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冬近いニューヨークで連続殺人事件が発生。凶器は鋭利な刃物、被害者は一様に美しい女性ばかり。犯人に襲われて重傷を負いながらも、命を取り留めた若い女性フェイ(A・ケラー)は、事件のあった晩の混乱した記憶を辿りながら殺人犯の正体を暴こうとする。やがて、陰惨な事件の背後に、ある不幸な少女の存在が浮かび上がった。恐るべき真犯人を知ったフェイに、再び殺意に燃える切り裂き魔のナイフが迫る!
ゾンビを離れてもフルチの演出は快調で、大都会ニューヨークの観光スポットを巡りながら、おノボリさん気分で謎解きが楽しめる美味しい構成になっている。
圧巻なのは犠牲者として画面を彩るイタリアン・セクシーの顔ぶれ。まずは元ミス・イタリアのシンツィア・デ・ポンティ扮する自転車ギャルを血祭りにあげてスタート。続いて「人喰族」(84)で乳房鈎吊りになったゾーラ・ケローヴァが股間を割れたビンで突き通され、「人間解剖島/ドクター・ブッチャー」(81)のA・デリ・コリは下腹をバッサリ切り開かれる。フルチのお気に入り女優D・ドリアになると全身を剃刀でメッタ切り。鋭い刃が乳首や眼球を真っ二つにするショットが痛々しい。またフルチ自身も、事件を調査する警部にお小言を垂れる上司役でカメオ出演。
【映像特典】
1.女優ゾーラ・ケロヴァのインタビュー 2.オリジナル劇場予告編 3.ロケ地巡り映像
【スタッフ＆キャスト】
監督・脚本：ルチオ・フルチ（「サンゲリア」「真昼の用心棒」）
共同脚本：ダルダーノ・サケッティ（「デモンズ」「地獄の謝肉祭」）、ジャンフランコ・クレリチ（「食人族」「真夜中の狂気」）他
キャスト：アルマンタ・ケラー（「ザ・ゴールデン・コブラ」）、ジャック・ヘドレー（「チップス先生さようなら」）、アレクサンドラ・デリ・コリ（「人間解剖島／ドクター・ブッチャー」）、ダニエラ・ドリア（「地獄の門」）、ゾーラ・ケロヴァ（「人喰族」）
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