Blu-ray Disc

Mahler : directed by Ken Russell

User Review :4.5
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
PBH300144
Number of Discs
:
1
Label
:
Aspect
:
Normal
Color
:
Colour
Format
:
Blu-ray Disc

Product Description

鬼才ケン・ラッセルの傑作『マーラー』
遂に正常なピッチで映像ソフト化!


2011年11月に亡くなられたイギリスの映画監督、ケン・ラッセル[1927-2011]は、奇想天外なアイデアと、凝りに凝った表現で知られた人物で、1960年代から1980年代にかけて制作された数々の映像作品により、現在でもカルト的な人気を得ています。

【クラシックに造詣の深い映画監督】
ケン・ラッセルのクラシック関連作品では、ディーリアス、エルガー、リヒャルト・シュトラウスについてのBBC用のテレビ番組と、チャイコフスキー、フランツ・リスト、グスタフ・マーラーに関する映画、及び、オムニバス映画『アリア』の中の監督作品である「トゥーランドット」の部分が重要で、ほかにウィーン国立歌劇場で1985年に演出したグノーのオペラ『ファウスト』も面白い内容でした。

【正常なピッチで映像ソフト化】
今回のブルーレイ・ディスクによる発売で最も注目されるのは、音声が正常なピッチで収録されているという点でしょう。
 これは、ヨーロッパ映画を中心に、従来の映像ソフト化で発生することの多かった信号変換時のピッチ変化の問題を回避できたというもので、フィルムからデジタル・マスター化することにより、正常なピッチで映像ソフト化されたというものです。
 通常の映画ではそれほど気にならないピッチの上昇も、音楽映画ではかなり気になるものですし、しかもここで使用されている音源は、ハイティンク指揮コンセルトヘボウ管弦楽団による一連の有名なPHILIPS録音なので、ますます正しいピッチでの再現が求められるところだったため、今回の発売は歓迎されるところです。

【ケン・ラッセルならではの問題作】
肝心の映画の内容は、マニアには賞賛され、保守層からはあまり快く思われなかったことでも有名なものではありますが、とにかく自由な視点でつくられた、パロディ精神満載の過激な作品であり、宗教や夫婦関係、マーラーとアルマの心理・行動に対して、さまざまなエピソードを自在に解釈することにより、変化に富む流れの面白さを作り出しているのが印象的なものでした。1974年カンヌ国際映画祭フランス映画高等技術委員会賞受賞。(HMV)

【ストーリー】
1911年、ニューヨークでの仕事を終えウィーン行きの列車に乗っていた、51歳の高名な指揮者であり作曲家のグスタフ・マーラー。同行した妻アルマはまだ30代の女盛りで、夫への態度は醒めきっていた。グスタフはこの旅行中に未完の交響曲第10番を仕上げようとしていた。
脳内にフラッシュバックするイメージに断片……
彼の脳裏に、様々な過去が蘇ってきた……。

【キャスト】
ロバート・パウエル
ジョージナ・ヘイル
リー・モンタギュー

【スタッフ】
監督・脚本:ケン・ラッセル
製作:ロイ・ベアード/デヴィッド・パットナム
撮影:ディック・ブッシュ
音楽:グスタフ・マーラー

【BD仕様】
画面:16:9LB (1080p Hi-Def)/ビスタサイズ
音声:オリジナル(英語)/2.0chリニアPCMステレオ
収録時間:115分

(c) 1974 Goodtimes Enterprises. All Rights Reserved.


※ジャケット写真は予告なく変更となる場合がございますのでご了承ください

Content Description

 

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Comprehensive Evaluation

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この映像を観ながら聴くとマーラーの音楽が...

投稿日:2014/11/05 (水)

この映像を観ながら聴くとマーラーの音楽が非常にグロテスクに聴こえます。ただエンディングの交響曲第6番第1楽章第2主題は画像マッチしていて感動的でした。

サインバルタ さん | 東京都 | 不明

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ケン・ラッセル「マーラー(Mahler)」(197...

投稿日:2013/06/09 (日)

ケン・ラッセル「マーラー(Mahler)」(1974) ■昨日5月18日はマーラーの命日(1911年5月18日)でした。偶然数日前に買ったDVDをその命日に見ることになりまし。 ■1911年、ニュー・ヨークから帰欧しウィーンへ向う列車内での、病魔に侵され死期の迫ったマーラーの見た夢、回想、現実の入り混じった世界が展開されます。 ■こんな内容なので、典型的な伝記映画とは全く異なるものです。幼少時の生活、兄弟姉妹との生活、猟官、改宗、結婚、子供達の誕生、その死、妻アルマとの不仲、死の予感、など様々な夢や記憶や幻想がマーラーの脳裏を過るというものです。 ■マーラーの伝記をよく知っていれば、あの話かというゆうエピソードもありそうですが、創作されたエピソードともども象徴的意味を担っているようです。反ユダヤ主義者コジマ・ワーグナーの件は、ナチズムの先取り的パロディになっていてチョット苦笑ものでしたが、これもラッセルの皮肉なユーモアだったのかも知れません。 ■以上のように夢や幻想に様々な象徴が隠されたアート系映画なので、そういうのが苦手な人は受け付けないし、逆に、私の様な変な物好きにはスゴく面白いという、評価の別れる映画です。 ■そうそう、忘れてましたが、映画の冒頭には、ヴィスコンティの「ベニスに死す」へのオマージュも入っています。 私のような、訳の分からない系の映画が好きな人を基準にして採点して☆☆☆☆☆です。その手の趣味の方はは是非御覧ください。そうでないかたは…… 

northeast57 さん | 東京都 | 不明

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この音楽にこんな映像が付くのか!このシー...

投稿日:2012/05/06 (日)

この音楽にこんな映像が付くのか!このシーンにこの音楽を付けるのか!という楽しい驚きが目白押し。冒頭から最後までマーラー好きには楽しめると思います。ワグナー夫人のシーンだけはちょっと頂けませんがね。 (この商品は持っていませんが、映画館で二度見たので、良しとさせて下さい。)

淮 さん | 東京都 | 不明

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