Love And Blues

セカンドアルバム「2ND IMPACT」から2年半。リリース後2人は自身のソロ作は勿論、それぞれ多くの話題作に客演、プロデューサーとして参加、LIVEも全国各地に及び多忙な日々を過ごす。。。その日本全国様々な場所でLIVEをした経験を活かして、LIVEを意識して制作されたという3rdアルバム「LOVE AND BLUES」が満を持して完成した。
本作、勝負の3枚目で敢えて客演はHUNGER（GAGLE）の1人のみ。他は全て2人だけで作り上げた。ここ数年で様々な客演、プロデュースをこなしたことで2人は間違いなくネクストレベルに到達、今までの作品よりもよりレンジが広がったHIMUKIのビートと、曲によって多種多様なアプローチを試みたKGEのラップが融合することで、一聴して格段にレベルアップしているのがわかるはずだ。SKITなしの16曲収録、「LOVE AND BLUES」は間違いなく今までの日本語ラップにはない唯一無二の傑作だ。

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全てをつぎ込んだKGEくんの気持ちを一回通して聞いただけでは受け止め切れないほどエネルギーと愛に溢れたアルバム。何曲目かでKGEくんも言っていたけれど、これが、このスタイルが受け入れられようが売れようが売れまいが、聞き流されるような類の音ではなくて人生戦ってる人に力を与えてくれる。メッセージや表現が過激になったり、パーソナルなものでも、ここに込めたエネルギーには誠実さがあって、それがある限り作品として、わかるひとにしっかりと伝わり、大切にされるはず。いろいろなフレーズやマナーをサンプリングして表現して真正面なヒップホップなんだけど、聞き終わった後に残る、強い感覚はブルースで。HIMUKIくんへの信頼感がなければここまで向き合えることはできなかったのかなと、そう思うし、そういう意味でもK&Hの最強タッグ、今回本当にグッときました。

- HUNGER -


【KGE & HIMUKI (カゲ・アンド・ヒムキ) プロフィール】
FRESHなセンテンスを武器に、予測不可能、奇抜で飛び抜けたFlowを駆使する国内屈指の実力を持つ技巧派であり、自身の作品は勿論、MURO、GAGLE等、数々の客演、全国各地のLIVE会場でその名を轟かせているKGE。抜群の信頼度と安定感を誇るトラックメイカーであり、日本のみならずこれまでにもKOOL G RAP、Guilty Simpson、RASCO、TABLEEKと言ったアメリカでもプロップスのあるアーティストとのコラボ作やヨーロッパ、アジア諸国に至るまで様々なアーティストのプロデュース、リミックスを手がけるなどワールドワイドに活動しているHIMUKIのユニット。2010年に1stアルバム「LOCAL FAMILY」、2013年に2ndアルバム「2ND IMPACT」をリリースし大きな話題を呼んだ。その後2人はそれぞれ多くの話題作に客演、プロデューサーとして参加し、K&Hの次作が期待される中、満を持して3rdアルバム「LOVE AND BLUES」を完成させた。