High Life

ブライアン・イーノとカール・ハイド(アンダーワールド)が長年に渡り行ってきたコラボレーションが見事に結実した『Someday World』からわずか2ヶ月、まさかの2ndアルバムが早くも完成！！6曲の長尺曲を収録した計45分におよぶ今作『High Life』は、イーノがこのプロジェクトを表す言葉として掲げている“ライクティ”（スティーヴ・ライヒとフェラ・クティの合成語）という方向性が、前作『Someday World』以上に鮮明に現れた作品となっている。

スティーヴ・ライヒやフィリップ・グラスといった作曲家によるミニマリズム、そしてフェラ・クティやファンクのポリリズミックな音楽にインスパイアされた実験であり、またイーノとカール・ハイドがそれぞれ培ってきた音楽的経験や知識の結晶とも言える。

すでに海外ではトーキング・ヘッズ『リメイン・イン・ライト』、デヴィッド・バーンとの名盤『ブッシュ・オブ・ゴースツ』を更新するイーノ仕事として絶賛の嵐を呼んでいるティーザー・トラックにして人力演奏とイーノが操るCDJ(!)のショート・ループが織りなすポリリズムがスリリングなポスト・アフロ・グルーヴ「DBF」(M-2)を筆頭に、複雑なミニマリズムとカール・ハイドの伸びやかな歌声とのコントラストが素晴らしい「LILAC」(M-4)、ダイナミックなエレクトロ・ファンクに狂気じみたリフが乱打される「MOULDED LIFE 」(M-5)などわずか一週間でレコーディングされたとは到底思えない知性と野生が見事に融合した傑作に仕上がっている。さらに日本盤CDにはボーナス・トラックとして電化マイルスならぬ、電化フェラ・クティとでも形容したくなるような「SLOW DOWN, SIT DOWN AND BREATHE」(M-6)が追加収録される。

（メーカー・インフォメーションより）