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騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編

Haruki Murakami

User Review :4.0
(6)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103534327
ISBN 10 : 410353432X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan

Content Description

『1Q84』から7年――、
待ちかねた書き下ろし本格長編

その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた……それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕(あらわ)れるまでは。

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Comprehensive Evaluation

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この作品は、どことなく1Q84を彷彿とさせま...

投稿日:2021/07/03 (土)

この作品は、どことなく1Q84を彷彿とさせます。作者もそれを狙っているのかもしれませんが、比較してみても面白いです。

まんまる さん | 福岡県 | 不明

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読後の感想ですが、今までの村上作品に頻出...

投稿日:2021/04/14 (水)

読後の感想ですが、今までの村上作品に頻出してきた頻出してきた道具立ての更なる使いまわしが目立つ作品です。

三浦大根 さん | 神奈川県 | 不明

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こちらの作品も村上の独自の世界観=パラレ...

投稿日:2021/04/11 (日)

こちらの作品も村上の独自の世界観=パラレルワールドの展開を軸に描かれており、話の展開がスリリングで予定調和」的でないので音楽で云えばセロニアス・モンクの作品を聴いているような「予測不能な不安定な面白さ」がある。 村上作品は現実の世界を表現する際に俗なセックス描写を多用することで 「もう1つの世界」により非日常性を持たせインパクトを強調する手法を用いるが、ノーベル文学賞という視点から捉えると「もう1つの世界」の描写と比較するとセックス描写の踏み込みが浅すぎてややもすると手抜き感さえ感じてしまう。 ノーベル文学賞が文学のひとつの到達点であるとするならば、セックスの生物学的・動物学的な側面だけではなく快楽・スピッチュアルな側面にも踏み込んで描いてほしいところだ。 個人的にはノーベル文学賞を受賞したものが全てがすべて素晴らしい作品だとは思わないが村上氏の作品がノーベル文学賞に選ばれない理由がなんとなくわかるような気がする。・・・

I.O.U さん | 北海道 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    私はハルキストでも村上主義者でもありませんが、村上春樹の新作はコンスタントに読んでいます。とりあえず第1部500P強一気読みしました。The村上春樹という感じ、本人は意識していないと主張していますが、本作でノーベル文学賞を狙っているのかも知れません。続いて第2部に突入、トータルの感想は第2部読了後に。

  • 遥かなる想い

    後半になって ようやく物語が動き出した.. そういった印象の第1部だった。 肖像画を描く仕事をしている 私のひどく 老成した考えが 村上春樹らしい静逸な世界を 醸し出す。 顔を書く 私の周りの登場人物たちは 相変わらず 存在感が薄く 顔が見えない.. オペラ「ドン・ジョバンニ」に登場する 「騎士団長殺し」のシーンがどう物語の 展開に繋がっていくのか? 不気味な免色渉と秋川まりえとの関係はどうなっていくのか? 第2部に期待。

  • zero1

    妻との別れ、妹の話は春樹世界の喪失感。36歳の肖像画家「私」は山の上に住む。そこに謎の男が登場。話が動き出す。500ページの長編だが、「いつまでも読んでいたい」と思わせる内容は流石。穴に取り残される妄想は「ねじまき鳥」、免色の願望については「華麗なるギャツビー」を連想した。今に始まったことではないが、メタファーだらけの世界。第2部の予想はできない。孤独から再生はあるのか?免色の謎は解明される?イデアの騎士団長はどうなる?暴力と性表現により香港では18禁。

  • 抹茶モナカ

    本が届いてから、暫く、封を開けずにいたけれど、意を決して読んだ。読んでいる間に、村上春樹さんと一緒に物語の深い闇に降りて行くような錯覚を受けた。第1部の段階なので、まだ、この後もっと深く潜って行くのだろう。弦楽四重奏曲が良く登場するけれど、弦楽四重奏曲って、一般的に接する機会の少ない音楽だから理解するのに訓練が必要なので、選ばれている小道具も、実は深い。物語に突然鳴る謎の鈴の音を主人公が自分の感覚を信じきれず、幻聴の可能性について気にするのも、村上春樹さんの主人公にしては珍しく感じた。

  • しんごろ

    要するに、肖像画を主に描く画家さんの話!前振り(能書き)が長いというか、たんたんと話が進み、引きこまれないし、何度、読んでるうちに眠くなったことやら(^^;)途中から、おっ!と引きこまれたましたが、また、たんたんと話が進んで、気づいたら読了。今回は静かというイメージの感じがする作品ですね(^^)とりあえずは第二部はどうなるのかなと気にはなりますね(^^;)

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