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ポーランドに殉じた禅僧 梅田良忠

梅原季哉

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582824735
ISBN 10 : 4582824730
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2014
Japan

Content Description

テヘラン会談で、「ドイツが降伏した後、ソ連は対日参戦する」という機密を入手した日本人がいた。その男の名は、梅田良忠。ポーランド語をはじめとする外国語の達人である彼は、ある時は外交官として大物と渡り合い、またある時は特派員記者として戦地からリポートを送った。誰もが振り返るような美女を連れ、バイオリンを弾き、詩をものした男は、なぜ日本人でありながら、ポーランド人として死ぬことを願ったのか―。第二次大戦下の欧州で、インテリジェンスの世界に身を投じた男の波瀾に満ちた生涯。

目次 : 謎の人物/ 若き禅僧の旅立ち/ ポーランドに溶け込んだ日本人/ ブルガリア公使館付の広報官/ 「単なるスパイ」/ ウメダを監視下に置け/ クルロバという女/ グループB―ソフィアのポーランド人地下組織/ 特派員としての苦渋―記者として1/ テヘラン会談―記者として2/ 錯綜する人脈/ プロメテウス同盟/ 地下ポーランド情報機関と日本の協力/ 失意の帰国、そして敗戦/ 再生と死と/ 国境を越えた「連帯」

【著者紹介】
梅原季哉 : 1964年、東京生まれ。朝日新聞ヨーロッパ総局長(ロンドン特派員)。国際基督教大学(ICU)教養学部卒業。88年、朝日新聞社入社。長崎支局で記者生活をスタートし、西部本社社会部、外報部などを経て、97〜98年ヨーロッパ総局ブリュッセル駐在、98〜2001年ウィーン支局長、06〜09年アメリカ総局員(ワシントン特派員)。帰国後、国際報道部デスク、東京社会部デスクなどを経て、13年9月より現職。1993〜94年、米ジョージタウン大学外交学大学院(School of Foreign Service)にFellow in Foreign Serviceとして派遣(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Bkmker

    読み易いし、どんな状況だったかが詳しくて面白い。今年1,2位のいい本を読んだかも。先日読んだスノーデンファイルでも、公表前に政府と話したってあったけど、この本でも「残留外交団の代表となったノルウェー大使がラジオ無線を介して脱出条件をドイツ側と調整、指定された時間帯に指定された道路を通って脱出することができた」p72とある。敵側とやり取りが完全になくなる想定から、早く抜け出さないとな。昨今の対中国を見るに…また、ブルガリアなどが諜報拠点で重要だったというのは、想像出来なかった。そういう目線を持ちたいところ。

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