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ISBN 10 : 4582824730
Content Description
テヘラン会談で、「ドイツが降伏した後、ソ連は対日参戦する」という機密を入手した日本人がいた。その男の名は、梅田良忠。ポーランド語をはじめとする外国語の達人である彼は、ある時は外交官として大物と渡り合い、またある時は特派員記者として戦地からリポートを送った。誰もが振り返るような美女を連れ、バイオリンを弾き、詩をものした男は、なぜ日本人でありながら、ポーランド人として死ぬことを願ったのか―。第二次大戦下の欧州で、インテリジェンスの世界に身を投じた男の波瀾に満ちた生涯。
目次 : 謎の人物/ 若き禅僧の旅立ち/ ポーランドに溶け込んだ日本人/ ブルガリア公使館付の広報官/ 「単なるスパイ」/ ウメダを監視下に置け/ クルロバという女/ グループB―ソフィアのポーランド人地下組織/ 特派員としての苦渋―記者として1/ テヘラン会談―記者として2/ 錯綜する人脈/ プロメテウス同盟/ 地下ポーランド情報機関と日本の協力/ 失意の帰国、そして敗戦/ 再生と死と/ 国境を越えた「連帯」
【著者紹介】
梅原季哉 : 1964年、東京生まれ。朝日新聞ヨーロッパ総局長(ロンドン特派員)。国際基督教大学(ICU)教養学部卒業。88年、朝日新聞社入社。長崎支局で記者生活をスタートし、西部本社社会部、外報部などを経て、97〜98年ヨーロッパ総局ブリュッセル駐在、98〜2001年ウィーン支局長、06〜09年アメリカ総局員(ワシントン特派員)。帰国後、国際報道部デスク、東京社会部デスクなどを経て、13年9月より現職。1993〜94年、米ジョージタウン大学外交学大学院(School of Foreign Service)にFellow in Foreign Serviceとして派遣(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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