Two Wrongs Don't Make It Right

90年代にヴィンテージというヴォーカル・グループのリード・ヴォーカルを担当していたチャズが、2013年におよそ10年振りにソロ・アルバムをリリースし、世界中のインディ・ソウル〜R&B愛好家を驚かせたのは記憶に新しいですが、そのチャズが早くも最新作を届けてくれました！

チャズことチャールズ・マカレブ(CHARLES MCCALEB)は業界内でも広くその実力が認められており、近年ではあのプラターズやアンソニー＆ザ・インペリアルズといった歴史のある有名ヴォーカル・グループにサポート・メンバーに抜擢されるなど活動の幅を広げています。そんな中、一年近い製作期間を経て制作された本作は、彼のソロ・キャリアにおいて最高傑作ともいうべき素晴らしい内容に仕上がりました！まずチャズの十八番ともいうべき美しいファルセットをこれでもかと堪能できる冒頭のスウィート・ソウル・バラード「Two Wrongs Don't Make It Right」で、早くも甘茶ソウル・ファンは失禁を覚悟した方が良いでしょう。続くグローバー・ワシントン・ジュニア「Just The Two Of Us」のフレーズも飛び出すアーバン・メロウな「Baby Come To Me」、そしてグルーヴィーなモダン・ソウル「Love Crazy」とバリエーションに富んだ楽曲を難なく歌いこなすチャズの歌唱力とセンスにはうっとりせずにはいられません！

2014年にまさかこんな作品が生み出されるということにも驚きですが、これを形にしたチャズという希有なシンガーの凄さを改めて思い知らされるアルバムです。往年の、特に甘茶ソウルに目がないソウル・ファンには何がなんでも聞いていただきたい2014年のイチオシ作品です！
（メーカー／インフォメーションより）