評価：★★★★　とにかく楽しい。聴いていると知らず知らずのうちに身体をゆすっているライブ盤です！タッド・ダメロンの曲が多いのも嬉しい。ブルース・アレイ・ライブ３部作はどれも素晴らしいが、自分的には、デキのいい順からＶｏｌ．１、２、３かな？

★★★★１／２ こんな楽しいライブ演奏が今まであったでしょうか？というくらいノリノリになってしまう演奏です。ホッド・オブライエンの畳みかけるように音を積み重ねていくピアノが、レイ・ドラモンドの重厚なベース、ケニー・ワシントンの心憎いドラムのリズム陣にどんどん盛り立てられていきます。マスト・バイです！

オブライエンは、バリー・ハリスに衰えが見られる現在、最高のバップピアニストだと断言できる。曲のテーマ部分にはあまり手を加えず、ソロはあくまで端正に美しく、正統的なビバップの語法でつづっていく。ある批評家がパウエルとトリスターノとをミックスしたスタイルだと述べていたが、独特のクールなタッチに彼の個性が窺える。選曲の良さから、私は本作を彼の代表作として推す。特にH.シルバーの５は、何度聞いてもわくわくさせられる。