Orch.works Vol.2: P.gonzalez / Barcelona So Coma-alabert(Ms)Carrion(T)

エンリケ・グラナドス:管弦楽作品集 第2集

スペインの作曲家、グラナドス(1867-1916)の管弦楽作品集第2集。彼の没後100年を記念して制作されたこのシリーズ、第1集(8.573263)に続き、今回もいくつかの作品は世界初録音という珍しい作品ばかりを収録、スペイン音楽ファンにとっても嬉しいアルバムとなっています。彼の代表作である歌劇『ゴイェスカス』からの間奏曲は、スペイン音楽の全てを象徴するような名作。通常はピアノ編曲版を聴く機会が多い曲ですが、管弦楽版はより一層鮮やかな色彩を有しています。著名なフラメンコ・ダンサー、アントニア・メルセに捧げられた『緑の瞳の踊り』、別のダンサー、トルトラ・バレンシアに捧げられた『ジプシーの踊り』。この2つもかなり特徴的な作風で書かれた激しいリズムの応酬が聴きものです。また、フランクやドビュッシーの影響が感じられる交響詩『死んだ男の夜』、このアルバム中最も大きな規模を持つ交響詩『ダンテ』は、グラナドスの最も野心的な作品であり、彼の死生観も垣間見える壮大な世界が表出されています。（輸入元情報）

【収録情報】
グラナドス:
● ゴイェスカス:間奏曲(1915)
● 緑の瞳の踊り(1916)※
● ジプシーの踊り(1915)※
● 交響詩『死んだ男の夜』(1897)※
● 交響詩『ダンテ』(1908)
※世界初録音

　ジェンマ・コマ＝アラベルト(メゾ・ソプラノ/『ダンテ』)
　ヘスス・アルバレス・カリオン(テノール/『死んだ男の夜』)
　リーダー・カメラ(ハビエル・パストラーナ…合唱指揮)
　バルセロナ交響楽団
　パブロ・ゴンザレス(指揮)

　録音時期：2013年7月9-12日（ゴイェスカス:間奏曲、緑の瞳の踊り）、2013年9月16-19日（ジプシーの踊り）、 2014年5月6-9日（交響詩）
　録音場所：スペイン バルセロナ,アウディトリ・ホール