CD

Electric Guitar Ni Yoru Steve Reich Gakkyoku Shuu

タケムラヤスシ

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
MRCD001
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Customer Reviews

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Steve Reichの「Electric Counterpoint(19...

投稿日:2016/03/02 (水)

Steve Reichの「Electric Counterpoint(1987年)」は、Pat Methenyにより初演され、数々のミュージシャンに取り上げられてきましたが、ロック・ファンには、Reichの「Radio Rewrite(2014年)」に収録されたRadioheadのギタリスト、Jonny Greenwood による素晴らしい演奏で知られていると思います。 私は、日本のタケムラヤスシもこの作品に果敢に取り組んでいることを知りました。 タケムラヤスシ(竹村安司、1978年〜)は、ギタリスト、DJ、そして作・編曲家でもある才人。 この「エレクトリックギターによるスティーヴ・ライヒ作品集(2014年)」は、30分にも満たないアルバムですが、Reichの世界を見事に演奏しきった質の高い作品だと思います。 タケムラのギターが織り成す、Reich独特の寄せては返す波のような反復、その得も言われぬ快感に、すっかり魅せられてしまいました。 そして、Reichが、ロックやダンスミュージックの分野にまで、大きな影響を及ぼしていることに改めて気付かされました。 1曲目「Music for pieces of wood(木片の音楽)」は、それこそ木切れを叩いたような打楽器的奏法によるギターの音が面白いと思います。 2曲目「Nagoya Guitars」に、ノリの良さと共に、何となく日本的な情緒が漂うのは、曲名に「名古屋」が付いているのと、奏者が日本人であるためでしょうか? そして、3曲目「Electric Counterpoint : I. Fast」、4曲目「Electric Counterpoint : II. Slow」、5曲目「Electric Counterpoint : III. Fast」。 タケムラの演奏には躍動感が漲っており、ミニマル・ミュージックとは言え、足が自然にステップを踏んでしまいます。「不思議なダンスビート」と表現したいくらい。 ラストの「III. Fast」では、多重録音されたベース音が効果的で、タケムラの世界がどんどん広がっていくイメージ。 増幅されたギターの音色が正に快感で、部屋の空気が振動しているように感じられるのは、ボリュームが大きいのではなく、タケムラの演奏能力が優れているからだと気付きました。 彼が欧米のミュージシャンに負けないほどのテクニック、そしてセンスを有しているのは間違いないと思います。 繰り返し何度も聴いてしまう傑作。ジャケットもいい雰囲気です。

hiro さん | 愛知県 | 不明

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