Hi Quality CD

Symphony No.9 : Lovro von Matacic / Czech Philharmonic (UHQCD)

Bruckner (1824-1896)

User Review :4.0

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
COCQ85430
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
Hi Quality CD

Product Description

UHQCD DENON Classics BEST

1. ブルックナー:交響曲第9番ニ短調

ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1980年12月4日〜5日 プラハ、芸術家の家(ライヴ録音)

天を仰ぐ巨大なスケール感。巨匠晩年のライヴ録音。
ブルックナー最後の大曲、第9交響曲。未完に終わったものの、3つの楽章だけをもってすでに高い完成度を示しています。マタチッチ晩年のこの充実し切ったライヴ録音は、このコンビによる第5、第7と並ぶ貴重な遺産です。スプラフォンのオリジナル・マスターから20ビット・リマスタリングを行ったテープを使用。(メーカー資料より)

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この演奏はマタチッチの中でもとびっきりの...

投稿日:2021/10/20 (水)

この演奏はマタチッチの中でもとびっきりの名演と思います。マタチッチというとすぐ豪壮な演奏が話題になりますが、ウィーン響との9番の演奏でもそうですが、マタチッチはこの曲を単に8番の延長上にとらえていません。そのため、ウィーン響との演奏もそうですが、いつものマタチッチと異なり、非常に内省的な表現です。この録音に否定的な評価を下す人は「何かいつものマタチッチと違う」という印象を持つのだと思います。しかし、マタチッチという人はそんなに単純な人ではなく、内面はデリカシーの塊です。 マタチッチのブルックナー9番のとらえ方はこの演奏のとおりのものです。 9番をこのように理解した演奏はマタチッチ以外にはいないと思います。 すじの通った名演!!

ばんどうくじら さん | 福岡県 | 不明

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このコンビの8,9番の正規録音がないこと...

投稿日:2014/05/23 (金)

このコンビの8,9番の正規録音がないことが残念でたまらないが、このライヴ録音はその渇望を癒してくれる名演奏だ。まず録音が優秀なのがうれしい。大河のような雄大な流れ、巨大なスケール、ふくよかに歌う艶やかな弦の響きとそれを割って鳴り響く豪壮な金管群、ブルックナーに必要なものは全てある。この演奏はもっとさわがれてもいいと思うのだが、さほどでもないのはどうしてなのだろう。とにかくマタチッチとブルックナーの相性は抜群だ。素晴らしいですよ。

greyfalcon さん | 福岡県 | 不明

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ブルックナーの交響曲の演奏スタイルは、1...

投稿日:2012/08/16 (木)

ブルックナーの交響曲の演奏スタイルは、1990年代以降に成し遂げられたヴァントや朝比奈による神がかり的な超名演の数々によって確立されたとも言えるところであるが、それ以前において、ブルックナーの交響曲の名演を成し遂げていた代表的な指揮者と言えば、シューリヒトやマタチッチと言えるのではないだろうか。マタチッチによるブルックナーの交響曲演奏は、様々なレーベルによって発売されているが、現時点では、第3番、第4番、第5番、第7番、第8番、第9番の6曲が遺されているところだ。NHK交響楽団とのライヴ録音の数々は、最晩年(1984年)の第8番を含め、極めて優れたものであると言えるが、スタジオ録音ということであれば、チェコ・フィルとの第7番が名高い存在であると言える。マタチッチは、チェコ・フィルとともに、第7番のほか、第5番、そして本盤におさめられた第9番をライヴ録音しているが、最良の名演は、何と言っても、第7番、とりわけその第1楽章及び第2楽章であると言えるところだ。第9番については、マタチッチは、本盤におさめられたチェコ・フィルとの演奏のほか、ウィーン交響楽団(1983年)とともに行ったライヴ録音も遺されており、演奏の質においては甲乙付け難い存在であるが、オーケストラの力量からすれば、本盤のチェコ・フィルとの演奏に軍配をあげるべきであろう。本盤の演奏は、マタチッチの巨大な体躯を思わせるような豪快そのもの。ブラスセクションなども無機的になる寸前に至るまで最強奏させるなど、その迫力満点の強靭な演奏ぶりには度肝を抜かれるほどである。テンポの振幅については随所に施しているものの、比較的常識的な範囲におさめていると言える。その意味では、1990年代になってヴァントや朝比奈が確立した、いわゆるインテンポを基調とした演奏スタイルに限りなく近い性格を有しているとも言えるが、前述のブラスセクションの最強奏などが極めて印象的であり、ドラマティックな要素を多分に有した演奏であるとも言えるところだ。したがって、聴き手によっては抵抗感を覚える者もいるとは思われるが、それでも、演奏全体に漲っている熱き情感と根源的な力強さは圧倒的であり、チェコ・フィルの優秀な力量とも相まって、本演奏の当時としてはブルックナーの交響曲の一面を描出した見事な演奏に仕上がっていると言えるのではないだろうか。さすがに、シューリヒト&ウィーン・フィルによる超名演(1961年)ほどの高みに達しているとは言い難いが、私としては、マタチッチの偉大な才能、そしてブルックナーへの適性があらわれた素晴らしい名演と高く評価したいと考える。本演奏については、同じくチェコ・フィルとの録音である第5番や第7番が、Blu-spec-CD化、さらにはXRCD化、そしてSACD化と段階的に高音質化がなされたのに対して、何らの高音質化もなされず、不当に放置されてきたところだ。そのような中で、今般、Blu-spec-CD化がなされたということは、本演奏の価値を再認識させるという意味においても大きな意義があると言える。いずれにしても、マタチッチによる素晴らしい名演をBlu-spec-CDで味わうことができるのを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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