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マスカレード・イブ 集英社文庫

Keigo Higashino

User Review :4.0
(6)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087452167
ISBN 10 : 4087452166
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2014
Japan

Content Description

【ミリオンセラー、シリーズ第2弾】
ホテル・コルテシア大阪で働く山岸尚美は、ある客たちの仮面に気づく。一方、東京で発生した殺人事件の捜査に当たる新田浩介は、一人の男に目をつけた。事件の夜、男は大阪にいたと主張するが、なぜかホテル名を言わない。殺人の疑いをかけられてでも守りたい秘密とは何なのか。お客さまの仮面を守り抜くのが彼女の仕事なら、犯人の仮面を暴くのが彼の職務。二人が出会う前の、それぞれの物語。

第1話『それぞれの仮面』
山岸の元彼登場。部屋から消えた女を探せ!
第2話『ルーキー登場』
ホワイトデーの殺人。新米刑事・新田が捜査。
第3話『仮面と覆面』
謎の“女流作家"の秘密をファンから守り抜け!
第4話『マスカレード・イブ』
舞台は東京と大阪。准教授の鉄壁のアリバイ。

Customer Reviews

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Comprehensive Evaluation

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シリーズの2作目で、マスカレードホテルを...

投稿日:2021/07/04 (日)

シリーズの2作目で、マスカレードホテルを読んだ人はかなりおもしろく読めると思います!読みやすい作品でした。

AYA さん | 愛知県 | 不明

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マスカレード・ホテルの新田と山岸が出会う...

投稿日:2021/06/18 (金)

マスカレード・ホテルの新田と山岸が出会う前の話が描かれています。お二人の新人時代の話や山岸の元カレの話がありとても楽しめます。

ひまわり さん | 東京都 | 不明

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みなさん書かれているようにマスカレードホ...

投稿日:2021/04/17 (土)

みなさん書かれているようにマスカレードホテルの方が読み応えがあると思いますが、こちらも良作です♪まずホテルのほうを読むのがおすすめです。

みっちゃん さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy

    前作でコンビを組んだ山岸尚美と新田浩介それぞれの初々しさを髣髴させるエピソード集。本書の美味しいところは山岸尚美のパートでは日常の謎系ミステリを、新田浩介のパートでは警察小説と2つの味わいが楽しめることだ。これらを卒なくこなす東野氏の器用さこそが特筆すべき点であるのだが。この2つの要素を上手く溶け合わせた万人に受けやすいブレンドコーヒーのような作品で、じっくり読むというよりも息抜きで軽く読める読み物となっている。因みに映画化された『疾風ロンド』と微妙なリンクがあるので興味のある方は探してみては?

  • Yunemo

    フロントクラークとしての役割を存分に発揮させ、本業ではない職分ながら、自前の推理、仮説から事件の解決へ。このパターンってどこかにもありましたよね。それがまた人を惹きつける大きな魅力になる。尚且つ、そこに至るまでのプロセスがロジカルで。人間誰しも、薄い、厚いはありながら、それぞれの仮面をかぶっているもの。ここに生き様があり、その心理を読み解くところに惹かれるのです。と、言って、一人主人公にせず、コンビによる作品とするところに更なる面白味。本来ならシリーズがあってのエピソード1としての位置付けなんでしょう。

  • ヴェネツィア

    シリーズ第2弾だが、時間軸の上からは『マスカレード・ホテル』よりも以前の設定。しかも今回は4つの短篇からなる。このシリーズの特徴であるのかも知れないが、事件及び犯人はやや特異であるものの、推理と解決には幾分の飛躍がある。そのことは作家自身も十分に承知していて、中には犯人が明らかになりながらも逮捕にいたらないものもあったりする。ホテルとそこに勤務する尚美が重要な役割を果たすのは、まさに「マスカレード」たる所以だろう。なお、今回の作品群ではちょっと毒を含んだ妙齢の女性たちの描きかたがなかなかに魅力的だ。

  • zero1

    誰もが仮面を付けている。客だけでなく、刑事やホテルマンも。第二弾は以前の山岸と新田を描く。山岸の元カレ登場は軽いと感じたが、そこは人気作家、東野。読者を飽きさせない。ジョギング中に刺殺された男の死や大学教授刺殺事件など【真相の裏に真相】がある凝った構造。【覆面作家】や【偽物のスッピン】など全エピソードに【仮面】が登場。特に最後は【香り】が事件解決に結びつき、次の事件への布石にもなっている。舞台が大阪なのは東野の出身地。そして理工学部も彼に関連している。単に【柳の下のドジョウ】ではなく、興味深く読めた一冊。

  • パトラッシュ

    犯罪者の仮面をはぎ取るのが刑事の仕事なら、客の仮面を決してはぎ取らず沈黙と推察で見送るのがホテルマン。それぞれのプロである新田と山岸が、ホテルの利用者の仮面に隠された素顔を調べていく短編集は、題名通り彼らが『マスカレード・ホテル』で邂逅する前夜のドラマが展開する。犯罪や奇妙な客に絡む謎を解く2人の姿は、ガリレオのような天才ではなく普通の人間だが自分たちの仕事にプライドを持つ者だけにあるオーラすら感じる。あれほど衝突しながら互いにプロだからこそ相手の実力を認め合い、前作での事件解決に至ったと納得させられる。

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