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Symphonie Fantastique, Romeo et Juliette : Muti / Philadelphia Orchestra, Norman, Aler, Estes (2CD)

Berlioz (1803-1869)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
0979572
Number of Discs
:
2
Label
:
Emi
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

EMI CLASSICS MUTI EDITION
ベルリオーズ:幻想交響曲&ロメオとジュリエット(2CD)
ムーティ&フィラデルフィア管弦楽団


オーマンディの後を継いで音楽監督となったムーティが、オケとの好調な関係下でセッション録音したベルリオーズの2つの交響曲をまとめたアルバム。
 どちらも華麗な音色が持ち味だった当時のフィラデルフィア管の魅力をフルに引き出した演奏で、『幻想交響曲』はドラマティックな起伏とゴージャスなサウンドが心地よい演奏に仕上がっています。
 一方、マーラーの交響曲第3番に匹敵する長大な演奏時間を要する『ロメオとジュリエット』でも、そうした明確なドラマの構築は功を奏しており、第1楽章冒頭の喧嘩のシーンでの迫力ある描写、続く公爵の仲裁でのトロンボーンとチューバによるパッセージのシャープな力感、第2楽章「キャピュレット家の饗宴」での高揚なども見事なもので、ワーグナーも絶賛した名旋律「愛の情景」では、明るく美しい色彩感をベースに陶酔的な魅力を引き出すことに成功しています。
 通常メゾ・ソプラノが起用される女声パートは、ここでは音域の広いソプラノ、ジェシー・ノーマンを起用することでより幅広い表現を志向、ストロフ「忘れようがない はじめての熱狂よ」では、深みのある落ち着いた美声により、憧れに満ちた詩情が示されて感動的。チェロのオブリガードとともに胸に迫る音楽となっています。
 長大な作品を飽かせず聴かせるムーティのドラマティックな指揮は、オラトリオ的になるといわれる作品終盤でも効果的で、第6楽章以降も、オーケストラの高度な表現力もあって聴き応えある仕上がりとなっています。(HMV)

【収録情報】
ベルリオーズ:
1. 幻想交響曲 op.14
 録音時期:1984年11月3,5日
 録音場所:フィラデルフィア、フェアマウント・パーク、メモリアル・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

2. 劇的交響曲『ロメオとジュリエット』 op.21
 録音時期:1984年1月25-28日
 録音場所:フィラデルフィア、フェアマウント・パーク、メモリアル・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

 ジェシー・ノーマン(ソプラノ:2)
 ジョン・エイラー(テナー:2)
 サイモン・エステス(バス:2)
 ウェストミンスター合唱団(2)
 フィラデルフィア管弦楽団
 リッカルド・ムーティ(指揮)

【MUTI EDITION】
ベートーヴェン:交響曲全集、序曲集、ピアノ協奏曲第3番(6CD)
ベルリオーズ:幻想交響曲、劇的交響曲『ロメオとジュリエット』(2CD)
ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』、第6番(2CD)
メンデルスゾーン:交響曲第3〜5番、リスト:『前奏曲』、他(2CD)
モーツァルト:レクィエム、アヴェ・ヴェルム・コルプス
プロコフィエフ:イワン雷帝、『ロメオとジュリエット』組曲、シンフォニエッタ(2CD)
ラヴェル:ボレロ、『ダフニスとクロエ』第2組曲、スペイン狂詩曲、海原の小舟
レスピーギ:ローマ三部作
シューマン:交響曲全集、序曲集(2CD)
チャイコフスキー:交響曲全集、管弦楽曲集、ピアノ協奏曲第1番(7CD)
ヴェルディ:オペラ合唱曲集、序曲集、バレエ音楽集(2CD)
ヴェルディ:レクィエム、聖歌四篇(2CD)

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ムーティは、フィラデルフィア管のシェフに...

投稿日:2012/08/22 (水)

ムーティは、フィラデルフィア管のシェフに就任してから、それまでの歌劇を中心としたレコーディングから、管弦楽曲を中心にしたレコーディングへとレパートリーをシフトしています。 オーマンディからフィラデルフィアサウンドを踏襲しつつも、極めて明るく動的で、情熱的な演奏スタイルへと変容し、レスピーギ、ストラヴィンスキー、リムスキー=コルサコフ、交響曲ではベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキー、スクリャービンなど、この時期に多くの優れた楽曲を録音しています。 その中でもこの幻想交響曲は、若々しいムーティの情熱的な解釈と、フィラデルフィア管の明るい音色がマッチした色彩豊かな楽曲に仕上がっています。 そしてとても爽やかさが前面に押し出されており、幻想交響曲によく形容される狂気や不気味さは微塵も感じられません。 絵画で例えるなら、薄暗いルネッサンス期のフレスコ画というよりは、フランス印象派の絵画のようで、フィラデルフィア管から紡ぎ出される繊細な響きは、まさに温暖な南欧の陽射しを感じます。 そうそう、ムーティはナポリ人だったのですね。 この曲の醸し出す失恋の切なさよりも、恋する情熱を躍動感をもって表現していますが、一方で第四楽章や第五楽章ではレクイエムにも通じる敬虔な荘厳さを感じることができます。 幻想交響曲は暗くて嫌いと思っている人にお勧めです。

karajan fan さん | 北海道 | 不明

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