Ro.Go.Pa.G.: Laviamoci il cervello

＜ロッセリーニ＞+＜ゴダール＞+＜パゾリーニ＞+＜グレゴレッティ＞＝「ロゴパグ」！諧謔、皮肉あるいは機知、または想像と審美によって世界の醜悪を描いた怪作オムニバス！

イタリア映画の巨匠ロベルト・ロッセリーニ、フランス・ヌーヴェルヴァーグの旗手ジャン＝リュック・ゴダール、そして異色作家ピエル・パオロ・パゾリーニ、TV監督ウーゴ・グレゴレッティ、4人の監督・脚本による名短篇を集めた映画ファン必見作。ブラックユーモア溢れる極上の妙味を堪能できるだろう。タイトルは映画作家4人の頭文字から取ったもの。

原題：RoGoPaG: LA VIAMOCI IL CERVELLO
年代：1963年
製作国：イタリア＝フランス
カラー/モノクロ：モノクロ/パートカラー
時間：約122分
音声：言語
ステレオ／モノラル"：イタリア語/モノラル
片面1層／2層：1層
字幕：日本語
画面サイズ：ビスタサイズ
音声圧縮方式：リニアPCM
映像圧縮方式：MPEG-AVC

【あらすじ】
第1話：ロッセリーニ監督「潔白」・・・国際線キャビン・アテンダントに恋した男の偏執狂的異常な行動。　第2話：ゴダール監督「新世界」・・・人々の変化、世界の終わるさまを記録する男。パリ上空では核爆発が起きていた。　第3話：パゾリーニ監督「ラ・リコッタ（意志薄弱な男）」・・・＜キリスト磔刑＞の映画撮影地。磔にされた信者を演じる男の役者は、マグダラのマリア役の女のストリップを見て悶絶、彼は貧しく空腹だったため、現場でチーズを食べ過ぎ、実際の十字架の上で死ぬことに・・・。映画監督を演じるのは怪優O・ウェルズ。（映画発表当時、本編は公開禁止となり、宗教に対する不謹慎な描写を理由にパゾリーニは逮捕されてしまう。）　第4話：グレゴレッティ監督「にわとり」・・・消費社会の現代で、マスコミに振り回される俗人夫婦の滑稽。

【スタッフ＆キャスト】
監督: ロベルト・ロッセリーニ、ジャン＝リュック・ゴダール、ピエル・パオロ・パゾリーニ、ウーゴ・グレゴレッティ
撮影 ルチアーノ・トラザッティ、ジャン・ラビエ、トニーノ・デリ・コリ、マリオ・ベルナルド
音楽 カルロ・ルスティケリ
製作 アルフレード・ビニ
出演 ロザンナ・スキャフィーノ、ジャン＝マルク・ボリ、オーソン・ウェルズ、ウーゴ・トニャッツィ、ラウラ・ベッティ

1964年ゴールデン・ゴブレット賞 最優秀監督賞（ピエル・パオロ・パゾリーニ）