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ウツボカズラの甘い息

柚月裕子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344027718
ISBN 10 : 434402771X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

容疑者は、ごく平凡な主婦――のはずだった。
殺人と巨額詐欺。交錯する二つの事件は人の狂気を炙り出す。戦慄の犯罪小説。

人が罪を犯すのに、理由などいらない……。
大藪春彦賞作家が描く、戦慄の犯罪小説!!
家事と育児に追われ、かつての美貌を失った高村文絵。彼女はある日、趣味の懸賞でデイナーショーのチケットを手にした。参加した会場で、サングラスをかけた見覚えのない美女に声をかけられる。女は『加奈子』と名乗り、文絵と同じ中学で同級生だというのだ。そして、文絵に恩返しがしたいとある話を持ちかけるが――。一方、鎌倉に建つ豪邸で、殺人事件が発生。被害者男性は、頭部を強打され凄惨な姿で発見された。神奈川県警捜査一課の刑事・秦圭介は鎌倉署の美人刑事・中川菜月と捜査にあたっていた。聞き込みで、サングラスをかけた女が現場を頻繁に出入りしていたという情報が入る……。日常生活の危うさ、人間の心の脆さを圧倒的なリアリティーで描く、ミステリー長篇。

【著者紹介】
柚月裕子 : 1968年岩手県生まれ。2008年『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞を受賞しデビュー。12年『検事の本懐』で第25回山本周五郎賞にノミネート、13年同作で第15回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ

    面白い!面白いんではあるが。あまりにも犯人が後出しじゃんけんすぎ、そしてそれへ連なる解決への道のりも安易すぎ。いちばんの読みどころは、女同士のドロドロ、女性の美への欲求が、さすがの女性目線で書かれているところ。文章も簡潔で読みやすいのも人気の理由でしょう。

  • 風眠

    高級リゾートホテルのプールサイド。サングラスの女は思う「贅沢を味わったら、もう生活のレベルは落とせない」と。宗教、マルチ商法、高級化粧品販売、そして殺人。恵まれた容姿とお金でターゲットの劣等感を煽りつつ、ほんの少し自分の不幸を匂わせて、相手の優越感をくすぐる事も忘れない。他人になりすまし獲物をおびき寄せ、バクッと食ってしまう食虫植物のような悪女。騙す相手の事を調べ破滅に追いやるその頭脳と行動力を、良い方に発揮すれば成功者になれたかもしれないのに、バカな女。事件の真相を諦めなかった警察の執念にスカッとした。

  • つるちゃん0719

    冒頭からラスト一歩手前まで一気に読んでしまうほどスリル感もあり面白かったけれども、最後が何だか慌ただしく、結末もあっさりしており少し残念でした。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止

    ヒロインサイドと警察サイドを交互に展開。オチが予想通りだったのが残念だったけど警察のコンビはイイ感じで楽しめた。

  • barabara

    入りやすい冒頭からの設定であっという間に読破。しかし、う〜ん、タイトルの由来がちと強引で、とりあえず辻褄合わせの感ありなのが残念。人の弱気につけ込む手口や、人恋しさを逆手に取る、ある意味タチの悪い、絶対犯人女性だろ、の性悪パターンでエンディングまで。地元に長年いない人は、確かに同級生が入れ替わっても分かりはしないのが怖い…!完

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