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夢幻花 Php文芸文庫

Keigo Higashino

User Review :4.5
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569765600
ISBN 10 : 4569765602
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
April/2016
Japan

Content Description

「黄色いアサガオだけは追いかけるな」
−−−謎のメッセージが意味するものとは。

独り暮らしをしていた老人・秋山周治が何者かに殺された。遺体の第一発見者は孫娘の梨乃。梨乃は祖父の死後、庭から消えた黄色い花のことが気にかかり、ブログにアップする。ブログを見て近づいてきたのが、警察庁に勤務する蒲生要介。その弟・蒼太と知り合った梨乃は、蒼太とともに、事件の真相と黄色い花の謎解明に向けて動き出す。西荻窪署の刑事・早瀬らも、事件の謎を追うが、そこには別の思いもあった。
「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と著者自らが語る長編ミステリ。

【著者紹介】
東野圭吾 : 1958年、大阪生まれ。大阪府立大学工学部卒。85年、『放課後』で江戸川乱歩賞、99年、『秘密』で日本推理作家協会賞、2006年、『容疑者Xの献身』で直木賞、本格ミステリ大賞、12年、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で中央公論文芸賞、13年、『夢幻花』で柴田錬三郎賞、14年、『祈りの幕が下りる時』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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登場人物のバックグラウンドが気になる、深...

投稿日:2021/07/04 (日)

登場人物のバックグラウンドが気になる、深いストーリーでした!展開はテンポよく読みやすかったです。一気読みしました!

AYA さん | 愛知県 | 不明

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東野さんの作品の中ではあまり有名な方では...

投稿日:2021/04/15 (木)

東野さんの作品の中ではあまり有名な方ではないような気がするのですが、とても面白いミステリで大好きです。アサガオの花を見る目が変わってしまいますね。

mori さん | 東京都 | 不明

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帯に書いてある「こんなに時間をかけ考えた...

投稿日:2021/04/09 (金)

帯に書いてある「こんなに時間をかけ考えた作品は他にない」という文言に惹かれて読みました。さすがの文章力で、単に犯人捜しのミステリーに終始せず、ひとりひとりの登場人物の人生が感じられて非常に奥深い作品だと思います。

ayu さん | 富山県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    小説の着想の根幹にあったのは、黄色いアサガオ。そこに登場人物たちを配して、物語を組み立てていったと思われる。江戸期のアサガオブームは(菊や金魚もそうだが)とうてい今の比ではなかっただろう。それだけ、世が太平で暇と根気と知識と技術があったということか。さて、小説中では若いカップル、刑事、察庁のキャリアと複数の探偵役が登場する。それぞれに魅力的でないことはないが、プロットには不必要と思われる錯綜の仕方と相まって、小説の散漫化をきたしているようにも思われる。東野作品を読むのは久しぶりだが、こんなものだったかな。

  • ehirano1

    プロローグが衝撃過ぎて(否、秀逸過ぎるのかもしれません)、この先一体どうなるのかと一気にのめり込みました。一見バラバラとも思え、且つ数世代に渡る事項を徐々に興味深く繋げていく著者の筆力に感服しました。また、老いも若きの各々が再生を伴う新しい一歩を踏み出す様がカッコよかったです。各々の前途に幸あれ、と願いたくなりました。

  • つるちゃん0719

    夢幻花がまさか黄色い朝顔の事は知りませんでした。 もし今も現在するなら新種のドラッグとして蔓延するかもしれないですね。

  • ノンケ女医長

    その効果で、人を虜にしてしまう種。爽快感とともに、高い次元でいろんな感覚が研ぎ澄まされる。使用中に創作された楽曲で、たくさんの人が感動に包まれ、支持される。種の普及で社会が滅びるとして、自然界から放逐された黄色い朝顔。きっと著者は、違法薬物の使用と弊害を問いたくて、小説に仕上げたのかなと思った。沈鬱しきった世相がいつまで続くか分からない今、刹那性を求める人は多いはずで、違う角度から作品を再度、読むことができた。

  • またおやぢ

    東野圭吾氏の作品を読むのは久しぶり。パラパラと複数の物語や謎を撒き散らす辺りは彼の十八番。それらの話や謎の一つ一つは大変に興味深く、最終的には全ての物語が回収されることは判っていても、どの話がどう結びつき、謎がどう解決されるのか、或いは多数の登場人物(今回は特に多い印象)が、どのような役割をこなしつつ着地点に向かうのか興味津々。また東野氏ならではの科学的な知識や着想が知的好奇心をくすぐり...一気呵成のうちに読了。蒲生兄弟のどちらか(要介か蒼太)を主人公にしたミステリーシリーズの始まりを予感させる一冊。

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