デイビッド・r.モントゴメリー

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土と内臓 微生物がつくる世界

デイビッド・r.モントゴメリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784806715245
ISBN 10 : 4806715247
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan

Content Description

マイクロバイオーム研究で明かされた人体での驚くべき微生物の働きと、土壌での微生物相の働きによる豊かな農業とガーデニング。農地と私たちの体内にすむ微生物への、医学、農学による無差別攻撃を疑い、地質学者と生物学者が、微生物研究と人間の歴史を振り返る。微生物理解によって食べ物、医療と私たち自身の体への見方が変わる本。

目次 : 庭から見えた、生命の車輪を回す小宇宙/ 高層大気から胃の中まで―どこにでもいる微生物/ 生命の探究―生物のほとんどは微生物/ 協力しあう微生物―なぜ「種」という概念が疑わしくなるのか/ 土との戦争/ 地下の協力者の複雑なはたらき/ ヒトの大腸―微生物と免疫系の中心地/ 体内の自然/ 見えない敵―細菌、ウイルス、原生生物と伝染病/ 反目する救世主―コッホとパスツール/ 大腸の微生物相を変える実験/ 体内の庭/ ヒトの消化管をひっくり返すと植物の根と同じ働き/ 土壌の健康と人間の健康―おわりにかえて

【著者紹介】
デイビッド・モントゴメリー : ワシントン大学地形学教授。地形の発達、および地質学的プロセスが生態系と人間社会に及ぼす影響の研究で、国際的に認められた地質学者である。天才賞と呼ばれるマッカーサーフェローに2008年に選ばれる

アン・ビクレー : 流域再生、環境計画、公衆衛生などに幅広く関心を持つ生物学者。公衆衛生と都市環境および自然環境について魅力的に語る一方、環境スチュワードシップや都市の住環境向上事業に取り組むさまざまな住民団体、非営利団体と共同している。本書は初の著書になる。モントゴメリーとビクレー夫妻は、ワシントン州シアトル在住

片岡夏実 : 1964年神奈川県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    この著者のほかの本を読んでその前に書かれたこの本を読んでみました。土壌と人間の腸の役割は本当に似ていると感じました。このような分析が進むことによって従来わからなかった病気などの原因も解明できそれに対する対応もできるということなのでしょう。都会では殆ど触れることができなくなっている土の役割をもっと認識していくことが重要だと感じました。

  • やいっち

    人間の体を構成する細胞は、数十兆もあるという。  一方、人間の体の内外に共生する細胞は、その3倍とも10倍とも。  合計すると、平均的な成人で、一個の人体には、200兆を超える細胞が犇めいていることになる。  その人間と共生する細胞の相当な割合は、大腸などの中に生息している。 類書の中で本書は視野が広く、細菌関連本では傑出している。

  • トムトム

    バクテリアもウイルスも敵ではありません。いて当たり前。いないと困る生物たちです。良い本でした。除菌だ殺菌だと彼らを皆殺しにしても、良いことはありません。除菌しすぎて手が荒れているのに健康だと思っている現代人。あなたにとって健康とはなぁに?

  • zoe

    原題「THE HIDDEN HALF OF NATURE」植物を育てようと思うと土から作らなければいけない。短絡的にリン、チッソ、カリを加え、農薬を蒔けばいいってものじゃない。長期的に植生と微生物を考えなければならない。人の体も同じ。体内の細菌を育てると考える。消化器をよく理解し、通過点に住む細菌毎に、食べ物を有用な化学物質に変換してもらう。未消化で次のゾーンに到達した食べ物は、害をなすかもしれない。妊娠した女性は、食べ物に気をつけるかもしれませんが、男女問わず、いつも体内で大事なもの育てていると思えば。

  • たまきら

    読み終わってうなりました。三木成夫を読んだ時のような、世界の謎が少しまた自分の中でゆるやかに姿を見せたような、そんな読後感でした。以前農水省の人が非科学的だと言って非難してきた「無農薬野菜のほうが栄養価が高い」がきちんとこの学者によって証明されている事実に胸がいっぱいになりました。人間は実はひとつのエコシステムであるという事実は、宇宙の謎を解くカギだと思います。Mind blowing.

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