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Kondrashin / Moscow Philharmonic, Moscow Radio Symphony Orchestra, USSR State Symphony Orchestra, etc : Recordings (16CD)

User Review :4.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
CDVE00506
Number of Discs
:
16
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

キリル・コンドラシン/16CDボックス

ショスタコーヴィチや数々の名演奏の伴奏者として有名な1914年生まれのコンドラシンですが、文献によると1975年以降のソビエト国内での不遇から1978年西側への亡命を受けて、当時の政権の指示でその記録のほとんどがソビエト国内で失われ(消却?)、当局から認められた偉大なソリスト達の伴奏者としての記録ばかりが多く残るだけです。
 しかし、コンドラシンのきびきびとした骨太で作品の内容をえぐりとるような偉大な演奏の記録は色あせず、今も多くのファンによって聴かれ続け、且つ未発表作品が各レーベルから発掘され続けています。
 このアルバムにも、数多くの伴奏者としての演奏が含まれておりますが、初CD化と思われる演奏も含まれ、さながらロシアの偉大な芸術家達との名演奏集とした側面を持っているかと存じます。
 主に同レーベルから発売され、現在は廃盤のものの音源がリマスターリングされて収録されています。現在の鑑賞に堪えうる音質の良いものを選んだとの事ですが、音源はマスター・テープ、オリジナルLP、放送用音源など多岐に及び非常に古い音源も含まれています。つきましては、マスターに起因する聴き苦しい箇所が聴かれます事ご了承ください。尚、録音年代などの表記は、一般的に良く知られたものである事ご了承下さい。
 装丁は紙ジャケットです。(arbre)

【収録情報】
CD1:ロシアの管弦楽作品(スクリャービン)
・スクリャービン:宇宙(ネムチン補作)
 モスクワ・フィルハーモニー
 1973年セッション録音

CD2:ロシアの管弦楽作品(ボリス・チャイコフスキー)
・ボリス・チャイコフスキー:主題と8つの変奏(1)
・ボリス・チャイコフスキー:交響曲第2番(2)
 モスクワ・フィルハーモニー
 1978年ライヴ録音(1)、1969年セッション録音(2)

CD3:ロシアの管弦楽作品(ヴァインベルグ)
・ヴァインベルグ:ヴァイオリン協奏曲
 レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
 モスクワ・フィルハーモニー
 1961年セッション録音

・ヴァインベルグ:交響曲第5番
 モスクワ・フィルハーモニー
 1962年セッション録音

CD4:ロシアの管弦楽作品(スヴィリドフ、ミャスコフスキー)
・スヴィリドフ:オラトリオ『悲愴』
 ニーナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ)
 アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス)
 ロシア室内合唱団
 モスクワ・フィルハーモニー
 1975年セッション録音

・ミャスコフスキー:交響曲第15番
 モスクワ放送交響楽団(ソビエトRTV大交響楽団)
 1963年セッション録音

CD5:ロシア管弦楽作品(チャイコフスキー)
・チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』第1幕から抜粋(7曲)
・チャイコフスキー:交響曲第6番変ロ短調 op.74『悲愴』
 モスクワ・フィルハーモニー
 1978年3月29日ライヴ録音

CD6:ロシアの協奏曲(ショスタコーヴィチ)
・ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 op.77
 レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
 モスクワ・フィルハーモニー
 1962年セッション録音

・ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調 op.129
 ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
 モスクワ・フィルハーモニー
 1968年セッション録音

CD7:ロシアの協奏曲集(プロコフィエフ)
・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 op.19
 ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
 ソ連国立交響楽団
 1953年セッション録音

・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 op.63
 レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
 ソ連国立交響楽団
 1956年セッション録音

・プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 op.26
 エミール・ギレリス(ピアノ)
 モスクワ放送交響楽団(ソビエトRTV大交響楽団)
 1955年セッション録音

CD8:ヴァイオリン協奏曲(メンデルスゾーン、ベートーヴェン)
・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 op.64
 ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
 ソ連国立交響楽団
 1950年代セッション録音

・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.61
 レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
 モスクワ・フィルハーモニー
 1962年ライヴ録音

CD9:ヴァイオリン協奏曲(ブラームス)
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.77
 エドゥアルド・グラチ(ヴァイオリン)
 モスクワ・フィルハーモニー
 1961年セッション録音

CD10:協奏曲集(バッハ、メンデルスゾーン、シューマン)
・J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第4番イ長調 BWV.1055
・メンデルスゾーン:華麗なカプリッチョ ロ短調 op.22
 タチアーナ・ニコラーエワ(ピアノ)
 ソ連国立交響楽団
 1950年代セッション録音(CD初出)

・シューマン:チェロ協奏曲イ短調 op.129
 ミハイル・ホミツェル(チェロ)
 モスクワ・フィルハーモニー
 1962年セッション録音(CD初出)

CD11:ピアノ協奏曲(ショパン)
・ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 op.11
 エミール・ギレリス(ピアノ)
 モスクワ・フィルハーモニー
 1962年10月12日ライヴ録音

・ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 op.21
 ベラ・ダヴィドヴィチ(ピアノ)
 モスクワ・ユース管弦楽団
 1951年セッション録音(CD初出)

CD12:ピアノ協奏曲(サン=サーンス)
・サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調 op.22
 エミール・ギレリス(ピアノ)
 ソ連国立交響楽団
 1948年セッション録音

・サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番ヘ長調 op.103
 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
 モスクワ・ユース管弦楽団
 1950年セッション録音

CD13:ピアノ協奏曲(リスト)
・リスト:ピアノ協奏曲第1番
 パーヴェル・セレブリャコフ(ピアノ)
 モスクワ・フィルハーモニー
 1961年セッション録音

・リスト:ピアノ協奏曲第2番
 ヤコブ・フリエール(ピアノ)
 モスクワ・フィルハーモニー
 1973年ライヴ録音

CD14:ブラームスの交響曲第1集
・ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68
・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 op.90
 モスクワ放送交響楽団(ソビエトRTV大交響楽団)
 1970年代セッション録音

CD15:ブラームスの交響曲集第2集
・ブラームス:交響曲第2番ニ長調 op.73
・ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98
 モスクワ放送交響楽団(ソビエトRTV大交響楽団)
 1970年代セッション録音

CD16:管弦楽小品集
・グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲
 ボリショイ劇場管弦楽団
 1950年セッション録音

・スメタナ:歌劇『売られた花嫁』序曲
 ボリショイ劇場管弦楽団
 1951年セッション録音

・リムスキー=コルサコフ:歌劇『雪娘』から抜粋(4曲)
 ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団
 1946年セッション録音

・ドビュッシー:小組曲
 モスクワ・フィルハーモニー
 1950年代セッション録音

 キリル・コンドラシン(指揮)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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ロシアものは良くて当たり前!!的なBOXで...

投稿日:2012/12/28 (金)

ロシアものは良くて当たり前!!的なBOXですが、CD1のスクリャービンの宇宙がポップで良いですね。メジャー(??)な協奏曲はCCCPの御仁が揃っていて聞き応えも十分です。このBOXではブラームスの交響曲全集も。重戦車の行軍を思わせる第1番、黒海のリゾート地を髣髴させる第2番、普通(??)の第3番、真綿で締め付けるような第4番と多彩。 以上、とても良いBOXなのだが、中途半端に音が悪い。録音年代&録音条件を考慮すれば、仕方がないとは言え、その分を割り引いて★4つ。

小田春永 さん | 東京都 | 不明

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ロシア・ソビエトの作曲家たちはもちろんバ...

投稿日:2012/09/30 (日)

ロシア・ソビエトの作曲家たちはもちろんバッハ、ベートーベン、メンデルスゾーン、シューマン、そしてブラームスの交響曲全集を含んでいる。 協奏曲の録音も多く、ソリストにはオイストラフ、コーガン、ギレリス、リヒテル、ニコラーエワとそうそうたる演奏家が並ぶ。 プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番(オイストラフ)は1953年の録音だが音質も良く何より演奏が素晴らしい。 協奏曲の一番の名演はショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第2番だろう。(ソリストはオイストラフ。) ヴァインベルク、スヴィリードフ、ボリス・チャイコフスキイなど同時代の作曲家の録音があるのも嬉しい。 また、コンドラシンとモスクワ・フィルによるドイツ音楽は重厚でなかなか素晴らしい。 一番意外で新鮮だったのはチャイコフスキイのバレエ音楽『くるみ割り人形』第一幕からの抜粋。 選曲からしてコンドラシンのイメージと違っているが演奏はコンドラシン以外のなにものでもなく実にベビーだ。 重苦しいと言うと大袈裟だが、バレエの音楽ではなくてまるで交響曲を聴いているかのようだ。 歌劇場のオーケストラと違い、モスクワ・フィルというのも大いに関係しているのだろう。 とても興味深い演奏で正統ではないかもしれないが、驚きの名演だ。しかもライブ録音。是非全曲聴いてみたい。(『白鳥の湖』をこのコンビで演奏したら凄いだろうなぁ。)

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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