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Bohm: Late Recordings-vienna-london-dresden(23CDs)

User Review :4.5
(8)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
4794371
Number of Discs
:
23
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


カール・ベーム/後期DG録音集(23CD)

ベーム晩年、1969年から1980年におこなわれたドイツ・グラモフォンへの録音から、チャイコフスキー交響曲第4・5・6番、ドヴォルザークの『新世界より』、ブルックナー交響曲第7・8番、シューマン交響曲第4番、シューベルト交響曲第5・8・9番、ベートーヴェン交響曲第9番、ミサ・ソレムニス、序曲集、 ヨハン・シュトラウス作品集、ワーグナー作品集、R・シュトラウス:英雄の生涯、ハイドン交響曲集、モーツァルト交響曲集、レクィエムほかを収録。
 この時期のベームは、遅めのテンポによる雄大なスケール感と、堂々とした構築美で人気を博していた頃で、ここに収められた作品群からもそうしたベーム晩年ならではの魅力を味わうことができます。
 ブックレットには、ゴットフリート・クラウスによる新たな欧文解説と、ベームの珍しい写真が掲載される予定ということです。初回生産限定盤。(HMV)                
  
【収録予定曲】
Disc1
● ベートーヴェン:交響曲第9番
 ウィーン・フィル
 1980年録音

Disc2
● ベートーヴェン:エグモント序曲
● ベートーヴェン:コリオラン序曲
● ベートーヴェン:プロメテウスの創造物序曲
 ウィーン・フィル
 1971年録音

● ベートーヴェン:フィデリオ序曲
● ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番
 ドレスデン・シュターツカペレ
 1969年録音

Disc3〜4
● ベートーヴェン:ミサ・ソレムニスOp.123
 ウィーン・フィル
 1974年録音

Disc5
● ブルックナー:交響曲第7番
 ウィーン・フィル
 1976年録音

Disc6
● ブルックナー:交響曲第8番
 ウィーン・フィル
 1976年録音

Disc7〜8
● ハイドン:交響曲第88番
● ハイドン:交響曲第89番
● ハイドン:交響曲第90番
● ハイドン:交響曲第91番
● ハイドン:交響曲第92番
● ハイドン:協奏交響曲
 ウィーン・フィル
 1972〜73年録音

Disc9〜12
● モーツァルト:交響曲第29番
● モーツァルト:交響曲第35番
● モーツァルト:交響曲第38番
● モーツァルト:交響曲第39番
● モーツァルト:交響曲第40番
● モーツァルト:交響曲第41番
● モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽
● モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
● モーツァルト:管楽器のための協奏交響曲
 ウィーン・フィル
 1974〜80年録音

Disc13
● モーツァルト:レクィエム
 ウィーン・フィル
 1971録音

Disc14
● シューマン:交響曲第4番
● シューベルト:交響曲第5番
 ウィーン・フィル
 1978〜1979録音

Disc15
● シューベルト:交響曲第8番
● ドヴォルザーク:交響曲第9番
 ウィーン・フィル
 1977〜1978録音

Disc16
● シューベルト:交響曲第9番
 ドレスデン・シュターツカペレ
 1979年録音

Disc17
● ヨハン・シュトラウス2世:美しく青きドナウ
● ヨハン・シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ
● ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲
● ヨハン・シュトラウス2世:雷鳴と電光
● ヨハン・シュトラウス2世:南国のばら
● ヨハン・シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
● ヨハン・シュトラウス2世:アンネン・ポルカ
● ヨハン・シュトラウス2世:常動曲
 ウィーン・フィル
 1971〜1972録音

Disc18
● R・シュトラウス:英雄の生涯
 ウィーン・フィル
 1976年録音

Disc19〜21
● チャイコフスキー:交響曲第4番
● チャイコフスキー:交響曲第5番
● チャイコフスキー:交響曲第6番
 ロンドン交響楽団
 1977〜80年録音

Disc22〜23
● ワーグナー:リエンツィ 序曲
● ワーグナー:タンホイザー 序曲
● ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー 第1幕への前奏曲
● ワーグナー:パルジファル 第1幕への前奏曲
● ワーグナー:さまよえるオランダ人 序曲
● ワーグナー:ローエングリン 第1幕への前奏曲
● ワーグナー:ローエングリン 第3幕への前奏曲
● ワーグナー:トリスタンとイゾルデ 第1幕への前奏曲, イゾルデの死
 ウィーン・フィル
 1978〜1980録音

 カール・ベーム(指揮)

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Comprehensive Evaluation

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チャイコフスキーの4,5,6がロンドン響、シ...

投稿日:2017/07/28 (金)

チャイコフスキーの4,5,6がロンドン響、シューベルトのグレートがシュターツカペレ・ドレスデンで、残りはすべてウイーン・フィルですが、やはりウイーン・フィルとのワーグナーやベートーヴェンの「合唱付き」や「ミサソレ」、ブルックナーの7、8番、ハイドンの88から92番の交響曲などが、悠揚迫らぬドイツ正統派の格調高い演奏です。 とりわけモザールの交響曲29、35、38,39、40,41と「レクイエム」は最大の聴きもの。全盛時代のベルリンフィルとの演奏に比べるとやや弛緩が見受けられるとはいえ、非常に遅いテンポでありながら非常な緊張と充実をはらんだ男性的なモザールの演奏は、もはや世界中のオケと指揮者から引き出せなくなった珠玉の名品といえましょう。

あまでうす さん | 神奈川県 | 不明

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全曲を通しで聴くと20時間ほど、丸一日あれ...

投稿日:2015/08/13 (木)

全曲を通しで聴くと20時間ほど、丸一日あれば試聴完了する作品集である。演奏と録音自体に不満は無いものの、2013年に発売されたCD22枚組(ベートーヴェン等の交響曲全集)同様、初出時オリジナルのジャケット・カヴァーでは無いのが誠に残念。収録曲を再編したことも理由にあるだろうが、CDを聴くのみならずジャケットを鑑賞する愉しみも提供して欲しい。作品タイトルをデザインしたイエローのDGロゴには、LPが高くて手が出せなかった頃の憧れみたいなものがあり、是非にも実現して欲しい。カラヤン1960s〜1980sのような配慮を切に希望する。

chimao_fuku さん | 福岡県 | 不明

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ベームの最も優れた時期の遺産。この極みま...

投稿日:2015/08/09 (日)

ベームの最も優れた時期の遺産。この極みまで芸術的な高さを登りつめることは他の指揮者には期待できない。ベームとVPOはこの時代の正統的ドイツ音楽の芸風を伝える決定的な規範であった。特に優れているのが、シューベルトゆかりのホーエンエムスの音楽祭での未完成だと思う。ディモーニッシュな音楽の深淵が余すところなく描かれ、炎のように燃え上がる音楽を内包しながら、流れ出る音楽の知情意の均衡を決して失うことがない。法学博士を持つベームの厳格な思想性の強さであろう。シューベルトとは対極にあるワーグナーのトリスタンは、生涯付き添ったベーム夫人を失った直後の演奏だった。その想いが生き続けるかのようなワーグナーの時代の極限を超えた愛の死を、このように深い瞑想の中で哲学的に構築出来た演奏はないと思う。ベームはトリスタン指揮者としてバイロイトで記念碑的な演奏を成し遂げ決定的な評価を受けていたが、VPOの力は正に偉大で、この演奏を取り巻く世界の巨大なスケールを創り出すことに成功している。ドボルザークの新世界は虚飾を全く離れ、なお生き生きとしたスケール感の大きい極めて美しい演奏。黄金のようなモーツアルトは言葉では表現できない。素晴らしい演奏が残っているので、今後VPOとの36番リンツを是非加えてほしい。チャイコフスキーの悲愴は、その響きが最早彼岸の世界を映し出しているように深い。嘗てセルもロンドン響と4番でとても魅力的な演奏を成し遂げたが、曲自体の過剰な顕示感が解消され、曲本来の美しさが際立った実に立派な演奏。とにかくこのBoxはクオリティーが極めて高い。

黒熊怪 さん | 千葉県 | 不明

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