日本弦楽三重奏曲の世界 2-清瀬保二, 入野義朗, 呉泰次郎: 菖蒲弦楽三重奏団 +幸松肇: 八木節

日本が世界に誇る弦楽三重奏曲集 第2弾！
〜清瀬保二（明治33年〜昭和56年）・入野義朗（大正10年〜昭和55年）・呉 泰次郎（明治40年〜昭和46年）〜

戦後日本人の心を哀切に歌い上げた清瀬、鮮烈に音を巡らせる入野の構築美、カザルスに絶賛された呉のメロディー、日本が世界に誇る弦楽三重奏曲集第２弾！（西耕一／音楽評論）

【日本楽派シリーズの発売によせて（ミッテンヴァルト代表　稲原和雄）】
「邦人作品を音にして残していきたい、と制作を始めた日本楽派シリーズが、本作品で10作目となった。第１作の「山田耕筰室内楽作品集」から約１４年の歳月が経ったわけだが、こんなに長く続けられたという思い半分、まだまだ残したい素晴らしい作品があり、制作への思いが尽きることはない。
　菖蒲弦楽三重奏団は、2009年、「日本弦楽三重奏曲の世界」の制作が動き出した時に出会ったトリオであるが、彼らは、私の邦人作品への取組みを理解し、単にCD制作のためだけでなく、実際にこれらの曲をレパートリーとし、演奏活動を続けてくれている。そんな３人とともに、再び、「弦楽三重奏曲の世界II」を制作できたことは、この１４年の中でも特にうれしいことだと思っている。今後、彼らがより幅広い演奏機会を得て、皆様のお目に触れる機会が増えることを切に願っている次第である。」　ライナー・ノートより（Mittenwald）

【収録情報】
『日本弦楽三重奏曲の世界II』
・清瀬保二：弦楽三重奏曲 (1949)
・入野義朗：弦楽三重奏曲 (1965)
・呉 泰次郎：主題と変奏 Op.2 (1933)
・幸松 肇（編曲）：八木節〜弦楽三重奏のための〜 (2011)

　菖蒲弦楽三重奏団：
　　浜野孝史（ヴァイオリン）
　　伴野 剛（ヴィオラ）
　　江口心一（チェロ）

　録音時期：2011年8月16,17日
　録音場所：神奈川県生涯学習センター、ラディアン・ホール
　録音方式：デジタル