増補新版フルトヴェングラー 最高最大の指揮者 文藝別冊

増補新版 フルトヴェングラー
最大最高の指揮者

フルトヴェングラー生誕125年を記念した総特集本として、河出書房から2011年に発売されたムックの増補新版が登場。

　丸山眞男・吉田秀和対談、朝比奈隆インタヴュー、宇野功芳選ＣＤベスト10、徹底鑑賞とディスコグラフィー等を掲載。

　Ａ5判、224ページだった本が、同じサイズで256ページと、32ページの大幅増量となっています。

　参考までに2011年本の概要を以下に記しておきます。（HMV）



【エッセイ】

川村二郎　　底知れぬ夢の輝きに満ちたシューベルト

粟津則雄　　何故、フルトヴェングラーなのか

黒田恭一　　ヴィルヘルム・フルトヴェングラー

野村光一　　音楽界の第一人者

桧山浩介　　フルトヴェングラーの「第九」変容



【実演に接して】

近衛秀麿　　フルトヴェングラーとの交友

山田耕筰　　フルトヴェングラーの思い出

諸井三郎　　ステージで聞いたフルトヴェングラー

朝比奈隆【インタヴュー】　　ベルリン・フィル気質　フルトヴェングラーとカラヤン



【ＣＤベスト】

宇野功芳　フルトヴェングラー　窮極のＣＤベスト10



【特別インタヴュー】

片山杜秀　　デモーニッシュな加速と減速



【徹底鑑賞＆ＣＤ評】】

バッハ　　　　　　　　野口剛夫

モーツァルト　　　　　安田和信

ベートーヴェン　　　　許光俊

初期ロマン派　　　　　平林直哉

ワーグナー　　　　　　山崎浩太郎

ブルックナー　　　　　川高伸

ブラームス　　　　　　舩木篤也

チャイコフスキー　他　片桐卓也

オペラ　　　　　　　　堀内修

Ｒ・シュトラウス　　　近藤憲一

近・現代音楽　　　　　倉林靖



【対談】

丸山眞男／吉田秀和　「芸術と政治　クルト・リース『フルトヴェングラー』をめぐって」



【総論】

宇野功芳　　フルトヴェングラーの何が偉大なのか　人と音楽ーーそして、名演奏のディスコロジー



【作曲家フルトヴェングラー】

伊東乾　　　かくも長き確信の不在……　作曲家フルトヴェングラーの「もう一つの生涯」



【討議】

遠山一行／荻昌弘／篠田一士「フルトヴェングラーと現代」



【評論】

柴田南雄　　フルトヴェングラーとベルリン・フィル

渡辺和彦　　フルトヴェングラーと弦楽器の名手たち

鈴木淳史　　フルトヴェングラーとチェリビダッケ　その悩ましい関係

浅岡弘和　　近年のフルトヴェングラー状況をめぐって

奥波一秀　　政治の時代への二つの〈こたえ〉

中川右介　　録音されなかったフルトヴェングラー

末延芳晴　　トーマス・マンのフルトヴェングラー批判

増田良介　　ワーグナー『指輪』SACD新譜試聴記



【資料】

フルトヴェングラーＣＤディスコグラフィー（清水宏・編）

フルトヴェングラー略年譜・著作一覧