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Sir Colin Davis -The Complete RCA Legacy (51CD)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
88843006072
Number of Discs
:
51
Label
:
RCA
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

サー・コリン・デイヴィス/ザ・コンプリートRCAレガシー(51CD)

名指揮者サー・コリン・デイヴィスの優れた業績をたたえるべくリリースされる当ボックスは、デイヴィスが、「RCA Red Seal」レーベルに残した全録音をCD51枚に集成したセットです。
 デイヴィス円熟期に録音された充実の名演ぞろい。交響曲や管弦楽作品だけでなく、協奏曲・声楽曲・オペラ全曲盤を含んでいます。録音は、この時期にデイヴィスが最も密接な関係を持っていた3つのオーケストラと行なわれたものがメインとなっています。
 首席指揮者(1983年〜1992年)をつとめていたミュンヘンのバイエルン放送交響楽団、首席客演指揮者そして1990年からは名誉指揮者として緊密な関係を築きあげたシュターツカペレ・ドレスデン、そしてデイヴィスとは生涯にわたって縁が深かったロンドン交響楽団。これらの録音は、フィリップスに録音した数多くの名演奏と合わせ、コリン・デイヴィスの最も重要な録音遺産ともなっています。
 そのほとんどが綿密に制作されたセッション録音である点も大きな特徴です。バイエルン放送交響楽団はミュンヘンのヘルクレスザール、シュターツカペレ・ドレスデンはドレスデンのルカ教会、ロンドン交響楽団はワトフォード・タウン・ホールなど、ヨーロッパでも最も音響効果のよいホールで収録されており、そのバランスの取れたサウンドはこの時期のデイヴィスの音づくりを忠実に反映したものと言えるでしょう。
 当ボックスでは、「類まれなモーツァルティアンの共演」と世界的に絶賛を受けた、アリシア・デ・ラローデャおよびイギリス室内管弦楽団とのモーツァルトのピアノ協奏曲集、デイヴィスの指揮活動初期の1963年にメロス・アンサンブルを指揮してジュリアン・ブリームと共演した『アランフェス協奏曲』や、1985年にアフリカ救援のためのチャリティ・コンサートでライヴ収録されたBBC交響楽団とのエルガーの交響曲第1番、そして2009年にニコライ・スナイダーと共演したエルガーのヴァイオリン協奏曲などといった録音も網羅しています。
 各ディスクは紙ジャケットに封入、蓋が取れるボックスに収納しています。

【収録概要】
Disc1〜9:モーツァルト:セレナード集、序曲集、ピアノ協奏曲集
モーツァルトは、ベルリオーズ、シベリウスと並んで、デイヴィスが最も得意としたレパートリーで、デイヴィス自身「モーツァルトは人生そのもの」という言葉の通り、デイヴィスは、モーツァルト作品に内包するさまざまな要素を表出することのできる音楽家でもありました。

Disc10〜15:ブラームス:交響曲全集・協奏曲集、ウェーバー:ピアノ協奏曲集
バイエルン放送響とのブラームス・チクルスは、デイヴィスにとってRCAへの初めてのまとまった録音プロジェクトとなったものです(交響曲に関してはこの時がデイヴィスにとって初めての録音)。オピッツや竹澤恭子の見事なソロを息長い伴奏で引き立てる「合わせもの上手」のデイヴィスの手腕も刻み込まれています。

Disc16〜19:シューベルト:交響曲全集
デイヴィスとシュターツカペレ・ドレスデンとの最良の業績の一つ。デイヴィスはシュターツカペレ・ドレスデンと、モーツァルトとベートーヴェンの交響曲をフィリップスに、そしてシューベルトの交響曲全集をRCAに録音しています。いずれもヨーロッパ屈指の録音会場として著名なルカ教会でのセッション録音であり、芯のある厚く美しいオーケストラの響きが見事です。

Disc20:シューマン&エルガー:協奏曲集
ラローチャとのシューマンは東京クヮルテットとのピアノ五重奏曲とのカップリングで発売されていたもの。スナイダーとのエルガーのヴァイオリン協奏曲は、デイヴィス最晩年のライヴ。この作品を愛したデイヴィスは、バイエルン放送響+竹澤恭子(当ボックスDisc32に収録)、ロンドン響+ヒラリー・ハーン(DG)、そしてこのスナイダー+ドレスデンとソリストとオーケストラを変えて3回録音しています。

Disc21〜23:マーラー:交響曲第4番、第8番
マーラーに関しては録音の少ないデイヴィスですが、この2曲は彼ならではのじっくりとした完熟のアプローチが成功しています。第8番はガスタイク・フィルハーモニーでのライヴ収録ですが、合唱・オケ・独唱のバランスが見事な名録音。独唱者も豪華です。

Disc24〜30:シベリウス:交響曲全集、クレルヴォ、管弦楽曲集
アナログ時代のボストン響との全集に比肩する、ロンドン響とのシベリウス・チクルスで、当ボックスのハイライトの一つ。イギリスの指揮者の伝統とも言うべきか、シベリウス音楽の名解釈者として知られるデイヴィスの最良の演奏が刻み込まれています。デイヴィスはこの後、同じロンドン響とのライヴによるチクルスも録音していますが、これらのRCA録音はセッションならではの仕上がりの良さが身上で、録音もオーケストラの分厚く満ち溢れる響きをよく捉えています。

Disc31〜32:エルガー:交響曲第1番、ヴァイオリン協奏曲
エルガーの音楽はノーブルで息が長く、コリン・デイヴィスの芸風にピッタリ合致します。デイヴィスにとって交響曲第1番の初録音となったロイヤル・アルバート・ホールでの1985年ライヴ、高く評価し気心の知れた竹澤恭子との共演になるヴァイオリン協奏曲、いずれも作品の魅力をはっきりと伝える名演です。

Disc33:ベルリオーズ:序曲集
20世紀におけるベルリオーズ・リヴァイヴァルの立役者コリン・デイヴィスと名門シュターツカペレ・ドレスデンとの唯一のベルリオーズ作品のセッション録音。定評あるルカ教会での収録です。

Disc34〜41:声楽曲・宗教曲集
モーツァルト『レクィエム』、ベートーヴェン『ミサ・ソレムニス』、ブラームス『ドイツ・レクィエム』、ヴェルディ『レクィエム』と、バイエルン放送響とデイヴィスがこの時期に立て続けに録音した宗教曲は、合唱団の優秀さと相まって作品の奥深さを余すところなく伝えてくれます。『ドイツ・レクィエム』でのブリン・ターフェルや『アルト・ラプソディ』でのシュトゥッツマンなど、独唱者の名唱も光っています。カサロヴァとのモーツァルト:アリア集では、シュターツカペレ・ドレスデンの美しい響きを生かして、カサロヴァの変幻自在のソロを支えています。

Disc42〜51:オペラ全曲盤
当ボックスの棹尾を飾るのは、4つのオペラ全曲盤です。いずれも、イギリスのロイヤル・オペラの音楽監督時代にモーツァルトからブリテンまで幅広いレパートリーでオペラ指揮者として活躍したデイヴィスの手腕を刻んだ名演です。録音当時脂の乗った豪華歌手陣の適材適所ぶりもセッション録音として見事。(RCA)

【収録情報】
Disc1
モーツァルト:
・セレナード 第13番ト長調『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』 K.525
・クラリネット協奏曲イ長調 K.622
・セレナード第11番変ホ長調 K.375

 バイエルン放送交響楽団
 カール=ハインツ・シュテフェンス(クラリネット)
 録音:1991〜1993年

Disc2
モーツァルト:
・ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191
・セレナード第9番ニ長調 K.320『ポストホルン』

 バイエルン放送交響楽団
 エバーハルト・マーシャル(ファゴット)
 ヨハネス・リツコフスキー(ポストホルン)
 録音:1992年

Disc3
モーツァルト:
・セレナード第10番変ロ長調 K.361『グラン・パルティータ』
・セレナード第12番ハ短調 K.388

 バイエルン放送交響楽団管楽アンサンブル
 録音:1991年

Disc4
モーツァルト:
・歌劇『フィガロの結婚』序曲
・歌劇『バスティアンとバスティエンヌ』序曲
・歌劇『劇場支配人』序曲
・歌劇『ルーチョ・シッラ』序曲
・歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』序曲
・歌劇『偽の女庭師』序曲
・歌劇『後宮からの逃走』序曲
・歌劇『羊飼いの王様』序曲
・歌劇『イドメネオ』序曲
・歌劇『皇帝ティートの慈悲』序曲
・歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲
・歌劇『魔笛』序曲

 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1998年

Disc5
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271
・ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467

 アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
 イギリス室内管弦楽団
 録音:1991年

Disc6
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
・ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503

 アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
 イギリス室内管弦楽団
 録音:1993年

Disc7
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
・ピアノ協奏曲第19番へ長調 K.459

 アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
 イギリス室内管弦楽団
 録音:1992年

Disc8
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
・ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491

 アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
 イギリス室内管弦楽団
 録音:1991年

Disc9
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
・ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537『戴冠式』

 アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
 イギリス室内管弦楽団
 録音:1992年

Disc10〜11
ブラームス:
・交響曲第1番ハ短調 Op.68
・交響曲第2番ニ長調 Op.73
・交響曲第3番変ホ長調 Op.90
・ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a

 バイエルン放送交響楽団
 録音:1988〜1989年

Disc12
ブラームス:
・交響曲第4番ホ短調 Op.98
・大学祝典序曲 Op.80
・悲劇的序曲 Op.81

 バイエルン放送交響楽団
 録音:1988〜1989年

Disc13〜14
ブラームス:
・ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
・ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77

 ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
 竹澤恭子(ヴァイオリン)
 バイエルン放送交響楽団
 録音:1993年、1995年

Disc15
ウェーバー:
・ピアノと管弦楽のためのコンチェルトシュトゥック ヘ短調 Op.79
・ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.11
・ピアノ協奏曲第2番変ホ長調 Op.32
・華麗なるポロネーズ Op.72

 ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
 バイエルン放送交響楽団
 録音:1995年

Disc16
シューベルト:
・交響曲第1番ニ長調 D.82
・交響曲第3番ニ長調 D.200
・交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』

 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1994〜1996年

Disc17
シューベルト:
・交響曲第2番変ロ長調 D.125
・交響曲第4番ハ短調 D.417『悲劇的』

 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1995年

Disc18
シューベルト:
・交響曲第5番変ロ長調 D.485
・交響曲第6番ハ長調 D.589

 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1994年

Disc19
・シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』

 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1996年

Disc20
・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
 アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
 ロンドン交響楽団
 録音:1991年

・エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.61
 ニコライ・スナイダー(ヴァイオリン)
 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:2009年

Disc21
・マーラー:交響曲第4番ト長調

 アンジェラ・マリア・ブラージ(ソプラノ)
 バイエルン放送交響楽団
 録音:1993年

Disc22〜23
・マーラー:交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』

 アレッサンドラ・マーク(ソプラノ)
 シャロン・スウィート(ソプラノ)
 エリーザベト・ノルベルイ=シュルツ(ソプラノ)
 ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾ・ソプラノ)
 リャン・ニン(アルト)
 ベン・ヘップナー(テノール)
 セルゲイ・レイフェルクス(バリトン)
 ルネ・パーペ(バス)
 バイエルン放送合唱団
 ベルリン放送合唱団
 シュトゥットガルト南ドイツ放送合唱団
 テルツ少年合唱団
 バイエルン放送交響楽団
 録音:1996年

Disc24
シベリウス:
・交響曲第1番ホ短調 Op.39
・交響曲第4番イ短調 Op.63

 ロンドン交響楽団
 録音:1994年

Disc25
シベリウス:
・交響曲第2番ニ長調 Op.43
・交響曲第6番ニ短調 Op.104

 ロンドン交響楽団
 録音:1994年

Disc26
シベリウス:
・交響曲第3番ハ長調 Op.52
・交響曲第5番変ホ長調 Op.82

 ロンドン交響楽団
 録音:1992年

Disc27〜28
シベリウス:
・交響曲第7番ハ長調 Op.105
・組曲『恋人』 Op.14
・交響詩『エン・サガ』 Op.9
・クレルヴォ交響曲 Op.7

 ヒレヴィ・マッティンペルト(ソプラノ)
 カール=マグヌス・フレドリクソン(バリトン)
 ロンドン交響合唱団
 ロンドン交響楽団
 録音:1994〜1996年

Disc29
シベリウス:
・組曲『レンミンカイネン』 Op.22
・交響幻想曲『ポホヨラの娘』 Op.49
・交響詩『吟遊詩人』 Op.64

 ロンドン交響楽団
 録音:2000年

Disc30
シベリウス:
・カレリア組曲 Op.11
・交響詩『大洋の女神』 Op.73
・交響歌『フィンランディア』 Op.26
・悲しきワルツ Op.44-1
・交響詩『タピオラ』 Op.112
・交響詩『夜の騎行と日の出』 Op.55

 ロンドン交響楽団
 録音:1992〜1998年

Disc31
・エルガー:交響曲第1番変イ長調 Op.55
 BBC交響楽団
 録音:1985年

・ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
 ジュリアン・ブリーム(ギター)
 メロス・アンサンブル
 録音:1963年

Disc32
エルガー:
・ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.61
・序奏とアレグロ Op.47

 竹澤恭子(ヴァイオリン)
 バイエルン放送交響楽団
 録音:1993年

Disc33
ベルリオーズ:
・序曲『宗教裁判官』 Op.3
・序曲『ウェーヴァリー』 Op.1
・序曲『リア王』 Op.4
・序曲『ローマの謝肉祭』 Op.9
・歌劇『ベアトリスとベネディクト』序曲
・序曲『海賊』 Op.21
・歌劇『ベンヴェヌート・チェッリーニ』序曲

 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1997年

Disc34
モーツァルト:
・歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』 K.588より「ああ、あっちへ行っておいで!〜胸をかきむしる狂おしいばかりの苦しみよ」
・歌劇『フィガロの結婚』 K.492より「自分で自分がわからない」
・歌劇『イドメネオ』 K.366より「私の罪ではない、なのにあなたは私を咎められる」「行進曲」「凍るような恐怖に茫然とさせられる〜愛する父を見いだし」
・歌劇『ポントの王ミトリダーテ』 K.87より「たとえあの厳しい父がきて」
・歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 K.527より「恋人よ、さあこの薬で」
・歌劇『ポントの王ミトリダーテ』 K.87より「すでに私の目に曇りはない」
・歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 K.527より「ああ神様、あの不道徳者は〜あの人でなしは私を欺き」
・歌劇『ルーチョ・シッラ』 K.135より「甘い喜びの一瞬を」
・歌劇『皇帝ティートの慈悲』 K.621より「おおヴィテリア、今こそ〜今はもう美しい花のかすがいを」「行進曲」「どうか、今この一時だけでも」
・コンサート・アリア『あなたを残していく、愛する人よ、さようなら』 K.Anh.245

 ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾ・ソプラノ)
 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1996年

Disc35
・モーツァルト:レクィエム ニ短調 K.626

 アンジェラ・マリア・ブラーシ(ソプラノ)
 マルヤーナ・リポヴシェク(アルト)
 ウーヴェ・ハイルマン(テノール)
 ヤン=ヘンドリク・ロータリング(バス)
 バイエルン放送交響楽団&合唱団
 録音:1991年

Disc36〜37
ベートーヴェン:
・ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123
・合唱幻想曲 Op.80

 リューバ・オルゴナソヴァ(ソプラノ)
 ヤドヴィガ・ラッペ(アルト)
 ウーヴェ・ハイルマン(テノール)
 ヤン=ヘンドリク・ロータリング(バス)
 ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
 バイエルン放送交響楽団&合唱団
 録音:1992年、1993年

Disc38
ブラームス:
・運命の歌 Op.54
・アルト・ラプソディ Op.53
・哀悼の歌 Op.82
・運命の女神たちの歌 Op.89
・マリアの歌 Op.22

 ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)
 バイエルン放送交響楽団&合唱団
 録音:1992年

Disc39
・ブラームス:ドイツ・レクィエム Op.45

 アンジェラ・マリア・ブラージ(ソプラノ)
 ブリン・ターフェル(バリトン)
 バイエルン放送交響楽団&合唱団
 録音:1992年

Disc40〜41
・ヴェルディ:レクィエム

 キャロル・ヴァネス(ソプラノ)
 フローレンス・クイヴァー(メゾ・ソプラノ)
 デニス・オニール(テノール)
 カルロ・コロンバーラ(バス)
 バイエルン放送交響楽団&合唱団
 録音:1991年

Disc42〜44
・モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』 K.492 全曲

 ヘレン・ドナート(スザンナ:ソプラノ)
 ユリア・ヴァラディ(伯爵夫人:ソプラノ)
 マリリン・シュミージ(ケルビーノ:アルト)
 ハインツ・ツェドニク(ドン・バジリオ:テノール)
 アラン・タイタス(フィガロ:バリトン)
 ジークムント・ニムスゲルン(バルトロ:バス・バリトン)
 フェルッチョ・フルラネット(アルマヴィーヴァ伯爵:バス)、他
 バイエルン放送交響楽団&合唱団
 録音:1990年

Disc45〜46
・ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』全曲

 デボラ・ヴォイト(レオノーレ:ソプラノ)
 ベン・ヘップナー(フロレスタン:テノール)
 トーマス・クヴァストホフ(ドン・フェルナンド:バス・バリトン)
 エリーザベト・ノルベルク=シュルツ(マルツェリーネ:ソプラノ)
 ミヒャエル・シャーデ(ヤキーノ:テノール)
 ギュンター・フォン・カンネン(ロッコ:バス・バリトン)
 マティアス・ヘレ(ドン・ピツァロ:バス)、他
 バイエルン国立歌劇場合唱団
 バイエルン放送交響楽団&合唱団
 録音:1995年

・ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第2番 Op.72
 バイエルン放送交響楽団
 録音:1995年

Disc47〜48
・ヴェルディ:歌劇『ファルスタッフ』全曲

 ローランド・パネライ(ファルスタッフ:バリトン)
 シャロン・スウィート(アリーチェ:ソプラノ)
 アラン・タイタス(フォード:バリトン)
 マリリン・ホーン(クイックリー夫人:メゾ・ソプラノ)
 ジュリー・カウフマン(ナンネッタ:ソプラノ)
 フランク・ロパード(フェントン:テノール)、他
 バイエルン放送交響楽団
 録音:1991年

Disc49〜51
・ワーグナー:歌劇『ローエングリン』全曲

 ベン・ヘップナー(ローエングリン:テノール)
 シャロン・スウィート(エルザ:ソプラノ)
 エヴァ・マルトン(オルトルート:ソプラノ)
 セルゲイ・レイフェルクス(テルラムント:バリトン)
 ヤン=ヘンドリク・ロータリンク(ハインリヒ王:バス)
 ブリン・ターフェル(伝令:バス・バリトン)、他
 バイエルン国立歌劇場合唱団
 バイエルン放送交響楽団&合唱団
 録音:1994年

 サー・コリン・デイヴィス(指揮)

【デイヴィス・プロフィール】
コリン・デイヴィス(Colin Rex Davis)は、1927年9月25日にサリー州ウェイブリッジで生まれました。ロンドンの王立音楽大学でクラリネットを習得、同級生と結成したカルマー管弦楽団(the Kalmar Orchestra)でしばしば指揮を執り、1949年には指揮活動を開始して、チェルシー・オペラ・グループ等の指揮台に立っています。1952年にロイヤル・フェスティバル・ホールに勤め、1957年からBBCスコティッシュ交響楽団の副指揮者に就任。
 1959年、病気のためキャンセルしたオットー・クレンペラーに代わってモーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』(コンサート形式)を指揮。この公演の成功で、デイヴィスは一躍注目を集め、EMIとすぐに契約、翌1960年にはグラインドボーン音楽祭で、今度はトーマス・ビーチャムの代役としてモーツァルトの『魔笛』を振り、新進のオペラ指揮者、モーツァルトのスペシャリストとして名声を博します。
 1959年にサドラーズ・ウェルズ常任指揮者兼音楽監督に就任、ロンドン交響楽団BBC交響楽団などロンドンのメジャー・オーケストラの指揮台に立つ一方、レコーディング活動も盛んに行い、モーツァルトと並んでベルリオーズ作品を積極的に取り上げて注目を集めます。
 1966年には3ヶ月アメリカに滞在、メトロポリタン歌劇場でブリテンの歌劇『ピーター・グライムズ』を指揮。翌1967年にはBBC交響楽団主席指揮者に、1968年にはニューヨーク・フィルハーモニックの客演指揮者に就任するなど、活動の幅を広げていきます。
 1971年、ゲオルク・ショルティの後任として、コヴェント・ガーデン王立歌劇場の首席指揮者に就任。スタンダードなレパートリーはもちろん、マイケル・ティペットの新作オペラ『ノット・ガーデン』(1970年)や『The Ice Break』(1977年)、『現代のマスク』(1984年)を初演しています。
 1972年にはボストン交響楽団の首席客演指揮者に就任、このオーケストラと録音したシベリウスの交響曲全集・管弦楽曲選集は今も根強いファンを持つ名盤として知られています。1975年にはロンドン交響楽団の主席客演指揮者に就任、1977年にはイギリス人指揮者として初めてバイロイト音楽祭に出演して『タンホイザー』を指揮、レコーディングでも、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団と組んでフィリップス・レーベルへ大量の録音をおこない、1980年にはナイト(騎士)身分に叙せられ、イギリスを代表する指揮者としての地位を確立します。
 1983年にはバイエルン放送交響楽団の音楽監督兼常任指揮者に、1990年からはドレスデン国立歌劇場管弦楽団名誉指揮者とドイツを主体に活動しますが、1995年には母国イギリスへ戻り、ロンドン交響楽団の首席指揮者に就任して2006年までその任にあり、2007年からは同楽団の総裁として現在に至っていました。2013年4月14日没。(HMV)

Customer Reviews

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51枚全てが名盤という、まさに驚異的なセ...

投稿日:2015/01/04 (日)

51枚全てが名盤という、まさに驚異的なセット。どの演奏からも、円熟した指揮者の「覚悟」と、それに応えようとするオーケストラの集中力がひしひしと伝わります。このセットは、きっと末永く聴き続けることになるんだろうな・・・。本当に素晴らしい遺産を残してくださったデイヴィス氏に、心から感謝!

派亜歩 さん | 愛知県 | 不明

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