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Jean Martinon The Deutsche Grammophon Legacy -Complete DG Recordings 1960-1971 (4CD)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
4808926
Number of Discs
:
4
:
Australia
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ジャン・マルティノン/ドイツ・グラモフォン録音全集1960〜71(4CD)

DECCA、PHILIPS、ERATO、EMI、RCA、VOX、URANIA、Concert Hall Societyなどさまざまなレーベルにレコーディングをおこなっていたマルティノンは、ドイツ・グラモフォンでもフランス物を中心とした4枚のアルバムを制作していました。
 このセットでは、それら4枚分をDisc1からDisc3に収録し、Disc4には、マルティノンのもうひとつの顔でもあった作曲家としての業績を称えるべくヴァイオリン協奏曲第2番をシェリングとクーベリック指揮バイエルン放送交響楽団の演奏で収めています。
 戦前は作曲家でヴァイオリン奏者だったマルティノンは、戦時中から指揮者としての活動に軸足を移し、戦後、ロンドン・フィルとのデッカへのレコーディングを皮切りに、さまざまなレーベルでの制作活動をおこなうようになります。

【フルニエとのチェロ協奏曲】
ドイツ・グラモフォンとの関わりは、フルニエの共演者としての1960年のチェロ協奏曲集が最初で、そこでは3年前まで音楽監督を務めていたラムルー管弦楽団を指揮していました。力強いラロのチェロ協奏曲と、情感豊かなブルッフのコル・ニドライ、そして有名なサン=サーンスのチェロ協奏曲第1番という組みあわせで、フルニエの典雅なソロを巧みにサポートしています。

【サバレタとのハープ協奏曲】
その後しばらくは、RCAやConcert Hall Societyなどで録音をおこなっており、9年を経てドイツ・グラモフォンに戻ったマルティノンは、今度は大物ハープ奏者のサバレタの共演者としてハープ協奏曲アルバムを制作します。オーケストラは前年に音楽監督に就任したフランス国立放送管弦楽団でした。ハープの表現力を駆使した作品からは意外な響きも出てきて楽しめます。

【ラロのナムーナ】
そして翌年にはフランスの作曲家、ラロの『ナムーナ』と『ノルウェー狂詩曲』という知名度低いながらも魅力的な作品を、同じくフランス国立放送管弦楽団を指揮してレコーディングしています。若きドビュッシーを夢中にさせたことでも知られるリズムと色彩の素晴らしいこの傑作を、マルティノンはすでに1955年にロンドン・フィルと録音していたので、15年ぶりの再録音ということになります。親しみやすい旋律を持つ『ナムーナ』の代表的録音として、現在も第1に指折られる素晴らしい演奏&録音と思います。

【ビゼーの交響曲ほか】
その翌年には、昔から名盤として有名なビゼーのアルバムが制作されます。マルティノンはシカゴ響と1967年にビゼーの交響曲を録音したばかりだったので、わずか4年での再録音ですが、演奏はけっこう違っています。テンポもリズムも快活、オケの音も明快で色彩を感じさせる心地よいものとなり、楽団との相性の良さを感じさせる素晴らしい仕上がりになっています。

【マルティノン作曲ヴァイオリン協奏曲第2番】
マルティノンはパリ音楽院で一等をとるほどのヴァイオリンの腕前の持ち主で、しかも作曲家でもあったため、このシェリングのために書かれた「ヴァイオリン協奏曲第2番」も近代作品的な風貌を備えた音楽として聴きごたえがあります。
 『英雄の生涯』のパロディ的な雰囲気の曲頭部分から印象的で、ベルクやバルトーク、R.シュトラウスへのオマージュと思わせる部分も多いなど、20世紀作品ならではの語彙の豊富さが聴きものとなっているようです。
 初演者シェリングによるセッション録音だけに、フェラスのライヴ録音などと較べるとオケの水準、音質が非常に高水準で、作曲家でもあったクーベリック指揮するバイエルン放送交響楽団の多彩な表現力に改めて感謝したくなります。
 なお、オリジナルのLPでは、ベルクのヴァイオリン協奏曲との組みあわせでしたが、ここではマルティノン・ボックスという趣旨からマルティノン作品のみの収録となっています。(HMV)

【収録情報】
Disc1
1. ビゼー:交響曲ハ長調
2. ビゼー:歌劇『美しきパースの娘』〜ボヘミアンたちの風景
3. ビゼー:子供の遊び
4. ラロ:バレエ音楽『ナムーナ』組曲第1番

 フランス国立放送管弦楽団
 ジャン・マルティノン(指揮)

 録音時期:1971年2月11-13日(1-3)、1970年8月27-29日(4)
 録音場所:パリ、メゾン・ド・ラジオ・フランス
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc2
1. ラロ:バレエ音楽『ナムーナ』組曲第2番
2. ラロ:ノルウェー狂詩曲
3. ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
4. ブルッフ:コル・ニドライ

 ピエール・フルニエ(チェロ:3,4)
 フランス国立放送管弦楽団(1,2)
 コンセール・ラムルー管弦楽団(3,4)
 ジャン・マルティノン(指揮)

 録音時期:1970年8月27-29日(1,2)、1960年5月24-26日(3,4)
 録音場所:パリ、メゾン・ド・ラジオ・フランス
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc3
1. サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
2. サン=サーンス:ハープと管弦楽のための協奏的小品ト長調 Op.154
3. タイユフェール:ハープ協奏曲
4. ヒナステラ:ハープ協奏曲 Op.25

 ピエール・フルニエ(チェロ:1)
 ニカノール・サバレタ(ハープ:2-4)
 コンセール・ラムルー管弦楽団(1)
 フランス国立放送管弦楽団(2-4)
 ジャン・マルティノン(指揮)

 録音時期:1960年5月24-26日(1)、1969年10月7-11日(2-4)
 録音場所:パリ、メゾン・ド・ラジオ・フランス
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc4
● マルティノン:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.51

 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 バイエルン放送交響楽団
 ラファエル・クーベリック(指揮)

 録音時期:1968年5月8-10日
 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Track List   

Disc   1

  • 01. Bizet: Symphony In C Major, WD 33
  • 02. La Jolie fille de Perth, WD 15: Scnes bohemienne
  • 03. Jeux d?enfants: Suite
  • 04. Lalo: Namouna - Ballet for Orchestra: Suite No 1

Disc   2

  • 01. Namouna: Ballet for Orchestra: Suite No. 2
  • 02. Rapsodie norvgienne for orchestra
  • 03. Cello Concerto in D minor
  • 04. Bruch: Kol Nidrei: Rhapsody for Cello and Orchestra, Op. 47

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