜キャスト＞
エドワード・ウッドワード　『クリスマス・キャロル』『ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン！』
クリストファー・リー　『吸血鬼ドラキュラ』『ロード・オブ・ザ・リング』
ダイアン・シレント　『トム・ジョーンズの華麗な冒険』『華麗なる激情』
ブリット・エクランド　『007黄金銃を持つ男』『紳士泥棒/大ゴールデン作戦』

イギリス公開：1973年10月16日　日本公開：1998年3月21日

©1972