村上春樹を読む午後

小山鉄郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163900803
ISBN 10 : 4163900802
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
277p;19

内容詳細

最良の読み手二人の対話による、村上作品の読み解き。鋭敏な批評家と、日本記者クラブ賞を受賞した記者が村上春樹の小説を徹底して読み、村上文学の中心へと鮮やかに切り込む。15のコラム、書誌的年譜付き。

目次 : 対話1 『風の歌を聴け』から『アフターダーク』まで/ 対話2 『1Q84』を解読する/ 対話3 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の魅力/ 対話4 短編小説をめぐって

【著者紹介】
湯川豊 : 1938年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。文藝春秋に入社し、「文學界」編集長、同社取締役などを経て、東海大学教授、京都造形芸術大学教授を歴任。著書に『須賀敦子を読む』(読売文学賞受賞)など

小山鉄郎 : 1949年群馬県生まれ。一橋大学経済学部卒業。共同通信社に入社し、社会部などを経て文化部・文芸担当記者などを務める。現在、同社編集委員兼論説委員。2013年に日本記者クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 踊る猫 さん

    私もそれなりに「ハルキスト」なのだけれど、近年の村上春樹の作品は一度目を通しただけで投げ出してしまっていた。だが、ふたりの対談を読むと彼らが如何に細部に目を凝らし(悪く言えば、それだけマニアックに)読んでいるかという読みの強度に唸らされる。あまり感心しなかった『1Q84』を読み直してみようか……読者を選ぶ本だと思うが、コアな村上主義者は本書をスルーすることは出来ないだろう。蛇足だが、本書を読んで初めて村上春樹が中華料理を嫌いであることを知った。村上と近しい/親しい立場に居る人物だけが語れる対談がここにある

  • Isamash さん

    元文藝春秋取締役の湯川豊・京都造形芸術大教授および小山鉄郎・共同通信社編集委員兼論説委員による2014年著作。映画「ドライブ・マイ・カー」を見て感動したが原作の村上春樹氏「女のいない男たち」を読んでもさっぱり分からず本著作を手に取る。小山氏は村上文学は成長の物語と述べているがピンとこない。ただ小山氏があとがきで引用の「この世には絶対的な善もなければ全体的な悪もない」「重要なのは動き回る善と悪とのバランスを維持しておくことだ」及びロシア人翻訳者の「社内の中での孤独の問題」を考えられるは、理解の鍵になるかも。

  • 抹茶モナカ さん

    文芸評論の本で、村上春樹作品を取り扱っている訳だけど、村上作品では某が重要で、として挙がる某の数が多くて、結局、どれもこれも重要な気がするくらい指摘する。タイトルの割に読みづらい対談なのは、硬派な書評のような部分と、思い込みでしょ部分と、玉石混交な本なので、どういうスタンスで接して良いやらで、なかなか集中出来なかったせいか。村上春樹作品への思いは感じた。

  • こうちゃ さん

    鋭敏な批評家・湯川豊と、日本記者クラブ賞を受賞した記者・小山鉄郎が、村上春樹の小説を徹底して読み、対話により村上文学の中心へと鮮やかに切り込む。4つの対話と15のコラム、そして26ページにも及ぶ書誌的年譜付き。〔1Q84〕〔色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年〕についての対話を読んで、自分の解釈が概ね同じだったことに安心する。

  • 酩酊石打刑 さん

    文体についての言及は興味深かった。あとはまあ、いい意味でも悪い意味でも「村上さんとつきあいがある」人たちの村上春樹論だといった感じだ。対談分よりも、それぞれのコラムの方が楽しく読めた。小山鉄朗という人の深読みは、ちょっと鬱陶しい気がした。

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