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In Memoriam Kathleen Ferrier -Mahler, J.S.Bach, Handel, Gluck

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
TAH725
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

TAHRA フェリアー生誕100年記念盤
『大地の歌』女声楽章、インタヴューなど


深く響く声を持つアルト歌手として、世界的名声を博したキャスリーン・フェリアーは、1912年にランカシャーに生まれ、1953年に乳がんのため41歳の若さでロンドンで没しています。
 ワルターやクレンペラー、ボールト、バルビローリ、カラヤン、ベイヌムら錚々たる指揮者達が賛美を惜しまなかったその歌唱は実に素晴らしく、独特の美しい艶ののった声質で豊かなコントラルトの響きを獲得した声は常に見事な水準に達していました。歌のスタイルも、感情に流されない清冽なもので、マーラーでもバロックでも、作品の味わいが自然に滲み出るかのような気品ある歌唱には、様式を超えた特別な魅力が備わっています。
 今回、ヒストリカル音源でおなじみのフランスのターラ・レーベルからリリースされるアルバムは、彼女の生誕100年を記念してリリースされるもので、貴重な音源を含む内容となっています。

【1949年の『大地の歌』〜第2&4楽章】
1949年8月21日、ザルツブルク音楽祭でワルター&ウィーン・フィルと共演した際のライヴ録音が第2楽章から第5楽章にかけて残されており、かつてウィーン・フィル自主制作盤の中に含まれていましたが、今回は、その中からフェリアー独唱による第2楽章と第4楽章が収録されています。ORF(オーストリア放送)提供の正規音源ながら音の状態はあまり芳しくないということです。

【1952年の『大地の歌』〜第6楽章】
フェリアーの『大地の歌』といえばワルター&ウィーン・フィルとのデッカへのセッション録音が有名ですが、この音源は、デッカ録音と同じ頃、1952年5月17日に同じくワルター&ウィーン・フィルと共演したライヴ音源です。
 ターラ・レーベルでは、2002年にTAH482(現TAH4033)としてリリース済みですが、今回は、ラジオ・フランスのプロデューサーの尽力により、終楽章『告別』のマスターテープのコピーが入手できたため、正真正銘のロート・ヴァイス・ロート音源を使用しており、2002年盤よりもずっと音質が良いということなので、おそらく2006年に発売され、音の良さで話題になったANDROMEDA盤と同等、あるいはそれ以上のクオリティが期待できるのではないかと思われます。

【バッハ、ヘンデル、グルック】
バロック音楽を得意としたフェリアーの記念盤ということで、カラヤン指揮の『マタイ受難曲』、ピアノ伴奏によるヘンデルの『セメレ』と『アトランタ』の美しいアリアに、フェリアーのきわめつけでもあったグルックの『オルフェオとエウリディーチェ』のアリアが収録されています。

【インタビュー】
アルバムの最後には、1949年8月、上記『大地の歌』演奏の頃に収録されたフェリアーのインタビューも収録されています。ドイツ語での質問に落ち着いた英語で答えるフェリアーの声は、話し言葉も魅力的だったという伝説が実感でるものということです。(HMV)

【収録情報】
・マーラー:大地の歌〜第2楽章『秋に寂しき者』
・マーラー:大地の歌〜第4楽章『美について』
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ブルーノ・ワルター(指揮)
 録音:1949年8月21日、ザルツブルク

・マーラー:大地の歌〜第6楽章『告別』
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ブルーノ・ワルター(指揮)
 録音:1952年5月17日、ウィーン

・J.S.バッハ:マタイ受難曲〜憐れみ給え、わが神よ
 ウィーン交響楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 録音:1950年6月9日、ウィーン

・ヘンデル:歌劇『セメレ』〜汝の歩む所
・ヘンデル:歌劇『アトランタ』〜恋に悩むウミガメのように
・グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』〜「われエウリディーチェを失えり」
 ジョルジオ・ファヴァレット(ピアノ)
 録音:1951年2月6日、ミラノ

・キャスリーン・フェリアーのインタビュー
 録音:1949年8月

 キャスリーン・フェリアー(アルト)

Customer Reviews

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ワルター指揮の「大地の歌」でしか知らなか...

投稿日:2015/11/23 (月)

ワルター指揮の「大地の歌」でしか知らなかったアルト歌手でした。その別テイクが入っているとのことと、2014年2月13日にレーベルの顔であるルネ・トレミヌ氏が亡くなられ、22年間に655のタイトルを世に送り出したその活動に終止符を打つことになったことにより、廉価になったので、入手した次第です。ピアノ伴奏によるアリアは、音が全体的に曇っていて貧しいのですが、その中から突き出してくるフェリアーの声の美しさに初めてフェリアーの素晴らしさに気づくことができました。ありがとうございました。

the_first さん | 埼玉県 | 不明

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