HMV Review
1961 年、ジョン・コルトレーンの貴重なライブ音源をカップリングしたCDがSolarから登場です。
一つは、7 月1日のニューポート・フェスティバル。この年のフェスティヴァルは前年の観客の騒動により、同じニューポートで開催されつつも、名称か
らジャズの文字を除き開催されたものの多くのジャズ・ミュージシャンも参加。コルトレーンが、目玉アーティストであったことは言うまでもありません。
カルテットでの演奏(M-4 はベースが2人のクインテット)は、モード・ジャズの象徴ともいえる演奏。インプレッションズ、ナイーマ、マイ・フェイヴァリット・ソング共に、マッコイのブロック・コードも冴え、コルトレーンのモード奏法が聴ける紛れもない貴重なパフォーマンスです。この音源は、Musi ca Jazz から一度LPとしてリリース。しかし、CD としては、レーベルもナンバーも全くない超コレクターズ音源としてしかリリースされた記録が見当たりません。現在、ダウンロードのサイトが見当たりますが、モノとしてのCD 盤は、見当たらないから、貴重です。
もう一方は11月のヘルシンキ。こちらには、何とエリック・ドルフィーが参加。コルトレーンが地を這うようなモードのフレーズを敷き詰めるように繰り出していく中、飛翔するように、自由な演奏をするドルフィー。今なお、ドルフィーはドルフィーであって、他のミュージシャンの追随を許さないと言えると思いますが、コルトレーンのグループでのコントラスト鮮やかな演奏は、60 年代、避けて通れない音楽の素晴らしき結晶と言って過言ないでしょう。
こちらの音源も貴重。この一日後、11月23 日のストックホルムでの演奏は、70 年代初のLP 登場のあと、日本盤を含めて、数度CD 化されていますが、22日のヘルシンキの演奏は、、Gambit 盤から2007 年にリリースされてはいますが、一部ファンから指摘がありましたピッチのズレが、本盤では解決されており、本Solar 盤は正確なピッチでリリースされる初めての音源となります。
8頁のブックレットも収録された貴重なCD化。コルトレーン・ファン、そして、ドルフィー・ファンの方、マストの音源の登場です。
JOHN COLTRANE(ts,ss), McCOY TYNER(p),REGGIE WORKMAN(b), ELVIN JONES(ds), Eric Dolphy(as, fl M5-8) and Art Davis(b-M4)
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