Blu-spec CD 2

Symphony No.1 (Hamburg 1893 version): Hengelbrock / NDR Symphony Orchestra

Mahler (1860-1911)

User Review :4.5
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Item Details

Genre
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Catalogue Number
:
SICC30169
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
Blu-spec CD 2

Product Description


マーラー:交響曲第1番『巨人』〜1893年ハンブルク稿(5楽章)
ヘンゲルブロック&北ドイツ放送交響楽団
国際マーラー協会新全集版による世界初録音!


マーラーの交響曲第1番には、いくつかの楽譜のヴァージョンがありますが、今回は、ブダペストでの初演の失敗後、ハンブルクでの再演に際して改訂されたものを復元したヴァージョンという注目度の高いスコアが使用されています。
 演奏は現在ドイツで大人気の組み合わせであるヘンゲルブロック指揮北ドイツ放送交響楽団によるもので、この楽譜の編集作業にも携わったヘンゲルブロックは、細部にまで精通した楽譜への解釈をもとに、首席指揮者就任3年目となるハンブルクの北ドイツ放送交響楽団を指揮してハンブルク稿による完璧な作品再現を目指しています。

【ハンブルク稿】
マーラーが1889年のブダペストでの初演の失敗後、1893年のハンブルクでの再演に際して改訂を施した形態を復元したもので、現行の4楽章制・4管編成に対し、『花の章』を第2楽章に加えた5楽章制・3管編成で、オーケストレーションの細部の異動も数多くみられます。今回はヘンゲルブロック自身も編集に携わった新全集版による世界初録音となります。

【楽譜を重視した演奏】
古楽分野からバイロイトまで非常に幅広い範囲で活躍してきたヘンゲルブロックは、さまざまな作品の演奏に当たって、時代考証や資料研究を大切にし、作品本来の姿にまず配慮することを重視してきました。
 ここでも編集にまで携わった楽譜を用い、楽譜の指定を守った楽器編成と、オーセンティックな対向配置により、風通しの良い響きと良く変化する管楽器の色彩、弦楽器の俊敏なリズムと生き生きとしたアーティキュレーションにより、ハンブルク稿の情報が、説得力のあるバランス配分でフルに引き出されているのには驚くほかありません。
 このヴァージョンの原器的存在として、マーラーの交響曲第1番について考える際に不可欠なものとなること間違いないしの示唆に富んだアルバムです。

【国内盤は充実解説】
こうした見事な演奏を、文字情報の面からもバックアップすべく、国内盤ブックレットには、非常に充実した解説が掲載されています。
 海外盤ブックレット掲載の解説文、ユリウス・ハイレの「ハンブルクの「巨人」 マーラーの「交響曲形式による音詩」について」の日本語訳に加え、国内盤独自企画として、木幡一誠氏によるマニアックな考察「《交響曲形式による音詩「巨人」》ハンブルク稿の新たな姿〜ヘンゲルブロックによる世界初録音に寄せて」も掲載。
 さらに、便利な資料ともなる「マーラー指揮による交響曲第1番「巨人」の演奏記録」と、「1883年〜1896年のマーラーの音楽活動と作品」という、この作品を鑑賞する際に役立つコンテンツも収められているのも特筆されるところです。

【トーマス・ヘンゲルブロック】
1958年ドイツ生まれ。ヘンゲルブロックはフライブルク・バロック管弦楽団やバルタザール=ノイマン・アンサンブルなど古楽分野の活動で有名になりましたが、実際にはドイツ・カンマーフィルハーモニーの首席指揮者(1995-1999)や、ウィーン・フォルクスオーパーの音楽監督(2001-2003)を務め、さらにバイロイトでも『タンホイザー』が話題になるなどそのレパートリーは実に幅広いものがあります。2011年の北ドイツ放送交響楽団首席指揮者就任というトピックも、ヘンゲルブロックのそうした幅広い音楽性を象徴する出来事と言えそうです。(HMV)

【収録情報】
・マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』[1893年ハンブルク稿] [54:34]

 第1部『青春の日々より〜花・果実・茨』
  第1楽章:春、そして終わることなく [14:22]
  第2楽章:花の章 [05:28]
  第3楽章:順風満帆 [06:10]

 第2部『人間喜劇』
  第4楽章:難破!〜カロ風の葬送行進曲 [09:22]
  第5楽章:地獄から [19:12]

 北ドイツ放送交響楽団
 トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)

 録音時期:2013年5月29-31日、2014年1月20-23日
 録音場所:リューベック、ムジーク・ウント・コングレスハレ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Track List   

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”巨人”が異形の交響曲であることを改めて...

投稿日:2017/11/22 (水)

”巨人”が異形の交響曲であることを改めて思い知る機会を得た もうベートーヴェンの残映を引き摺っていないことも明白になった 簡明な旋律と荒々しい推進力を以って水平方向へ和声を展開する音楽は現実離れした夢心地の世界へ聴衆を誘引する ロマン派の終焉の地に近づいたことを思い知らされる その初めから終末の風を漂わせる音楽は甘美で危うい風情を纏う 楽章の前半を導入部に費やす第1楽章が象徴だ 明確な主題を提示せず揺蕩うオーケストラの作り出す”空間”にマーラーが陽炎のように立っている 終わりの始まり 新しい世界が来る予感に身が震える ヘンゲルブロックはこの一曲でマーラーを語ってしまった 綴ってしまった おそらくもうマーラーに帰って来ることはないだろう それでいいように思う 今日突然マーラーが聴きたくなった そこで引き出したのがこのヘンゲルブロック盤だった 久しぶりに再聴して驚いた この新鮮な感動は何だろう もしまだであれば お聴きになっては如何 通常の”巨人”と同様愉しめること請け合い

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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演奏自体は後述の通り、なかなか面白いし、...

投稿日:2014/07/06 (日)

演奏自体は後述の通り、なかなか面白いし、録音も優秀だからハンブルク稿の代表的な録音として推したいところなのだが、肝心の「稿」に大きな問題がある。「花の章」入り、第1楽章の提示部反復やスケルツォ冒頭部のダカーポがないわけだから、まぎれもなくハンブルク稿なのだが、この稿の特徴と言われてきた通常版のオーケストレーションとの違いがほとんど無くなってしまっている。残っているのは第1楽章序奏、最初のファンファーレが舞台裏からのホルン(通常版ではクラリネット、かつてのハンブルク稿では舞台上のホルン)になっていること、終楽章でティンパニが通常版と違う動きをする箇所があることぐらいか。葬送行進曲冒頭もコントラバス・ソロだ。国際マーラー協会はこの版を全集の補巻として出版するらしいが、この協会の間抜けな体質がまた出てしまった。こういう楽譜があることは事実のようだが、こんなに通常版に近いものをわざわざ出版してどうするのよ。 演奏自体はどこが面白いかと言うと、このコンビがこれまでソニーに録音してきたシューベルト、メンデルスゾーン、シューマンの録音と同じく、楽器はモダンだが、明らかにピリオド志向があること。第1楽章以外、テンポは概して速めで表情は淡白、オケは室内楽的に各パートが透けて見えるように聴こえる。ティンパニは明らかに硬めのマレットを使用、弦楽器のヴィブラートも皆無ではないが、かなり控えめであろう。1番の録音ではノリントン、ロトなど、そういう志向のディスクが既にあったが、彼らが通常の4楽章版を使っていたのに対し、ピリオド風アプローチにさらに適したハンブルク稿を使ったのがこの録音。だからこそ、通常版と違ったオーケストレーションの面白さをもっと聴かせてほしかった。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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Introduction Individuals/organizations

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Mahler (1860-1911)

Gustav Mahler (1860-1911) was a composer and conductor of the late 19th and early 20th centuries whose career was centered largely in Vienna. A youthful supporter of Wagner and Bruckner, he absorbed aspects of their music in his semi-autobiographical works, adopting their adventurous harmonies and large-scale forms. Mahler's style is notable for its extreme emotions, from triumphant and joyous to

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