Works for Choral & Organ by Zoltan & Zsolt Gardonyi : S.Rohn / Kammerchor Bad Homburg, R.Muller(Org)

２つの世代〜ゾルターン＆ジョルト・ガルドニー：合唱とオルガン作品集

ブダペストで生まれたガルドニー親子の作品集です。父ゾルターン[1906-1986]は26年間の長きに渡ってフランツ・リスト音楽院で作曲科の教師として教鞭を執り、多くの学生を世に送り出しました。作曲家としてはオーケストラ作品や室内楽をはじめ、数多くの合唱作品を残しています。これらはドイツ、スウェーデン、アメリカで数多く演奏され、高く評価されています。
　その息子ジョルト[1946-]も若い頃から音楽に親しみ、19歳のときにはブダペスト大学が主催したオルガン・コンクールで受賞するなど、オルガニストとしての才能も期待されています。彼のオルガン作品は、過去の作曲家や父の作品に敬意を払うだけではなく、ジャズの要素も含んだもので、そのいくつかはアート・テイタムやオスカー・ピーターソンへのオマージュであったりととても興味深いものです。
　ここでオルガンを演奏しているルドルフ・ミュラーはこの「２つの世代」を統一し、素晴らしい演奏を聴かせています。（RONDEAU）

【収録情報】
ゾルターン・ガルドニー：
● 詩篇45から『賛歌』
● 死に至る忠実
● 『来たれ、創造主なる精霊よ』によるパルティータ
● 3つのモテット（フィンランドのフス教徒の歌／主はわが羊飼い／楽園の美しい常緑樹）

ジョルト・ガルドニー：
● 十字架上のイエス・キリストの七つの最後の言葉
● 前奏曲とフーガ
● 3つのオマージュ
● 3つのコラール・モテット（神、創造者／詩篇第8番／大地と天が歌う）

　バート・ホンブルク室内合唱団
　ルドルフ・ミュラー（オルガン）
　スザンネ・ローン（指揮）

　録音時期：2015年2月20-21日
　録音場所：バート・ホンブルク、福音史家・救世主教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）