Brahms Sonata for 2 Pianos, Schumann (Duo Piano)Piano Quintet : Katsaris, E.Mercier

カツァリスとメルシエのピアノ・デュオ
ブラームスとシューマン夫妻の傑作を弾く

「カツァリス・プレイズ・ショパン」（P21043N）、「ピアノ・レアリティーズ第２集」（P21037N）をハイペースでリリースしてきたシプリアン・カツァリス。早速登場する2012年のリリース第１弾は、モントリオール出身の女流ピアニスト、エレーヌ・メルシエとのデュオで贈る『ブラームス＆シューマン』。
　当初、弦楽五重奏として作曲されながらも評価が芳しくなく、『ピアノ五重奏曲作品34』へと再び改作されるブラームスの『２台ピアノのためのソナタ作品34b』。妻のクララ・シューマンの手により「４手連弾版」に編曲されたシューマンの『ピアノ五重奏曲作品44』の２作品は、いずれもロマン派室内楽の歴史の１部となった重要作です。
　エレーヌ・メルシエは、シャンドス（CHANDOS）でカナダのファツィオーリ弾き、ルイ・ロルティとの素晴らしいデュオを聴かせてくれている世界的ピアニスト。カツァリスとメルシエのデュオが、ブラームスとシューマン夫妻の音楽をどのように描くのか・・・今回も聴き手を大いに沸かせてくれそうです。（東京エムプラス）

【収録情報】
・ブラームス：2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.34b
・シューマン／C.シューマン編：ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44（4手連弾版）

　シプリアン・カツァリス（ピアノ）
　エレーヌ・メルシエ（ピアノ）

　録音時期：2011年5月
　録音場所：ハイデルベルク、トーンスタジオ・テイエ・ファン・ギースト
　録音方式：デジタル（セッション）