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Complete Piano Sonatas : Kempff (1961 Tokyo Live)(9CD)

Beethoven (1770-1827)

User Review :5.0
(4)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
KKC2064
Number of Discs
:
9
:
International
Format
:
CD
Other
:
Limited,Import

Product Description

NHK 名演奏家幻のライヴ・シリーズ
ベートーヴェン・ピアノソナタ全曲
ヴィルヘルム・ケンプ
1961年連続演奏会ライヴ録音
初回生産限定盤

日本ピアノ音楽史を飾る至宝が残っていた!
最盛期ケンプのベートーヴェン、ピアノソナタ全集がもうひとつ登場。
当時の宣伝、批評を満載した解説書も超貴重!

【日本音楽界の一大イベント】
ドイツの巨匠ピアニスト、ウィルヘルム・ケンプ(1895-1991)は1961年10月に来日し、ベートーヴェンのピアノソナタ全曲を7夜にわたり連続演奏しました。単独のピアニストが集中してベートーヴェンのピアノソナタを全曲演奏することは日本初だったとされ、日本音楽界の一大イベントとして話題になりました。

【ケンプ最盛期のベートーヴェン】
当時ケンプは66歳。ベートーヴェンのピアノソナタ全集は、1950-6年のモノラルと1964-5年のステレオの2種のセッション録音が存在し、いずれも最高の名盤ですが、その中間期、ケンプ最盛期の全集がもうひとつ存在したことは驚愕の極み。すべてNHKがラジオ放送用に収録したもので、モノラルながら音質は大変良好。ケンプはライヴで良さが発揮されるピアニストのため、この音源はピアノ音楽史上の至宝と申せましょう。
 回を重ねるごとに自由かつ雄弁となり、後期作品では人間業とは思えぬ境地に至っています。毎回弾かれたアンコールも収録。これがまたケンプならではの滋味あふれる絶品。最終夜、全ソナタを弾き終えた後、鳴りやまぬ拍手に応えて弾いたバッハは涙なしに聴けません。偉業を成し終えた後、『神よ、あなたに感謝を捧げます』と題された作品しか弾くことができなかったケンプの、全力を尽くしきった姿は真に感動的です。

【資料満載ブックレット】
当時の雰囲気、臨場感を味わっていただくため、ブックレットには都民劇場の事前宣伝、プログラム、音楽雑誌の特集、記者会見、演奏会評を可能な限り収録。興味津々なのが、当時影響力のあった大物評論家、寺西春雄、野村光一、遠山一行、吉田秀和各氏の対談。彼らが俎上に載せ、論じている演奏をまさに自分の耳で確認できるのも大きな楽しみと申せましょう。(キングインターナショナル)

【収録情報】
Disc1 1961年10月10日/文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2の1
・ケンプの挨拶(通訳付き)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第2番イ長調 作品2の2
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 作品2-3
・モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397

Disc2 1961年10月10日(Op.7)、12日/文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 作品10の1
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 作品10-2
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 作品13『悲愴』

Disc3 1961年10月12日、14日(Op.22) /文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10の3
・バッハ(ケンプ編):シチリアーノ〜フルート・ソナタ第2番BWV1031より
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op. 14の1
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14の2
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 作品22

Disc4 1961年10月14日、16日(Op.28) /文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 作品26『葬送』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 作品27の1
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 作品27の2『月光』
・ベートーヴェン:バガテルOp.33の4
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 作品28『田園』

Disc5 1961年10月16日/文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31の1
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 作品31の2『テンペスト』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31の3
・ベートーヴェン:エコセーズ WoO.86(ケンプ編)
・グルック(ブラームス編):ガヴォット〜『アウリスのイフゲニア』より

Disc6 1961年10月26日/文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49の1
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 作品53『ワルトシュタイン』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 作品57『熱情』

Disc7 1961年10月26日(ソナタ第20番Op.49-2、バッハ、ブラームス)、27日(ソナタ第24-27番)/文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49の2
・バッハ(ケンプ編):ラルゴ〜チェンバロ協奏曲第5番BWV1056より
・ブラームス:間奏曲Op.117の2
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 作品78『テレーゼ』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 作品81a『告別』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第25番ト長調 作品79『かっこう』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90

Disc8 1961年10月30日/文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調 作品101
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィア』
・モーツァルト:トルコ行進曲〜ピアノ・ソナタイ長調K.331
・ベートーヴェン:ロンド ト長調Op.51の2

Disc9 1961年10月30日/文京公会堂(ライヴ)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 作品109
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
・バッハ(ケンプ編):シンフォニア〜カンタータ第29番『神よ、あなたに感謝を捧げます』BWV29より

 ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)

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とても懐かしい演奏会です。両親が音楽好き...

投稿日:2013/12/22 (日)

とても懐かしい演奏会です。両親が音楽好きで、当時小学生だった私もピアノを習っていました。この演奏会はNSKラジオでも放送され、毎回家族と一緒に聞いていました(テープにも録りました)。アンコールのエコセーズがとても印象に残っていますが、疲れていたのかよれよれでした。この曲は小学生の私でも弾ける曲だったので、ケンプは技巧的には難ありとその頃から誤った認識を持ってしまいました。今回この録音を聞いてみると、ケンプはなんとすごい人だったのだろうと思いました。本当に気迫のこもった演奏で、最近の人の様に表面的に音楽を綺麗にまとめるのではなく、精神性の深い演奏だと思います。少々のミスタッチを気にするより、音楽の流れとそこに込める気持ちを重視する演奏と思いました。一体自分はケンプをどれだけ誤解していたのか反省しています。この録音を聴いたあとで、スタジオ録音を聴いた所、新しい発見がいくつもありました。スタジオ録音は編集がいくらでも出来ると思って色眼鏡でみていた自分が恥ずかしいです。あの頃の自分や時代を思い出す玉手箱の様なもので、これをきっかけに色々な事や人が思い出されてきます。

T.G. さん | 東京都 | 不明

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70代半ばになったケンプが、異国でソナタ...

投稿日:2013/11/21 (木)

70代半ばになったケンプが、異国でソナタから協奏曲まで一気に弾ききったという語り草の偉業の記録。よく散逸せず残されていたもので、10年以上前にFMで放送されたことがあり、一部は聴いたことがあるが、ステレオ録音でないのが惜しいが、音質は臨場感あるものだ。心身の消耗が激しいのか、技巧面での弱さが出て体調?によって技術的なムラが大きいのが難点だが、調子の良い時は例の神々しい瞬間に出会えることもある。会場で実際に聴いていたらミスタッチなど忘れ、忘れえぬ体験になっただろう。個人的には、DGの50年代のモノラルセッション録音が心技体ともバランスが取れ、巨匠の本領が発揮されたものとしてお薦めできるので、ない金を無理に捻出してまで買う必要はないと思うが、ないと後悔するコレクターには必須の品なのかもしれない。

eroicka さん | 不明 | 不明

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慈愛あふれるベートーヴェンである。さすが...

投稿日:2013/08/20 (火)

慈愛あふれるベートーヴェンである。さすが大御所ケンプの演奏と納得。私は、 ケンプやバックハウスでよくピアノソナタを聞くが、バックハウスにはベートーヴェンの気高さを感じ、ケンプからは人間味というか優しさを感じる。当該ライブは音もそれほどデッドではなく、当時の録音としては十分の音質である。小部屋で聞いているような印象というか。タッチを聞き取ることができる録音で十分満足している。私にしてみれば、何か一つ無人島にもってゆけるとしたら、このセットをもって行きたい、と考える程、お気に入りである。間に入るバッハやモーツァルトの小曲も素敵で、ケンプの魅力がよくわかる全集である。

TAKA さん | 埼玉県 | 不明

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Beethoven (1770-1827) Items Information

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