SACD

Sym, 4, : Honeck / Pittsburgh So

Bruckner (1824-1896)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
KKC5441
Number of Discs
:
1
Format
:
SACD
Other
:
Hybrid Disc

Product Description

ブルックナーにゴシック建築のような壮大さを求めるなら、この演奏はまったく違う音楽に聴こえるだろう。ホーネックは作曲家の心に映し出された感情の移ろいを直感的に捉え、テンポを大きく揺らし、リズムの扱いも特徴的で、まるで中世の街並みを風景として描いた交響詩のようだ。その新鮮さに聴き入ってしまう。(長)(CDジャーナル データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
今や世界で一番面白いコンビと言っても過言...

投稿日:2015/03/17 (火)

今や世界で一番面白いコンビと言っても過言ではないホーネックとピッツバーグ響のリファレンス・レコーディングズへの録音三作目。今回も指揮者自身がライナーノートを執筆していて、演奏意図はそこに全部書いてある。ブルックナーが手紙など色々なところで書いたこの曲についての説明、今やほとんど顧みられることもないアレを全く字義通りにとって、交響曲を標題音楽、事実上の交響詩として解釈してみようというのが今回の作戦。第1楽章冒頭は「中世の町で、町役場の尖塔から朝を告げるホルンが響いてくる」、第3楽章は「狩りのスケルツォ」なんてのは、ごく常識的な曲のイメージ通りで何ということもないけど、第1楽章第2主題は「シジュウカラの鳴き声」ということで、HMVレビューの記述通り、かなりテンポが速い。第2楽章は「若者が恋人の窓辺に忍び寄ってセレナードを歌おうとするが、拒まれる」のだそうだ。そんなイメージでこの楽章を聴いたことはなかったが、葬送行進曲と言うよりはもう少し足どりの軽いこの演奏なら、確かにそのようにも聴こえる。第4楽章冒頭は「晴れた一日の後に突然、夜の嵐が襲ってくる」。これもなるほどという感じ。第8番でこんなことをやられちゃかなわないが、第4番ならこれも面白いと思える。全体としては先の二作、R.シュトラウスとドヴォルザークほど過激ではないが、やはりかなり細かくテンポを動かす演奏。スケルツォのトリオのように民俗音楽(レントラー)の語法を露骨に使うところでは、テンポ・ルバートが巧みだ。終楽章第2主題が意外な快速調で、リズミックな弾み(田園風景の中をスキップするような感じ)を見せるのも新鮮だった。なお、録音は相変わらず優秀だが、第3楽章冒頭など編集が荒っぽいと感じる。音が切れているわけじゃないと言われれば、確かにそうなのだが。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

4

Symphonies Items Information

Recommend Items