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Berlin Philharmonic : Great Recordings (8CD)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
88875134072
Number of Discs
:
8
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ベルリン・フィル〜グレート・レコーディングズ(8CD)

SONYとRCAのベルリン・フィル・アルバムから8枚選んだお買得ボックスの登場。1989年から2002年にかけて収録された7枚に加え、1957年にライヴ収録されたカラヤンとグールドの歴史的録音を収めています。
 1989年から2002年という時期は、カラヤンが亡くなり、紆余曲折を経て後任にアバドが選ばれ、そして芸術監督を退任するまでの時期に当たります。
 アバドは楽譜に記載された人数をなるべく守り、かつては大幅に増員して演奏していた伝統をいったんリセットして作品本来の姿を追求、客演指揮者の多くも作曲者の書いた人数を尊重するようになり、加えてベルリン・フィルの演奏スタイルもニュートラルなものをベースとすることで、さまざまな作品や解釈に即応できるようになっていきました。
 こうした変化はベルリン・フィルの機能美、機動力を作品に結びついた形で生かすことにもなり、また人数バランス最適化によって高まった解像度のおかげで、個々の奏者の名技性がさらに際立つことにもつながっていきました。
 このセットでは、アバド、バレンボイム、ヴァント、小澤、ヤンソンス、カラヤンのライヴ録音に、マゼール、メータのセッション録音を収録、ベルリン・フィルのサウンドをさまざまな作品で楽しむことができるようになっています。
 各ディスクはオリジナル・デザイン仕様の紙ジャケットに封入。(HMV)

【収録情報】

Disc1
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
● シベリウス:交響曲第5番変ホ長調 Op.82


 グレン・グールド(ピアノ:協奏曲)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1957年5月24日
 録音場所:ベルリン高等音楽院ホール
 録音方式:モノラル(ライヴ 収録:自由ベルリン放送)
 ソニー・クラシカル

カラヤンとグールドの最初の共演となった演奏会のライヴ録音。後半のシベリウスを、グールドは録音ブースでカラヤンの指揮をつぶさに見ながら演奏に接し、「生涯で本当に忘れられない音楽的かつ劇的体験の一つ」と述懐。コンサート当日は、ベートーヴェンの前にヒンデミットの交響曲『画家マティス』が演奏され、休憩を挟んだ後半にはシベリウスの交響曲第5番が演奏されるというプログラムでした。カラヤンはシベリウスの第5番を4度もスタジオ録音、作曲者の故郷フィンランドでの公演でも披露した得意の曲目。

Disc2
ベートーヴェン:
● ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
● 交響曲第7番イ長調 Op.92


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ダニエル・バレンボイム(指揮、ピアノ:協奏曲)

 録音時期:1989年11月12日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー(ベルリンの壁開放記念コンサート)
 録音方式:デジタル(ライヴ)
 ソニー・クラシカル

ベルリンの壁開放記念コンサート・ライヴ録音。11月9日のベルリンの壁の崩壊から3日後、東ドイツの人々のために無料で行われたこの特別コンサートではバレンボイムもベルリン・フィルも燃えており、特にティンパニが決まりまくる激しい第7交響曲では自由を得た人々を鼓舞するかのような勢いと高揚感が魅力的です。
 ちなみにこのときのベルリン・フィルは、11月3日から12日までイエス・キリスト教会でバレンボイムの指揮でモーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ』全曲をセッション録音しており、その最終日の夜におこなわれたのがこの東ドイツの人々のためのコンサートということになります。ちなみに当日のアンコール曲目は『コジ・ファン・トゥッテ』序曲だったというのもこうしたスケジュールを考えると納得がいきます。
Disc3
ワーグナー:
● 歌劇『タンホイザー』序曲とバッカナール
● 歌劇『さまよえるオランダ人』序曲
● 歌劇『ローエングリン』第1幕への前奏曲
● 楽劇『神々の黄昏』〜ジークフリートの葬送行進曲
● 楽劇『トリスタンとイゾルデ』〜前奏曲と愛の死


 ヴァルトラウト・マイヤー(メゾ・ソプラノ:愛の死)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ロリン・マゼール(指揮)

 録音時期:1997年11月1-3日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 RCA

イエス・キリスト教会で収録されたベルリン・フィルのサウンドが実に魅力的。次第に盛り上がってすごい高揚をみせる『タンホイザー』序曲とバッカナールに、静謐な弦楽がひたすら美しい『ローエングリン』第1幕への前奏曲、重厚なサウンドでシリアスに悲痛な情感を描き出す「ジークフリートの葬送行進曲」、そしてマイヤーの美声が映える「前奏曲と愛の死」という充実した内容の作品集。
 マゼールはベルリン・フィル音楽監督選で敗れて以来8年ぶりにベルリン・フィルの指揮台に戻った年ということもあってか、音楽監督アバドのストレートな芸風とは大きく異なる名技的な指揮でベルリン・フィルの能力を徹底的に駆使した凄味のある演奏を聴かせています。「イゾルデの愛の死」に、当時バイロイトで人気だったマイヤーを起用しているのも実に贅沢です。

Disc4
● ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(1878/80年稿)


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ギュンター・ヴァント(指揮)

 録音時期:1998年1月30,31日、2月1日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 RCA

ヴァントとベルリン・フィルの演奏は、ことさらに旋律美を強調したり、感情移入をおこなったりというわかりやすさや派手な演出こそありませんが、ひとつひとつの音を丹念に積み重ね、重層的な音の連なりを的確に処理する能力の高さは、例えば終楽章から強大なパワーを引き出すことに成功しています。
 当然、ティンパニやシンバルの追加といった改訂版からのアイデア借用はありませんが、部分的にはハース版に従わず、ノーヴァク版のアイデアを採り入れているあたりも、最終的には作曲者の結論に従うヴァントの姿勢をよく示しています。とは言え、両原典版の最も目立つ相違箇所で、ハースに従っていないにも関わらず“ハース版”を名乗るあたり、ヴァントのノーヴァク嫌いも相当なものと言えそうです。
 版の問題はともかく、このディスクが素晴らしいのは、そうしたヴァントのシリアスな解釈が、ベルリン・フィルという名人オケのパワーを得て、禁欲一辺倒ではない華やかさを招来している点にあると考えられます。
 ケルン放送響盤、北ドイツ放送響盤に較べて圧倒的なヴィルトゥオジティを備えたベルリン・フィルには、忠実度だけでは量ることのできない魅力が確かにあります。轟きわたるティンパニを核とした強烈なトゥッティの迫力や、存在感たっぷりの木管の独奏、馬力満点のブラス・セクションに、分厚い弦楽と、このオケの長所が存分に引き出されたサウンドの連なるさまは圧倒的なものがあり、ヴァント自身が“世界最高のオーケストラ”と讃えるのも十分に理解できます。
 旧盤に較べて全体に少々テンポが遅くなり、よりロマン的な表情が濃くなってきているように思えるのも、そうした雄弁なサウンドが影響してのことでしょうが、実際、ドライな印象の強かったケルン盤に較べれば、ここでのディテールは比較にならないほど豊かな表情を湛えたものと言えるでしょう。第2楽章での濃密な雰囲気などその好例と言えますが、細かく検証すればフレーズの形はあくまでも端正であり、テンポの変動もごく僅かで、全体の端正な印象が崩れることはまったくありません。何とも凄いサウンドだと言えるでしょう。
 そこにはベルリン・フィルとしては異例と言ってよい長時間に及ぶリハーサルがあったことも見逃せません。練習時間をたっぷりとることが可能だったドイツの放送オーケストラと長年仕事をしてきたヴァントにとっては、当然の条件でもあったのでしょうが、そうでなければいくらベルリン・フィルとヴァントの関係が良好と言っても、このようなサウンドがまとめあげられたとは考えにくいからです。
 しかもこの演奏はよくある疑似ライヴではなく、正真正銘、聴衆の入った本番を収録したもので、編集についてはヴァント自身が3日間のコンサート録音からほぼ楽章単位でおこなったと言いますから、信頼度の高さも抜群です。

Disc5
● チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23


 アルカディ・ヴォロドス(ピアノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 小澤征爾(指揮)

 録音時期:2002年6月
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 ソニー・クラシカル

ラフマニノフ:
● 前奏曲集 Op.23〜第10番変ト長調
● 楽興の時 Op.16〜第2番変ホ短調
● 6つの歌曲〜第3番『ひな菊』 Op.38-3
● 前奏曲集 Op.32〜第5番ト長調
● 東洋のスケッチ
● 幻想的小品集 Op.3〜第3番『メロディ』ホ長調
● 『イタリア・ポルカ』によるコンサート・パラフレーズ(ヴォロドス編)


 アルカディ・ヴォロドス(ピアノ)

 録音時期:2003年4月
 録音場所:ベルリン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 ソニー・クラシカル

ロシアの名手ヴォロドスが小澤征爾指揮ベルリン・フィルと共演したチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は2002年のライヴ録音。終演後はブラヴォーの嵐で、会場の照明が暗くなっても拍手が鳴りやまなかったといわれるほどの大喝采をあびたということです。組み合わせは、ラフマニノフの小品集です。
Disc6
● メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
● ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26


 五嶋みどり(ヴァイオリン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 マリス・ヤンソンス(指揮)

 録音時期:2003年1月、2002年6月
 録音場所:、ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 ソニー・クラシカル

五嶋みどりがヤンソンス指揮ベルリン・フィルとライヴ録音した協奏曲アルバム。ブルッフが2002年6月、メンデルスゾーンがその7カ月後の2003年1月の収録。実演ならでは緊迫感と勢いの良さが素晴らしいブルッフに、流麗な美しさが心地よいメンデルスゾーンの組み合わせ。
Disc7
● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』


 ジェーン・イーグレン(ソプラノ)
 ヴァルトラウト・マイヤー(メゾ・ソプラノ)
 ベン・ヘップナー(テノール)
 ブリン・ターフェル(バス・バリトン)
 スウェーデン放送合唱団
 エリク・エリクソン室内合唱団
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)

 録音時期:1996年4月2,4-6日
 録音場所:ザルツブルク祝祭大劇場
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 ソニー・クラシカル

1996年ザルツブルク復活祭音楽祭でのライヴ録音。容積大きくステージも大きい祝祭劇場でのライヴ録音という条件ながら、合唱指揮の名匠カリユステの仕上げた合唱の美しさが光る演奏内容となっています。発売当時は、使用楽譜でも話題になっていました。
Disc8
R.シュトラウス:
● アルプス交響曲 Op.64
● ホルン協奏曲第1番変ホ長調 Op.11


 ゲルト・ザイフェルト(ホルン:協奏曲)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ズービン・メータ(指揮)

 録音時期:1989年2月
 録音場所:ベルリン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 ソニー・クラシカル

R.シュトラウス作品を得意とするメータによる『アルプス交響曲』の再録音。オケはベルリン・フィルで、組み合わせはホルン協奏曲第1番となります。

Track List   

Disc   1

  • 01. Piano Concerto No. 3 in C Minor, Op. 37 / I. Allegro Con Brio - Glenn Gould
  • 02. Piano Concerto No. 3 in C Minor, Op. 37 / II. Largo - Glenn Gould
  • 03. Piano Concerto No. 3 in C Minor, Op. 37 / III. Rondo (Allegro) - Glenn Gould
  • 04. Symphony No. 5 in E-Flat Major, Op. 82 / I. Tempo Molto Moderato - Largamente Allegro Moderato - Herbert Von Karajan
  • 05. Symphony No. 5 in E-Flat Major, Op. 82 / II. Andante Mosso, Quasi Allegretto - Herbert Von Karajan
  • 06. Symphony No. 5 in E-Flat Major, Op. 82 / III. Allegro Molto - Largamente Assai - Herbert Von Karajan

Disc   2

  • 01. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Nacht. Lento - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 02. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Sonnenaufgang. Festes Zeitmass, Massig Langsam - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 03. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Der Anstieg. Sehr Lebhaft Und Energisch - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 04. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Eintritt in Den Wald - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 05. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Wanderung Neben Dem Bache - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 06. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Am Wasserfall. Sehr Lebhaft - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 07. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Erscheinung - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 08. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Auf Blumige Wiesen. Sehr Lebhaft - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 09. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Auf Der Alm. Mig Schnell - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 10. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Durch Dickicht Und Gestrpp Auf Irrwegen - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 11. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Auf Dem Gletscher. Festes, Sehr Lebhaftes Zeitma゚ - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 12. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Gefahrvolle Augenblicke. a Tempo Lebhafter Als Vorher - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 13. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Auf Dem Gipfel - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 14. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Vision. Fest Und Gehalten - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 15. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Nebel Steigen Auf. Etwas Weniger Breit - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 16. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Die Sonne Verdstert Sich Allmhlich - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 17. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Elegie. Moderato Espressivo - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 18. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Stille Vor Dem Sturm - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 19. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Gewitter Und Sturm. Abstieg - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 20. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Sonnenuntergang - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 21. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Ausklang. Etwas Breit Und Getragen - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 22. Eine Alpensinfonie, Op. 64 / Nacht - Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
  • 23. Concerto No. 1 for Horn and Orchestra in E-Flat Major, Op. 11 / I. Allegro - Berliner Philharmoniker / Gerd Seifert / Zubin Mehta
  • 24. Concerto No. 1 for Horn and Orchestra in E-Flat Major, Op. 11 / II. Andante - Berliner Philharmoniker / Gerd Seifert / Zubin Mehta
  • 25. Concerto No. 1 for Horn and Orchestra in E-Flat Major, Op. 11 / III. Allegro - Berliner Philharmoniker / Gerd Seifert / Zubin Mehta

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